海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古新基地建設に反対するブルーアクション/安和での抗議行動

2022-03-05 22:34:00 | 小説

 毎月第1土曜日は「辺野古新基地建設に反対するブルーアクション」が取り組まれてきた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で中断を強いられていたが、3月最初の土曜日の今日は、県内各地の島ぐるみ会議がそれぞれの地域で街宣活動を行った。

 島ぐるみ会議名護は、午前11時から国道58号線の白銀橋十字路で街宣活動を行った。約40人の市民が参加し、国道沿いに立ってプラカードを掲げ、交代でマイクを握って、辺野古新基地建設反対を訴えた。

 同時に、ロシアによるウクライナ侵略に対する抗議も行った。名護市内でもこの間、市民有志による抗議行動が取り組まれている。明日は午後5時から青山交差点で、明後日は午後6時から名護市役所中庭で街宣や集会、道ジュネーが行われるとのこと。

 午後は安和の琉球セメント桟橋に行き、2時間半ほど、土砂搬入に対する抗議行動に参加した。

 午後12時半頃、桟橋にはガット船・進朋が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。1隻目は第三十八ひなた丸が積み込みを行ったとのことだった。

 進朋は午後1時21分頃出航し、このあと3隻目のガット船・かいおう丸が着岸して土砂を積み込んだ。

 出入口では少人数で牛歩による抗議を行われていたが、1人いるだけでも車の出入りに違いが出る。土曜日ということもあって、美ら海水族館に向かうレンタカーが多く、少人数でもそれなりの効果を出せていた。

 海上や辺野古、安和、塩川と抗議の場所がいくつもあり、街宣活動や集会もある。写真の整理やブログを書く時間も含めれば、抗議活動でかなりの時間を費やすことになる。

 ネトウヨがたれ流すデマのように、日当など出るはずもない。移動のためのガソリン代も馬鹿にならない。いまの日本の政治状況で、いくら抗議してもすぐに工事が止まることはない、というのは誰でも分かっている。

 それでも自腹を切って、自分の貴重な時間を費やし、日々の地道な行動を続けている人たちがいる。そういう人たちには頭が下がる。

 体は一つしかなく、生きていくうえでやらなければいけないことも多々あるので、参加できる機会は限られているのだが、現場に足を運ぶ努力を続けたいものだ。

 


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