海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

連休中も海上行動が続く

2015-09-22 22:05:51 | 米軍・自衛隊・基地問題

 22日は19艇のカヌーで松田ぬ浜を出発した。ほかに初心者練習も行われた。午前中は天候が悪く、辺野古崎から長島の間でフロート沿いに監視活動を行ったが、雨が降り出したため浜に戻らざるを得なかった。

 ずぶ濡れになって冷えた体をいったん休めて、昼食後、午後1時に再び浜を出発し、抗議船に曳航してもらって辺野古崎に向かい、岩場と長島寄りのフロート沿いに分かれて監視活動を行った。一部は瀬嵩側にも回り、フロートの整理作業をしている作業船に抗議した。

 辺野古崎のネットを張る単管の枠組みは、作業を中断したままの状態で置かれている。クレーン付き台船の移動には直接関係ないということで、別の作業を優先しているようだ。陸上部では、作業ヤードの予定地でバックホーが1台増えていたが、重機が動いている様子はなかった。海保のゴムボートも少なく、遠巻きに見ているだけだった。

 辺野古崎と長島の間は三重、四重にフロートとオイルフェンスが設置されている。カヌーの抗議を防ごうというわけだが、その分作業量が増えて時間も割かれる。台風が来るたびに片付けと再設置をくり返しても、カヌーメンバーの抗議行動を止めることはできない。いずれスパッド台船が設置されれば、これを越えて抗議に向かう。

 国連人権委員会で翁長雄志知事の演説が行われた。連休明けには埋め立て承認の取り消しが行われる、と報じられている。政府・沖縄防衛局がどのような対応をしてくるか、海上から作業の動きを観察しつつ、抗議・阻止行動を展開していく。そういう海上行動の姿勢に変わりはない。

 


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