都会ではあり得ないことだが、停車中の列車の中にトンボが飛び込んできて、
車内の天井周辺を飛び回っていた。
首都圏を走る列車の中に湘南新宿ラインというのがあり、
東京都内を走っている時は自動ドアだが、
同じ列車が北関東を走っている時は手動ドアになる。
夏の暑い日、冬の寒い日、乗客は列車に乗り込んだら
ドアを閉めるボタンを押すのがマナーのようだ。
ドアを直ちに閉めないとせっかく冷えた車内に外の熱気が入るし、
暖まった車内に冷気が入り込むのを防ぐためである。
このトンボは乗客が乗り込んでドアを閉める一瞬の間に
車内に飛び込んできたのだろう。