都会ではあり得ないことだが、停車中の列車の中にトンボが飛び込んできて、
車内の天井周辺を飛び回っていた。
首都圏を走る列車の中に湘南新宿ラインというのがあり、
東京都内を走っている時は自動ドアだが、
同じ列車が北関東を走っている時は手動ドアになる。
夏の暑い日、冬の寒い日、乗客は列車に乗り込んだら
ドアを閉めるボタンを押すのがマナーのようだ。
ドアを直ちに閉めないとせっかく冷えた車内に外の熱気が入るし、
暖まった車内に冷気が入り込むのを防ぐためである。
このトンボは乗客が乗り込んでドアを閉める一瞬の間に
車内に飛び込んできたのだろう。
時刻表をカバンに入れて旅に出るのは、
これから旅が始まるのだなぁ、と実感するところがよい。
昔は時刻表と言えば交通公社(JTB)と思うのはかなり年齢の高い人のようだ。
JR時刻表の発行部数はJTB時刻表のそれを上回ったらしいが、
私としてはJR時刻表には抵抗感がある。
時刻表はJR、JTBのほか、交通新聞社が発行するコンパス時刻表もあり、
それはコンパクトなサイズゆえ私も買ったことがある。
大型の時刻表を持って行っても、実際に見るページはごく一部なのに、
なぜか大型のほうが安心感がある。
ただ、実際には使うページをコピーしてポケットに入れて旅に出るのだが、
大型の時刻表は読み物としても面白いのである。
今月の男性料理の会で作ったのは家庭料理の定番、
“ピーマンの肉詰め”である。
夏本番の今、ピーマンが安くなったので、
ピーマンの肉詰めが家庭の食卓に登場する機会も多いことだろう。
タマネギのみじん切り、豚のひき肉、溶き卵、パン粉、
酒、塩、胡椒をボールに入れてひき肉に粘りが出るまでかき混ぜた。
フライパンにサラダ油を熱し、蓋をして中火で4~5分蒸し焼きにし、
裏返してさらに2分焼いた。
焦がさないように注意し、ひき肉によく火が通るよう心掛ける、
これがこの料理のポイントだろう。
ウナギの稚魚の不良が原因で、ウナギの価格が高騰している。
ひところ、イワシが高級魚になり、バターがスーパーから消え、
マグロも日本人の口に入らなくなりそうだというニュースもあった。
味噌ラーメンが美味しいと評判の店のメニューから
“味噌バターラーメン”が消えたこともあった。
丑の日に牛丼を食べるという、涙ぐましい話も聞いた。
さて、アナゴとウナギは形が似ているというわけで、
アナゴを買ってきてくれた我が家の主婦シェフである。
東京駅を定刻の午前6時34分に出発した東海道本線下り沼津行325M列車は、
定刻の午前8時39分に沼津駅のホームに走りこんだ。
沼津駅が近づいた時、車内放送が乗り継ぎ案内で、
「乗り継ぎ時間が短いのでご注意ください」とアナウンスする。
確かに時刻表を見ると、沼津駅を発車する浜松行745M列車は、
私たちが乗ってきた列車が沼津駅に到着してから3分後に発車する。
わずか3分の乗り換え時間では車掌のアナウンスが言うように、
乗り遅れないように注意しなければならない。
そこで、私たちは列車を降りるや否や駆け足でホームの階段に走り寄り、
階段を転げ落ちるように下り、そして、地下道を走って隣のホームに
停車している浜松行列車に乗り込むべく階段を駆け上がった。
すると、浜松行列車の車掌は冷酷にも、発車の合図の笛を吹き鳴らし、
スピーカーからは「お早く列車にお乗りください」のアナウンスがある。
息せき切ってようやく浜松行の列車に乗り込んだ私たちは、
しばらくの間ゼーゼーと荒い息をしなければならない。
走り出した浜松行の列車の窓の外を見ると、
ご高齢のご夫婦は乗り継ぎに間に合わなかったようだ。
沼津駅に近づいた時の車内放送、「ご注意ください」とは、
日頃から足腰を鍛えて乗り継ぎに間に合うよう鍛錬するようにという、
まことにご親切なアドバイスだったことが今にしてよく理解できたのである。
スーパーに買い物に行くと、“おふくろの味”ならぬ、
“袋の味”的な食品が多く売られているのに驚いてしまう。
たとえば、“胡麻和えの素”なる商品があるし、
これはヒット商品になった“麻婆豆腐の素”もある。
それだけ家庭の主婦が忙しくなったのであろう。
今夜のメンチカツは自家製だけあって実に美味しかった。
メンチカツが好物の私はスーパーの惣菜売り場でメンチカツを買うこともあり、
使っている油がちょっと古いが、それはそれで結構美味しいと思うが、
やはり自家製のメンチカツにはかなわない。
外出して夕方になったので、きょうの夕食は弁当とサラダなどを買って
食卓に並べるだけにしようと、さんざん迷った結果、結論は上の写真の弁当である。
いつも思うことだが、弁当屋さんの料理人はさぞかし大変だろう。
いつも同じ献立ではお客さんに買ってもらえないし、
かといって、コストのことを考えると、豪華な献立にはできない。
この弁当の主役は「味噌カツ」だが、
主役に引けを取らないほど目立つのは2色のご飯である。
ちなみに、この弁当の値段は787円だった。
7月20日から9月10日まで使える青春18きっぷを使って
静岡へ2人で日帰りで出かけた。
戸塚・静岡間の運賃は大人1人片道2,210円、往復4,420円のところ、
青春18きっぷを使うと往復2,300円で行ける。
普通列車で熱海まで行き、熱海で沼津行に乗り換える。
新幹線で行くより少し時間がかかるけれど、
列車の中の人間模様の観察がおもしろい。
ちょうど夏休みの最中なので、部活帰りの中高生の男女の
会話を聞いていると時間はあっという間にたつのである。
今どきの若いものは、という人もいるが、
列車の中の中高生は皆、将来の日本を託してもよい若者たちと感じた。
千人を収容する神奈川県立音楽堂で開催された、
戸塚区民オーケストラのサマーコンサートを聴きに行った。
連日の猛暑の中、客席は高齢者を中心に満席だったので驚いた。
演奏曲目はドヴォルジャークの交響曲「新世界より」など。
アマチュアオケの良いところは、
団員の熱気と喜びが客席に伝わってくるところである。
「剣菱」は兵庫県神戸市東灘区の造り酒屋、
剣菱酒造株式会社の酒。
酒質は濃厚、アルコール分16.0度、国産の米と
国産米の米麹と醸造アルコールを使用し、米本来の
豊醇な旨みを味わうために過剰な濾過を行ってない。
そのため、やや黄金色をした酒になっている、
とラベルに印刷してある。
ひところ日本酒の味が落ちたと言われた時代に、
「剣菱」だけは美味い酒との評価を得ていた。
いまでは小さな造り酒屋が美味い酒を造っているので、
剣菱だけが美味い酒ではなくなったが、いま飲んでみて、
ある程度の水準を保っている酒だと感じた。
私の評価は、☆☆☆(満点は☆5つ)
青春18きっぷを使って静岡へ日帰りで往復した際、
熱海駅で乗り換えのためホームに立っていると、
伊豆急の黒船電車が入線してきた。
今年が黒船襲来から数えて何年目かの節目に当たるようで、
横浜の博物館ではペリー提督の顔を特集した特別展を開いている。
地中海地方が原産のモロヘイヤが日本の家庭の食卓に上る機会が増えた。
健康志向が旺盛な日本人は、モロヘイヤが豊富なビタミンを含む、
と聞くと早速モロヘイヤを取り込んだのだろう。
見るからにビタミン豊富といった深い緑色と、
ネバネバ感がさらに一層体に良さそうと思わせる。
猛暑日が続くことしの夏は
モロヘイヤ食べて猛暑を乗り切ろう。
我が家の小さな庭で育ったミニトマトを収穫した。
わが子を育てるように手塩をかけて育てたトマトだ。
ことし早々と襲来した台風の被害を免れ、
水をやり過ぎると甘さが減るなどと思いながら、
ようやく収穫できたミニトマトの味は、特別な味である。
東南アジアに旅行した人が、旅行先で食べた空芯菜の美味しさを忘れられず、
帰国してからもスーパーの棚に空芯菜を探すそうだ。
先日、ホームセンターの園芸品売り場に、
空芯菜の種を売っているのを見つけて驚いた。
最近、空芯菜を食べる日本人が増えたのだろう。
きょうの空芯菜料理は、赤のパプリカとニンニクを一緒に炒めたもの。
地域の施設で人形劇を見た。
人形劇が上演されたのは集会所の畳敷きの和室で、
集まったのは幼児と大人30組60人くらい。
幼児1人につき大人が1人付き添うという条件で、
入場料は1組300円だった。
演目は「ジャックと豆の木」がメイン。
子どもたちは目を輝かせて劇を楽しみ、
付き添いの大人たちも結構喜んでいたようだ。