海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

9月13日の高江の様子

2012-09-13 23:57:16 | 米軍・自衛隊・基地問題








 高江のブログを見て気になりつつも所用が重なってなかなか行けなかったのだが、13日は久しぶりに高江に行った。
 琉球朝日放送の報道でオスプレイパッド用の建設資材がすでに北部訓練場内に運び込まれているのが明らかになり、資材が搬入されたと見られるメインゲート前で監視・抗議体制が取られていた。ゲート近くの警備室ではMPも警戒していた。
 午後2時頃、沖縄防衛局員6名がメインゲートから訓練場内に入る。その後、午後7時過ぎまで沖縄防衛局員に対する抗議行動が、メインゲート前で取り組まれた。









 MV22オスプレイの沖縄配備に向けて工事を強行している沖縄防衛局を糾弾しながら、ゲート前で輪を描いてデモ行進を続けた。













 途中、米軍車両が5台来るが、沖縄防衛局に対する抗議行動を行っていることを説明すると、路肩に車を止めて待機していた。しばらくしてMPもやってきた。最初は少し挑発的動きを見せたが、抗議をすると後に引き、その後は状況を静観していた。

 







 午後5時15分頃、訓練場から出てきた沖縄防衛局員を追及し、抗議行動を行った。







 抗議行動は午後7時20分頃まで行われた。沖縄防衛局の車がゲートから出ると、宣伝カーで後を追ってさらに抗議を続けた。こうやって長時間にわたり執拗に抗議を行うのも、何とか工事をくい止めたいという必死な思いの現れである。
 9月9日の「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」では、高江のオスプレイパッド建設反対が触れられていないことに、高江の住民・支援者が会場で抗議の声をあげ、大会参加者に高江の状況を訴えていた。
 オスプレイが危険なのは、中南部の市街地もやんばるの小さな集落も同じである。宜野湾市の市街地では危ないからと、普天間基地を辺野古に「移設」しようとしたり、高江のオスプレイパッド建設には反対しないというのは、沖縄の中で住民の命に差をつけ、沖縄の反戦平和運動を分断しようとするものだ。そんなことが許されてはいけない。
 今日の抗議行動には9日の県民大会に参加し、そこで考えさせられて初めて高江に来た、という若者たちも参加していた。昼間の日差しはまだまだ強いが、オオシマゼミが鳴いて季節の変化も感じさせる。県民大会に参加した人も、都合でいけなかった人も、ぜひ高江に足を運んでやんばるの自然の豊かさを味わい、その自然と住民の生活を破壊して進められているオスプレイの訓練場建設、そしてそれに反対している現場を自分の目で見てください。必ず得るものがあります。






 



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