山本馬骨:たそがれジジイの呟きブログ

タイトルを変更して、これからは自分勝手なジジイの独り言を書くことにしました。

呆れ返る町議会の対応

2017-09-14 04:02:41 | つぶやき

 先月国や町の議員さんの行為の中に、真に国や町の行政を愚弄しているかの行為が見られるのを「不可解なことばかり」とつぶやいたのだが、先日TV等を見ていたら、更に不可解な事態に発展しているのを知り驚いた。青森県板柳町の二股議員のその後の扱いについてである。

 TVや週刊誌等で一時の話題をさらった人物については、その後議員としての資質ありやが問われ、辞職勧告等が行われていると聞いていたのだが、町のどのような組織・メンバーで構成されているのかわからないのだが、5名による査問会の様なものが開かれ、その結果3対2で問題なしとの結論を得たとのニュースだった。そして問題議員のご迷惑をかけたとの反省のことばも報道されていたが、ご本人は二股は辞めて、引き続き町の行政に係わる様である。

 これは又どういう判断なのか?理解に苦しむ。つまりこの査問会では板柳町の議員は、今後二股行為を行っても、場合によっては(つまりは、今回の様な問題代議士の政策秘書などというレベルのものでさえも)町の行政には差し障りなしということになるわけである。

 この二股議員さんが、町にとってどれほど有能で不可欠な存在なのかは知らないけど、板柳町というのは随分と寛大というのか、寛大すぎる場所の様に思えるのである。これは別の言い方をすれば、騒ぎになるようなことは、抑えて、抑えてお静かに、という事なかれ主義の極みのように思える。

 気になって町のホームページを覗いてみたら、リンゴ日本一を目指す行政の他は、この二股問題に関しては只の一言、一行の文句も見当たらなかった。11名の議員さんが町を動かしておられるようなのだが、大きく二つの会派があって、問題の二股議員さんだけが無所属となっているようである。今回3対2で問題なしとなったのは、各会派は皆同じような事なかれ主義の考えが多いということなのであろうか。恐らく殆どの議員さんがリンゴ栽培に係わっておられるのだと思うから、リンゴの大切さから考えれば、そのような二股議員がいてもどうってことは無いと思っておられるのかもしれない。

 甘いなあ、と思う。羨ましくなるほどの甘さである。だから間隙を突かれて二股行為などが生まれるのであろう。敢えて波風を立てないという考えも解らないわけではないが、いつかこの町が厳しい事態にぶつかった時には、正邪に対する明確な信念の無い者たちばかりが町を動かし続けていたら、それこそ生き馬の目を抜かれて、没落の道を辿るかもしれない。そう思った。真に不可解の上塗りの話である。