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Audio-technica ATH-W3000ANV 長期レビュー

2015年01月14日 | ヘッドホン、音響関連






































Audio-technica ATH-W3000ANV 長期レビュー

前置:元の中国語記事は2013年で作成され、友人のsuzumiyaminamiさんによって日本語訳を作成してもらった(自分は時間がないため)
   値段などの情報は2013年のものです、今はもうありえない値段になってしまいました

ATH-W3000ANVを入手できたのは実は予想外のきっかけでした。
台湾オーテクパーティを主催したあと、
次に購入する候補に入れたのはATH-W5000となり
だが買おうとした際、友達からのメッセージが届いた
「あるATH-W3000ANVの新品即決で78000円」

10分ほど悩んで、そして購入ボタンを押した。
W3000ANVの販売時の平均価格は78000円でした、
ある時期ヨドバシカメラなどで在庫決済でポイント還元と合わせたら実質6万円ぐらいに落ちたことがあったが
残念ながらそのときの私はまたADシリーズに夢中で、Wシリーズに対しては欲望を持っていませんでした。
今になって、78000円の新品W3000ANVは滅多にないです。

「コレクションに入れても良いではないか」

実際、ヤフオクでそれを買ったら、そのあとW3000ANV新品の販売履歴ははもう出てませんでした。
eイヤホンが入荷した中古品でも9万円に急上昇したことがある…
こう見たら自分が入手したタイミングはベストではありませんが、後悔するほどでもありません。

実は買う前にW3000ANVを何回も聞いたことがありますが
でもきちんとしたシステムで試聴したことがありません。

初めて聞くときはソニーウォークマンのA857で転換プラグを使って再生した。
二回目はZ1070に直挿し。
三回目はFiio E17に挿し。
毎回、僅かななんだけど進歩してましたが、

今の視点から見ると、これらのポータブルオーディオプレイヤーはW3000ANVの実力をはっきり発揮できません。
手元にある適当に挿してもいい音を出せるAD1000PRMと比べたら、
W3000ANVがポータブルオーディオシステムでの表現は普通レベルでそんなに目立たない。
でもこれはW3000ANVのせいではない、
ポータブルオーディオシステムのドライブ力の不足でW3000ANVの実力を完全に発揮できませんからだ。

W3000ANVの箱を気を付けて開けたら、
中身には一つ綺麗な封筒があり、その中に青いカードがありました。
このカードは皆も見たことがある方もいると思います、
オーテク創立50周年記念の限定ヘッドホンを買った人にはこのカードがあるはず。
だがなぜか、上にある文字が私を感動させました。

「AT製品をご愛顧いただきましてまことにありがとうございます。
2012年4月、おかげさまでオーディオテクニカは創立50周年をむかえることになりました。
お買い上げの品は、50周年記念モデルです。
節目の年にふさわしい心ゆたかなプレミアムアイテムをめざし、
どうぞ末長くお楽しみくださいますように、またこれからもAT製品をお選びいたたけますように、
半世紀の感謝をこめてお願い申し上げます。」

はじめてオーテク家の製品を買う方には、
このカードの文字はただの宣伝文字しか感じないかもしれないが
でも私にとっては、確実に心の弦にふれた。
実は私の初めてのオーテクはATH-AD1000ではなく、
中学の時で買ったのATH-M20です。当時のオーディオプレイヤーはPanasonicのSL-SX500。
なるほど、その時から私はモニターライクの音が好きでしたか(笑)。
2007年になったら、私のヘッドホンはソニーのMDR-F1からATH-AD1000にグレードアップした。
その時で感じた感動はオーテクを好きになった原点です
今になって、6年を掛けてようやく初めての越前漆塗りヘッドホンを入手出来ました。
だからこのカードを見たらとても感じます。

試聴環境

アンプ : Audio-technica AT-HA5000
DAコンバーター : FOSTEX HP-A8
パワースプライ : FURMAN SS-6B (EMI/RFI フィルター/突波を防止機能あり)
再生ソフト : HQPlayer (DSD DoP Playback)
音楽 : CDからリーピングされたWAVをAudio-gateを通じてDSD64に転換されたDSFファイル。

主な試聴用曲リスト:

やなぎなぎ - Nachtflug
やなぎなぎ - ジオメトリア
マクロスF - ふなのり(May'n)
Linked Horizon - 花が散る世界[Vocalized Version]
EGOIST - 原罪の灯
EGOIST - 想いを巡らす100の事象

比較対象モデル:

Audio-technica ATH-W1000
Audio-technica ATH-AD2000X
Audio-technica ATH-AD1000PRM

比較対象アンプ、オーディオプレイヤー:

Audio-technica ATH-HA26D
FOSTEX HP-A8 アンプ部だけ
Fiio E17 アンプ部だけ
SONY Walkman Z1070 直接挿し。

据置型オーディオシステムに挿すW3000ANV

【音場】
まるでL3000のような広くて自然な音場でびっくりした
手元にあるベストのシステムでW3000ANVをテストし
初めて驚かせたのは密閉型ヘッドホンの中でもう完璧に近い音場パフォーマンス。

立体感とリアリティは私が今まで聞いた密閉型のなかで最もいいです。
音場は広くてでいいだけではなく、
広すぎるとボーカルは遠く離される傾向になります。
そして形も同じくとても重要です、
左右と前後の広さは一致するのがいいです。
ボーカルと楽器の距離もじっくり考えて捉えらること必要があります。
この部分W3000ANVは黄金比を捉えたと言えるでしょう。

最も重要なのは音場のリアリティです。
ここでは良く築いてくれます。
リアリティは常に振り向いて隣に誰かが演奏してるを確認しようと思うほど素晴らしいです。

私の部屋にはヘッドホンシステム以外もInfinityとD型アンプと構成された 2ウェイ・スピーカーシステムがあります。
普段は光デジタル分配器を使ってるので、
ヘッドホンシステもとアンプは同時に音が出ます、
たまにヘッドホンを付けたままスピーカーをオフにすることを忘れて、
AD2000Xなどのオープン型ヘッドホンをつけるときにはパワフルで広い音場を感じます、
そういう時はスピーカーの電源を消すのを忘れたことを知り、
手を伸ばしてアンプの電源を消します。
しかしW3000ANVを付けたあと、良く手を伸ばしてアンプの電源を消そうと思って、
それで電源はそもそも入ってないと気づいたことがよくある。
つまりW3000ANVはそういうパワフルで、前方定位的な音場を築けます。
これはオーテクの中では非常に珍しい。
唯一私にこのような音場パフォーマンスを感じさせた密閉型ヘッドホンはもうヘッドホン祭で現れたA200->HA2002->ATH-L3000という神コンボだけです。

先週でW1000Xを試聴したけど、
当時はウォークマンZ1070に直接挿すとW1000Xの音場が不思議ほど大きい、
そして密閉型ヘッドホンの独の篭もり感がない。
W1000Xの音場は横方向とは非常に広い、
縦方向の広さはまだ良い感じ、楕円形を築いてる。
しかし広いとはいえこれは人為的に作った空間感に容易に判断出来ます。
この点手元のソニーSA3000も同じです。音場は広いですがリアリティが足りません。
でもソニーのMA900とW3000ANVは立体的にリアリティがある音場を築くことができます、
音響性ではMA900が一つ下ですが。

多分W3000ANVの音場はアサダ桜のハウジングの残響によると思います。
海外のW3000ANV的Impulse Responseテスト(インパルス応答)の中では見れます。
W3000ANVの応答速度がとても素早く、でも残響は長く続きます。

同じくアサダ桜のハウジングを採用するW1000は音の特性ではW3000ANVと大きく違いますが、
でも一部の曲上はこういう錯覚が招くほどリアリティがある音場を持ってます。
これは確かにアサダ桜こその独自特徴の醍醐味でしょう。

ボーカル:女性ボーカルの艶はオーディオプレイヤーによって搾り出せる

AT-HA5000とW3000ANVのコンボ、
多分これは皆さんが最も興味を持つポイントの一つ、
W3000ANVに艶があるでしょうか?
答えはあり、少なくともAT-HA5000に挿したら、ある。
W3000ANVの公式認定コンビとはAT-HA5000ANVですが、
これは限定版なので入手には非常に困難。
よって、市販があるHA5000に挿す。
HA5000に挿すと、ボーカルが一気に前より一輪近くなりますが、
伴奏とボーカルの役割と音場は元々の大きさです。
例えにすると、
ボーカルは自分の前3メートルのところで歌うようなイメージで、伴奏は10メートルの後ろにあるようなイメージです。
ボーカルはとても近いとは言えませんが、女性ボーカルのアカペラでの密度感と明るさはオーテクの昔の伝統を継いでます。

HA5000はある程度の色付けに提供し、
その色付けで中域にもっと厚みがあるようになって、より密度がある繊細な表現です。
そしてW3000ANVのパーメンジュール磁気回路でもう一歩低中域の量と応答速度及び解像度を強化します。
総合的のボーカルは解像度と感化力を同時に備えて、
よく鳥肌が立つほどの良いボーカルが出ます。

FOSTEX HP-A8で試聴

極めて華やかな音です
音場の広さはHA5000より一輪大きくなります。
楽器の光沢感と艶はすべて良く聞こます。
ボーカルと伴奏は同じラインで共演してる感じで、すし離れるように感じますが、背景音楽に埋め込まない。
音はHA5000より感化力より減りましたが、リアリティが増した。
HP-A8のアンプは確かに悪くありません、
でも明らかにオーテク自家のアンプHA5000のほうがW3000ANVの醍醐味を晒しだせる。

Audio-gateのDSD変換:女性ボーカルの艶を増強する良い手段

もしPCM再生の時の女性ボーカルの感化力に足りないと感じたら、
Audio-gateでWAVをDSD(.DSF)に変換すると、女性ボーカルの感じは調味料入れた感じのようです。
でもこのアルゴリズムは非常に完成度が良くて、変換してDSPに処理された感じは一切ありません。
HP-A8でDSD再生したら、音がより密度が高まって、より滑りがよく、リアリティがもっとあるようになります。
音程のデジタル感も消え、転じて、音楽は高級アナログシステムで再生した音に感じます。
解像度は全く下げることがなく、もっと自然で人の心を揺るぐ。
DSDは確かに女性ボーカルの艶を増強する手段の逸品である。
たとえWAVをもって変換しても同じ効果あり。

音の傾向

W3000ANVの音域上のバランスはとても良く、
低域の沈みと高域の伸びはとても素晴らしい。
解像度ではAD2000X、W5000と同様オーテクヘッドホンの中で最高クラスである。
若しくはパーメンジュール磁気回路を使われたオーテクヘッドホンは同じレベルのクラスに所属するということでしょう。

昔の作品のW1000とW5000は常に低域量が足りないと良く指摘されます、
そしてW1000Xの低域の量が多すぎる気がする。
W3000ANVは低中高域丁度5:5:5バランス良くに分割される感じ。
そして個人の感じではW1000Xは7:4:6、W1000は3:5:7、W5000は4:6:7です。
そして音の傾向の総合的に感じると、W3000ANVは音圧があるパワフルな音です。

W1000XとW1000を語れば、
パーマロイ磁気回路を採用して、W1000XとW1000には唯一の同じのところ、
それは音の色付けはまったりゆったりの聴き疲れにくい音色です。
音の結像はとても明晰ではないが、とってもリラックスで心地いいです
でもパーメンジュールを採用するW3000ANVは音圧がある音で、
結像はまるで弓を限界まで引き絞り一つ一つ脳内に打ち込むのイメージです。
だから相対的に、W3000ANVは聴き疲れやすいです。
連続30分聞いたら暫くの休みが必要です。
そしてこの点について、W3000ANVはW1000Xのアップグレード版とは言えません。
この2つのヘッドホンの個性は全く違います。
そして前も話した、W3000ANVの残響はとても感化力を持ってて、中域とボーカルにとても華やかな共鳴の感じます。


やなぎなぎは私の大好きな歌姫の一人、
その歌声は明るくて透明でとても繊細です。
やなぎなぎ最初は同人活動から始まり、
その途中は短い間暫くガゼルの名義でニコニコ動画でカバー曲を発表した。
やなぎなぎに関する紹介は私のもう一つのスレを見てください。

Nachtflugは幻想樂風、冬のような寒い音調を持つ一曲です。
W3000ANV上のNachtflug、すべての音符が氷晶のような脳内に落ちます。
すべての楽器の音がとても明確でパワフルです。
ボーカルと楽器は同時に前寄りで、
立体的に広い音場をキープし続ける。
なぎの歌声は繊細ですが弱くありません、
強い意志で自分の主張を表現するような感じです。

この歌は私が必ず備える試聴曲の一つです。
密閉型ヘッドホンの中で最もこの曲を上手く表現したのはW3000ANVです。
オープン型ヘッドホンもっともいいのはAD2000X、
W3000ANVと比べたらAD2000Xはよりまろやかで広くてリアルです。

ジオメトリアの曲風は前曲のNachtflugに似てますが、
表現する形は違いいます。
冒頭からなぎのアカペラが印象に残ります。
続いて大量の電子楽器と高いスピード感があるメインテーマが流れこんで、
ヘッドホンのボーカルと楽器の分解能とヘッドホンが電子楽器の打ち込みの良さを検閲できます。

W3000ANVはこの点にはすごく良い。
低域の表現は丁度良くて、電子楽器の表現も刺さりがない。
ボーカルも楽器に干渉されません。
他のヘッドホンを比べてみたら、
W1000は楽器だとすこし荒くて、リズムに追いつけない。
AD1000だと電子楽器の表現では慌てて機械ぽい。
そしてこの曲に対する表現が一番いいのはオープン型ヘッドホンのAD2000X、
ボーカルはW3000ANVよりちょっと前寄り、
ボーカルの艶がもっと強い。
足りる低音と枠を感じない音場は電子楽器を非常に完璧なレベルまで表現した。
この曲ではAD2000Xをもっと高い評価を与えます。

この歌は私がマクロスフロンティアのシェリル(May'n)に惚れた肝心です。
抑揚をつけて歌う、熟練したテクニック、
初めてこの曲を聞いたらもうすっかり無我夢中です。
今までこの曲もボーカルの表現のとてもいいサンプルの一曲、
そして必ず私のヘッドホンテスト用の一曲。
W3000ANVはこの曲を上手く表現し、
欠点は完全に見当たらないです。
解像度はとても高く、
May'nの喉の振動と唇の形が脳に具体的な形を築くことができるような感じ。
AD2000X上のこの曲も素晴らしいです、
脳内イメージはW3000ANV的に明確ではないが、
色付けと感化力はW3000ANVより夢幻です。

女高音の表現を試す曲です。
最初は背景音は風の音を含まれてます、
音場表現にもある程度のレベルが必要。
この曲W3000ANVはある程度の良さを発揮する。開放感と透明感は普通のレベルです。
比べてAD2000Xはいい表現です。
枠がない音場は十分風が吹いてるようなイメージを描いた。
曲の中の女高音表現とオープン型ヘッドホンの先天的優勢の上では、
AD2000Xの透明感と透過性は確かにW3000ANVを圧勝した。


曲の冒頭からは女性ボーカルのアカペラ。
僅か残響と伴う歌声は女性ボーカルの表現の完成度に試せます。
W3000ANVを付けたら、はじめから中毒した。
音はまるで魔性があるように、
繊細で、エコーがあります。
この曲の録音では音場をやや小さくなりますが、肝心な女性ボーカルとは完全無欠と言えます。

AD2000X上の原罪の灯では、
女性ボーカルの艶の色付けのはW3000ANVと違います。
中域が目立って中強レベルの色付けがある。
繊細感はややW3000ANVに劣りますが、
女性ボーカルの艶の感化力はW3000ANVより優れます。
オープン型ヘッドホンの女性ボーカルは高音の結像はW3000ANVに負けますが、
曲の小さい感じの音場は開放され、それでより自然で聞き心地いい。

まとめ

W3000ANVはオーテク五十年以来の來総合的な代表作品。
もしもっともW3000ANVらしき音を楽しめたいと思ったら、
恐らくオーテクのHA5000ANVやHA5000が必要です。
もしW3000ANVだけでは、たとえ高価のオーディオ機器に組み合わせても、
まるで鞘が欠けてる日本刀のような、ベストの一面を表せることが難しいです。

DACシステムの仕様が良くて(e.g. DSDに対応。)、
そしてHA5000を使うを前提として、
W3000ANVの実力は上手く発揮できる。
この音は絶対に他のフラグシップと戦える。
そして滅多にない密閉型のフラグシップヘッドホンです。
そしてAD2000X,W3000ANVと比べたら曲によって互角してました、
基本的に、AD2000XとW3000ANVの音響性は同じです。
差にあるところは音場、樂器、ボーカルの表現方です。
この部分は本当にの好みによるものです。
私もどちらのほうが優秀かどうかを断言できません。

*最後に

これは女性ボーカルの艶に求める時代です
でも艶の定義は元々人にそれぞれです
という訳で、あなたの心の弦に触れる歌声をこそが自分の心の中で完璧な艶でしょう。
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