海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

釜石市へ

2011-06-05 22:41:34 | 政治・経済
 5月28日は釜石市を訪ねた。国道283号線から県道4号線に左折するT字路は信号が復旧しておらず、警察官が交通整理を行っていた。大渡橋を渡ると甲子川沿いの建物や道路の被災が目に入り、アスファルトの剥がれた道を青果市場の所まで進んで車を止め、大渡町1丁目を歩いて回った。















 半壊した家屋の前にゴミが山積みにされ、家屋の間に挟まったままの乗用車や潰れた乗用車がまだそこかしこにある状況だった。





 保育園とその内部。





 アパートの1階は鉄骨だけが残っていた。





 地元の消防団の人たちや建設作業員が復旧作業を行っていたが、被害の大きさに比して作業する人の少なさが釜石市でも目についた。マスコミでは「復興」という言葉が盛んに使われるが、それを可能にするだけの人や機械が被災地に投入されていない。











 市の中心を貫く県道4号線を進むと、2階まで破壊された建物が続く。歩道に積まれていた瓦礫は除去されていたが、道路脇には潰れた車が残され、歩いている人はごくわずかだった。











 津波で破壊された商店街。店の前に供えられた花と飾られた鯉のぼり。

 店や歩道、車にいて犠牲になった人たちの冥福を祈りたい。 


 








 

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