海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

自衛隊のCH-47が名護市街地上空を旋回飛行

2016-02-21 21:18:14 | 米軍・自衛隊・基地問題

 

 21日は風があったが、晴れて暖かい1日だった。ナングスクの桜は頂上から下へ葉桜に変わりつつあるが、平地ではまだ満開の桜があちこちに見られる。日曜日でナングスクの公園は家族連れでにぎわっていた。

 午前10時頃から11頃にかけて、自衛隊のCH-47ヘリコプター1機が名護市街地上空を反時計回りで旋回飛行していた。かなり高度を落とす時もあり、1時間も旋回飛行をくり返して何をしていたのだろうか。

 ナングスクの頂上付近をかなりの低さで飛んでいたので様子を見に行ったが、午前11時に名護市街地上空を離れて那覇方向へ飛び去って行った。

 沖縄では自衛隊の強化が着々と進められている。政府関係者や自衛隊の高官が視察に来ていたのだろうか。辺野古に新基地ができれば、自衛隊との共有化が進むだろう。中国に対抗する軍事拠点として、日米共同訓練が頻繁に行われるようになるのは目に見えている。

 中国の「脅威」が喧伝されるが、いざ戦争となれば戦場となるのは沖縄であり、再び「本土防衛」の犠牲にさらされる。米国・中国・日本の経済的相互依存が深まり、80年代の冷戦構造とは違う状況にあることを踏まえて、「脅威」の実態を見極めなければならない。軍隊が自分たちを守ってくれるという幻想を沖縄人が抱くなら、いつかまたトカゲのしっぽとして切り捨てられる。

 


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