海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

登戸研究所と新宿デモ

2014-07-07 13:09:32 | 沖縄戦/アジア・太平洋戦争

 5日は午後から明治大学生田キャンパスにある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」を見学してきた。桜坂劇場でドキュメンタリー映画『陸軍登戸研究所』を見て、ぜひ訪ねてみようと思ったのだが、土曜日で団体の見学者も多くかった。キャンパス内に残された研究所の遺跡も含めて、日本陸軍の秘密戦、謀略戦の実態を知り、考えることができる貴重な場所である。

http://www.meiji.ac.jp/noborito/

 今日7月7日は77年前に盧溝橋事件が起こった日だ。登戸研究所では、中国経済を混乱させ、日本の支配権を強化することを狙って、偽札の印刷、流通を行う謀略戦も担っていた。資料館では登戸研究所で印刷された偽造法幣や、731部隊が開発した石井式濾水機濾過筒も展示されている。日本軍が中国でどのような作戦を展開したのか。具体的な事実を知らずに、反中国感情に流されて侵略戦争の否定に躍起になっても、世界では通用しない。貴重な資料を見ることができて良かった。

 資料館を見学した後、小田急線で新宿駅に戻り、東口のアルタ前で開かれていた「安倍政権は倒すしかない!集団的自衛権の閣議決定を許さない7・5新宿デモ」に参加した。主催者発表で450人が集まったとのこと。参加者の意気込みが感じられる活気にあふれたデモで、辺野古新基地建設反対の声もあがっていた。こういう行動を全国各地で起こして、安倍政権の暴走を止めましょう。

 


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