海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

いっさいの弾圧に屈することなく、辺野古新基地建設を阻止しよう!

2017-12-04 23:57:34 | 米軍・自衛隊・基地問題

https://www.youtube.com/watch?v=8kPaY2g6G-U&feature=youtu.be

 先週の金曜日から雨が続いており、海上行動も休みとなっているのだが、週明けの4日も天候が不安定で海上行動は中止となった。朝はゲート前に行き座り込み行動に参加したが、機動隊に強制排除されたあと、石材を積んだトラックやミキサー車など100台を超える工事車両がキャンプ・シュワブ内に入っていった。

 海上からの資材搬入が奥区の猛反発を食らい、1回やっただけで行き詰っている。本部町の港も市民の抗議行動を受け、石材を搬出できていない。その分、ゲートから搬入する車両の台数が増えているのだが、必然的にゲート前の国道の渋滞もひどくなる。

 工事車両の間に入った市民の乗用車や観光バス、路線バスなどが渋滞の被害を受けている。辺野古新基地建設反対が圧倒的多数を占める県民世論を無視し、工事を強行し続ける政府・沖縄防衛局の姿勢が諸悪の根源だ。県の岩礁破砕許可も受けずに進められている違法工事を1日も早く止めなければならない。

 資材を運んでいる丸政工務店の運転手が、運転席からスマートフォンを歩道の市民に向けて撮影していた。運転中の抗議であり市民の抗議を受けて県警が注意していたが、沖縄防衛局の安全管理のずさんさが分かる。同時に高江でも辺野古でも基地建設で儲けている地元企業のおごり、堕落ぶりが顔をのぞかせている。

https://www.youtube.com/watch?v=-FRhNU7Mxmc&feature=youtu.be

 ゲート前では雨の中、今日も市民の必死の抗議と抵抗が続けられている。多くの人がゲート前に集まって座り込めば、資材搬入は止められる。参加者が少なければ、容赦なく工事は進んでいく。

 搬入がすんだあと、基地内から散水車が出てきて道路を洗っていた。雨が降って路面は濡れているというのに、それだけ道路の汚染がひどいことを沖縄防衛局はみずから証明しているわけだ。

 午前11時頃、辺野古漁港の防波堤から沿岸部の様子を見ると、K1護岸では被覆ブロックの設置が行われ、N5護岸では捨て石が投下されていた。海ではオイルフェンスを広範囲に張りめぐらす作業が進められていた。

 2月4日の名護市長選挙まで、あと2か月となった。政府・沖縄防衛局はそれまでに護岸工事を目に見える形で進め、名護市民にあきらめムードを作ろうとしている。その目論見を打ち砕くためには、海とゲート前での抗議行動を強化しないといけない。

 この日は山城さん、稲葉さん、添田さんの裁判の論告求刑が行われ、那覇地裁に向かったカヌーメンバーもいた。政府・沖縄防衛局が恐れているのは、沖縄県民が実力阻止行動に起ち上がることだ。だからこそ現場で体を張ってたたかっていた皆さんに苛烈な弾圧を仕掛けている。

 いっさいの弾圧を返し、新基地建設を阻止するために辺野古に結集しましょう!


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