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ATH-W1000Zレビュー:W1000シリーズの集大成

2015年01月22日 | ヘッドホン、音響関連


























W1000Zレビュー:W1000シリーズの集大成

前置:中国語版の元記事は秋のヘッドホン祭2015の時作成した
   この記事は友人のsuzumiyaminamiさんによって日本語訳を作成していただいた

W1000Zの概観、いわゆるウードハウジングの評価は人によってそれぞれです。
今回に使った天然チークはアサダ桜ほど美しくないと思いますが、
W1000Xのブラックチェリーと比べたら優劣をつけるのが難しいです。
音質に影響はございませんが、W1000Zのハウジング表面にチークにしかない独特な黒い点がある。
自分は少し気になりますが、しかし最終的に求めるのは音であって、あえて気にしないようにした。
今回の試聴はW1000Zの音響性と音楽性以外、最も大事なのは自分の耳でチークの音を感じることです。

大事な音ですが、W1000Zの音はとてもバランスがいい。
色付けがちょうど良くて変な癖はありません。
「W1000Zに女性ボーカルの艶がありますか?」と聞かれたら
「オーディオ機器との組み合わせによりますよ」と答えします。
HA22TUBEとの組み合わせで、W1000Zの全体実力を最大まで発揮させることができます。

W1000Zの音はバランスがすごくいいです。
低域はW1000Xほど重すぎない、中域も凹みがない、高域はW3000ANV/A900XLTDよりほんの少し目立つことを感じる。

w1000Xの低中高域までの配分が7-6-5-6-6だとしたら(前回w1000XレビューのなかHP-A8との組み合わせの主観感想です)
W1000Zの配分は5-5-5-5-6, 高域が少し強調される以外、全体的にとてもバランスがいい。

少し高域よりとはいえ、モニーターライクで色付けがないオーディオプレイヤーでのW1000Zの高域も刺さらない。
この辺はW1000Xより小さな改善とは言えるでしょう。
普段オーテクがよく密閉型の1000番台に使われていたパーマロ磁気回路はW1000Zに使われていませんので、
音のイメージはよりスピード感があってストレージです。
W1000Xのようにまったりでゆっくりした感じとはだいぶ違う。
この点についてはある程度の妥協だと考える

W1000の解像度は1000番台相応のレベルを備えている。
でもパーメンジュールを使われていたオーテクのフラグシップにはやや劣る。
とはいえ、W1000Zの音響性は適切なオーディオプレイヤーとの組み合わせたら、素晴らしい音を出してくれる。
分解能とディテール及び結像のくっきりさはA900XLTDより少し優れる。

W1000Zの音場はやや広い,、新したイヤーパットのおかけで、(W1000ZのイヤーパットはW1000Xとの材料が同じですが、形が違います。)
広さはそこまでないが、W1000ZはW1000Xより立体な名音場感を構築できた。そしてなによりいい音場定位性能と分解能がある。
少人数のジャズボーカルでははっきり奏者の位置がわかり、現場の空気まで再現できるほどの質がある。

実はW1000ZとW1000Xには似ている部分がいくつかあり、たとえ密閉型の篭りを感じないこと。
そして音場では密閉型の中でもなかなか広いレベルです。(W1000ZはW1000Xより狭いかもしれません。)

そしてみなさんが気になるボーカルのパフォーマンスについて、
今回試した三つの組み合わせではそれぞれ違う結果になった。
前に言った通り、女性ボーカルの艶はオーディオプレイヤーと組み合わせよって大幅に変わる。

現場にのデモ配置:
Pioneer PD-10 + AT-HA22USB (RCA LINE CABLEはAT-SA2000)

正直、この組み合わせの音はとても優秀であり、この後試したポータブルオーディオシステムよりずっといい。
全体の透明感が素晴らしく、まるでオープンエアー型風の味に染めた感じがする。
女性ボーカルのパフォーマンスは甘すぎず、程よく色付けていて,
AD1000のような中高域寄り、そして透明繊細の表現といくつか似ている。
ボーカルの位置はセンターで少し前に出ている、つまりやや近い。
W1000Xのようなボーカルが頭の後方にある音場定位とは違って、HD800のようなボーカルが周りを包囲する感じでもない。
高域は刺さりませんが、伸びと広がりは優秀。
A900XLTDとW3000ANVより少し明るくて、ちょっぴり刺激感がある点についてはAD1000とよく似ています。
AD1000好きの私はW1000Zにとても好感を抱いているヘッドホンである。

低域の締りも丁度よく、W1000のような足りないことはない。
私は視聴する時でスタッフに:この音はオーテクらしいですね(笑)

そして現場にあるオーディオシステムですが、
PD-10は試聴した経験により、色付けがない解像度が高いCDプレイヤーでした。
よって、このシステムの色付けはほぼAT-HA22TUBEにあると言えるでしょう。
スタッフに「なぜもっと上位のCDPを使わないですか?」と聞いたら、
向こうの答えは「実際にD-30/70そしてSA8004を試しましたが、
CDPに色付けがあればW1000Zのありのままの個性を表れませんので、PD-10を展示用のオーディオシステムに選びました。」

W1000Z + Fiio X3(直刺し)

Fiio X3(High Gain)にW1000Zを刺して試聴したら、クリアで理性的な音でした。
音の傾向はやや中高域よりで、ボーカルは色付けがたりなく、やや機械的な響きでした。
高域は強調されすぎて、艶がなくて地味ですが、解像度とクリアさはそのまま保っている。
Fiio X3との組み合わせではW1000Zがをちょっとモニーターライクの音にしたが
本物のモニーターヘッドホンのよう硬い音ではなく、より柔らかくて暖かい音と聞こえる。
Fiio X3は据え置き型のオーディオシステムと比べ物にならないですが、
W1000Zがもし色付けのないDAC、ヘッドホンアンプに繋いだら(例えばHP-A8, UD-501/301)大体こんな音かと推測する。

Fiio X3 + Fiio E12 + W1000Z

この組み合わせではまるでA900XLTDのような音でした
音の厚みがあって、ボーカルは暖かく、より密閉型のような鳴らし方でした。
女性ボーカルの味付けを強調したのははっきり聞こえる
低域の量感と空気感も若干強くなり、音響性能、解像度などははX3に直刺しとあんまり変わらなかった。

チークの音の傾向

いくつの組み合わせを聞いたっら、
W1000/W1000X/W3000ANVなどのヘッドホンと比べて、
チークハウシングの音は繊細かつ透明で、オーピンエアのような滑らかな音と感じた
中高域/高域はより澄んで、中域はアサダ桜のような残響があく、W5000の黒檀材のような高速で硬質な音にも似てません。
あとで試聴したESW9LTDにも似たような音がした。

まとめ

今回はおよそ20分をかかってW1000Zを試聴した。
W1000Zは昔のオーテクのような音作りであって
うまくW1000とW1000Xのスタイルを融合しバランスをとっているというヘッドホンと感じた

オーテク好きなら、きっとこの音を馴染んでいるでしょう
音響性能はW1000より大幅の改善が見られ、W1000Xと比べてもわずかであるがの進歩した。

A900XLTD/W3000ANVと比べたら、W1000Zの音はより明るく、
透明でまるでオープンエアーヘッドホンのような感じがする。
ボーカルの色付け、艶の強さについて、A900XLTD >= W3000ANV > W1000Zになる。
個人的にはW1000Zはオーテクの集大成であり、誠意一杯の傑作と言えます。
もちろん、パーメンジュールを使ったW3000ZかW2000Zのほうが欲しいのは本音ですが
最近好評のSONY MDR-Z7と比べたら、Z7の音響性能/解像度は確かにW1000Zより優秀と感じた


総合評価  90
うまく昔のオーテクと新オーテクの音を融合した傑作
低域  80
量がぴったり、スピード、解像度ともに優秀。壮絶さはW1000に劣る。
中域  85
中域は強調されず凹みがない、オーディオプレイヤーとの組み合わせによって違うパファーマンスが出る。
高域  95
高域は透明で細膩、音がオープンエアー型のような味がする。
音響性  92
音響性はオープンサブフラグシップのレベルです。パーメンジュール磁気回路を使ったフラグシップには劣る。
ボーカルパフォーマンス  90
オーディオプレイヤーとの組み合わせによって違う、アンプはHA22TBUEとの組み合わせを強くおすすめ。
樂器のパフォーマンス  80
特に少人数ジャズでの楽器パフォーマンスの質がとてもいいです、でもある程度の色付けがある。
解像度  92
優秀、オーテク1000番台シリーズと同等レベル。
分解能  92
優秀、W1000よりいい、W1000X/A900XLTDと比べたらわずかに勝。
音場定位  90
音場の形が立體的。
音場の大きさ  90
音場の形が広くて、W1000Xよりやや狭い。
色付けの具合  75
色付けが強すぎて癖があるようなことはならない。
コスパ  80
コスパは良好である、でも同じ値段の中、音響性はソニーMDR-Z7より劣る。


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