海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

フロート張り出しへの抗議

2015-07-27 22:18:47 | 米軍・自衛隊・基地問題

 28日は午前8時50分頃、松田ぬ浜からカヌー15艇で出発した。

 カヌーが出る前、浜から100メートルほど離れた場所で、米軍がゴムボートを2隻出して訓練を行っていた。

 浜のフェンスにはいろいろ趣向を凝らした横幕が張られていて面白い。

 辺野古崎の岩場を抜けると、浜にはいつでも引き出せるようにフロートが並べられて準備されていた。

 すでに作業船が長島側からフロートを伸ばす作業を行っていて、急いで現場に行き抗議した。「作業を止めろ!」と声を上げながらカヌーを漕いでいくと、作業船はあわてて引き上げていった。

 そのあと、長島側から引き出されたフロートの先端部と、辺野古崎の二手に分かれて抗議行動を行った。カヌーが陣取っているため、作業船はそのあと姿を見せなかった。おそらく瀬嵩側やプライベート近くのフロートの手直し作業を行っていたのだろう。

 他に各所で潜水作業が行われていて、アンカーなどの台風の影響を調べているようだった。米軍のプライベートビーチではクレーン車でフロートやオイルフェンスを浜に並べていた。台風前と同じようにフロート張り出す作業がしばらく続けられる。それに対してカヌーと船による抗議行動も続く。

 海外の研究者が抗議船に乗って横断幕を掲げ、マイクを手に発言をリレーしていた。ぜひ辺野古新基地建設反対の運動を世界に紹介してほしい。

 辺野古崎と平島の二手に分かれて昼食をとり、午後も引き続き監視行動を行った。海の上は晴れ、陸の上は雲に覆われる。雷が心配されたが、さいわい積乱雲は海の方には来なかった。ただ、風が強まったので午後3時で監視行動を切り上げ、浜に引きあげた。

 片付けを終えたあと、前日釣ったという新鮮な魚がさばかれて、刺身をご馳走になった。くゎっちーさびたん。暑い日差しのなか、長時間カヌーに乗ったあと、こういう気遣いが有り難い。感謝。

 


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