4・25沖縄県民大会における稲嶺進名護市長の決意表明をテープ起こしした全文を、参考資料として紹介したい。
はいさいぐすーよー、ちゅーうがなびら。
普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会に、県内、県外各地から、たくさんお集まりいただき、感謝、敬意を表したいと思います。ただいまご紹介に預かりました、名護市長稲嶺進でございます(大きな拍手、指笛)。
今日のこの県内移設を許さない県民大会の会場、及び県民世論の盛り上がり、人々の中で、胸には大動脈と脈打つ炎のように、私の全身を揺さぶる感動を覚える。身震いがたーそーいびん。
いまわが沖縄の地は、まさに基地沖縄の歴史を変える千載一遇の時を迎えていると実感いたします。1996年、普天間基地返還とSACO合意以来、辺野古のおじー、おばーたちが、自らの身体にムチ打ち、座り込みを続け、絶対に基地受け入れ許さない、と大きな声を上げて頑張ってまいりました。以来、14年間も進展しなかった移設問題が、昨年の衆議院選挙で「最低でも県外」という政権が誕生し、沖縄県民に希望を与えました。しかし、現在は皆さんご承知の通り、大変懸念する状況にあります。
また、去る1月24日の名護市長選挙において、辺野古の海はもとより、陸上にも新たな基地は造らせないと訴えて参りました、私、稲嶺進が当選することにより、これまで自公政権にはアメとムチの手法で強硬に進めてきたシュワブ沿岸案、すなわちV字案を断念に追い込み、今日のような流れを作るターニングポイントになったと確信しております(大きな拍手)。
さらに、この2月には沖縄県議会が、党派を超え、全会一致で県議会での、県外移設を求める意見書の採択に繋がったものと思っております。このようなことは1997年の名護市民投票の結果とねじれ現象にあった市長選挙の結果を、やっとの思いで一つにまとめた名護市民の勇気ある選択、行動が、今日オール沖縄で、県内移設反対の県民運動の原動力となり、その先導役を担っていただいた名護市民を、私は誇りに思っております(大きな拍手)。同様に名護市民に自信と勇気を与えてくれた県内外の大きな支援に、感謝と敬意を表します。有り難うございます(拍手、指笛)。
しかし、「少なくとも県外」と言ってきた政府の軸足は、未だ定まらず、迷走をくり返しています。名護市長選挙の結果を斟酌する必要はないと公言したり、最近になって辺野古案回帰論が出てくるなど、場当たり的で節操のないやり方には、県民を愚弄するものであり、とても許せるものではありません(そうだ、という呼応の声と拍手)。
いまこそ我々は、声を大にして県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民の肝心(ちむぐくる)を一つにして、日米両政府に強く意思を示すべき時であります(拍手)。それは同時に、我々国民の民主主義を取り戻し、沖縄県民の人権を取り戻す闘いでもあります。
我々の子や孫たちに、二度と苦難の歴史を歩ませるようなことがあっては、なりません。いまこそ沖縄は、変わるべき時です。変わるためには私たち県民一人ひとりが、自らの行動を起こし、声を上げることが大切であります。
私は名護市民に約束してきたことを、最後まで信念を持って貫き通してまいります(拍手)。そのことを今日改めて、この会場の皆さんの前で、新基地NO!県内移設NO!の不退転の決意を表し、連帯のあいさつといたします。皆さん、ともに頑張りましょう(大きな拍手、指笛)。
はいさいぐすーよー、ちゅーうがなびら。
普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会に、県内、県外各地から、たくさんお集まりいただき、感謝、敬意を表したいと思います。ただいまご紹介に預かりました、名護市長稲嶺進でございます(大きな拍手、指笛)。
今日のこの県内移設を許さない県民大会の会場、及び県民世論の盛り上がり、人々の中で、胸には大動脈と脈打つ炎のように、私の全身を揺さぶる感動を覚える。身震いがたーそーいびん。
いまわが沖縄の地は、まさに基地沖縄の歴史を変える千載一遇の時を迎えていると実感いたします。1996年、普天間基地返還とSACO合意以来、辺野古のおじー、おばーたちが、自らの身体にムチ打ち、座り込みを続け、絶対に基地受け入れ許さない、と大きな声を上げて頑張ってまいりました。以来、14年間も進展しなかった移設問題が、昨年の衆議院選挙で「最低でも県外」という政権が誕生し、沖縄県民に希望を与えました。しかし、現在は皆さんご承知の通り、大変懸念する状況にあります。
また、去る1月24日の名護市長選挙において、辺野古の海はもとより、陸上にも新たな基地は造らせないと訴えて参りました、私、稲嶺進が当選することにより、これまで自公政権にはアメとムチの手法で強硬に進めてきたシュワブ沿岸案、すなわちV字案を断念に追い込み、今日のような流れを作るターニングポイントになったと確信しております(大きな拍手)。
さらに、この2月には沖縄県議会が、党派を超え、全会一致で県議会での、県外移設を求める意見書の採択に繋がったものと思っております。このようなことは1997年の名護市民投票の結果とねじれ現象にあった市長選挙の結果を、やっとの思いで一つにまとめた名護市民の勇気ある選択、行動が、今日オール沖縄で、県内移設反対の県民運動の原動力となり、その先導役を担っていただいた名護市民を、私は誇りに思っております(大きな拍手)。同様に名護市民に自信と勇気を与えてくれた県内外の大きな支援に、感謝と敬意を表します。有り難うございます(拍手、指笛)。
しかし、「少なくとも県外」と言ってきた政府の軸足は、未だ定まらず、迷走をくり返しています。名護市長選挙の結果を斟酌する必要はないと公言したり、最近になって辺野古案回帰論が出てくるなど、場当たり的で節操のないやり方には、県民を愚弄するものであり、とても許せるものではありません(そうだ、という呼応の声と拍手)。
いまこそ我々は、声を大にして県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民の肝心(ちむぐくる)を一つにして、日米両政府に強く意思を示すべき時であります(拍手)。それは同時に、我々国民の民主主義を取り戻し、沖縄県民の人権を取り戻す闘いでもあります。
我々の子や孫たちに、二度と苦難の歴史を歩ませるようなことがあっては、なりません。いまこそ沖縄は、変わるべき時です。変わるためには私たち県民一人ひとりが、自らの行動を起こし、声を上げることが大切であります。
私は名護市民に約束してきたことを、最後まで信念を持って貫き通してまいります(拍手)。そのことを今日改めて、この会場の皆さんの前で、新基地NO!県内移設NO!の不退転の決意を表し、連帯のあいさつといたします。皆さん、ともに頑張りましょう(大きな拍手、指笛)。
日時:2010年4月28日(水)午後7時~
会場:大阪沖縄会館
(大正区千島3-13ー3)
講師:下嶋哲朗さん(ノンフィクション作家)
テーマ:集団自決を連続させたものは何か
ーサイパン・満州・そして沖縄へー
報告:4月25日沖縄県民集会派遣団より
参加費:1000円
主催:沖縄に基地を押し付けない市民の会
●4月29日・京都集会
日時:2010年4月29日(木)午後1時~
会場:京都府解放センター4階ホール
(烏丸紫明通東南角)
講師:下嶋哲朗さん(ノンフィクション作家)
演題:「集団自決」はなぜ起きたのか!?
ーサイパン・沖縄・満洲の生者たちの声ー
参加費:500円
主催:天皇制の強化を許さない京都実行委員会
関西での集会です。近郊の方は是非ご参加を!