海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

クレーン付台船が移動

2015-11-09 23:07:18 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日はカヌーに乗って海上での抗議行動に参加した。キャンプ・シュワーブのゲート前では、新基地建設に携わっている作業車に対し、座り込み阻止・抗議行動が行われていて、沖縄県警と警視庁の機動隊が弾圧を加えているところだった。窓を開けて声援を送りながら、海上行動のテントに向かった。

 この日はカヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。いつものように辺野古崎の岩場を抜けて、長島との間に張られたフロート沿いで監視活動を行った。作業船が6隻ほど汀間側のフロートなど離れた場所で作業を行っていた。

 羽地内海からクレーン付台船が移動を始めた、という連絡が入った。そのあと海岸沿いの道路から台船の移動を追い、どこまで移動したかが逐次伝えられた。台船を受け入れるための準備作業はほとんど終わっていて、抗議船の上で休憩を取りながら、台船がやってくるのを待った。

 午前中は夏を思わせるほど暑かったが、平島で昼食をとったあと風が出始めた。転機予報は午後から雨となっており、雲行きも怪しくなってきたので船に曳航してもらい、いったんテントに戻った。

 天候の回復を待って、再び松田ぬ浜を出発した。抗議船に乗せてもらい、カヌーを曳航して長島の南側まで来ると船上で待機した。

 午後4時頃にカヌーは引き上げたが、そのあとクレーン付台船が動き出したとの連絡が入った。市民船4隻で抗議したので、台船は大浦湾に入らずにユーターンしたとのこと。嘉陽の沖あたりに停泊しているようだが、夜のうちに大浦湾に入るかもしれない。それでもカヌーと船で待機していたからこそ、昼のうちに入ることはできなかった。

 海底ボーリング調査の再開を許さないために、明日も海上行動が取り組まれる。

 

 

 


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