週明けの24日は朝、カヌー14艇で瀬嵩の浜を出発した。抗議船5隻と合流して辺野古弾薬庫下の海域で、午前・午後と作業の監視にあたった。県内紙は今日にもK9護岸着工と報じていて、緊張感が高まった。
先週21日(金)の午後、カヌーや抗議船が引き揚げたあと、浜の近くに行けないように新たなフロートが設置されている。カヌーの存在がよっぽど嫌なようだ。二重、三重にフロートを張りめぐらし、「反対派対策」をやって準備を整えている。
k9護岸が建設される小浜には作業員がなかなか現れず、赤いクレーンの台船から下したフロートを浜に引き上げ、片づける作業が進められていた。同時に先週から行われている潜水調査が続けられていた。
近くの浜で昼食をとり、午後も監視行動が続いた。
文化財保護のため小浜では、布団かごを置くことはできるが、砂浜を掘って基礎を固めることはできないという。今の状態では台風で高波が寄せれば、砂がえぐれて布団かごも崩れるだろう。クレーンを使うには、しっかりした土台を造る必要があると思うが、砂浜を掘らないで波打ち際に仮設道路をどう伸ばしていくのか。
午後4時まで監視行動を続けたが、結局この日はK9護岸の起点につづく工事用道路に作業員は姿を見せず、海に石材を投入する作業は行われなかった。政府・沖縄防衛局は工事が行き詰っても、まずは海に石材を投入して、埋め立て工事が始まったと宣伝したいはずだ。着工に即座に抗議できるようにカヌーは態勢を整えている。
辺野古岬近くの作業ヤードでは、消波ブロックの製作が進められている。ゲートから生コンプラントの資材も搬入されており、それを止めるのが大きな課題だ。海とゲート前と連帯し、この不当な工事を何としても止めましょう。辺野古に結集を!