海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海底ボーリング調査は終了かーー船上から海上作業の確認を行う。

2016-02-01 21:43:34 | 米軍・自衛隊・基地問題

 2月に入った。前日はよく晴れていたのに、1日は一転して朝から雨となった。不安定な天気が続いていて、この日はカヌーの行動は中止となった。抗議船の方は海の案内を含めて4隻が出るというので、カヌーメンバーも6人が平和丸3号に乗船して、海上作業の様子を見た。

 汀間漁港を出て瀬嵩側の弾薬庫下のフロートのそばへ行った。コンクリートブロックを積んだ台船は先週までと向きが変わっている。今日よりも強い風や波でもこれまで向きは変えなかったので、他の台船が入ってくるために停船スペースを空けたのかと思ったが、どうだろうか。作業和船が2隻出てきてそばで動いていた。

 第3ゲートから見ると、浜の沖に設置されたオイルフェンスは一部が開けられていた。3隻のクレーン付き台船の動きに注意したい。

 浜の仮設道路は作業が中断したままとなっている。今日も作業の動きはなかった。

 長島の方に移動して航路付近から、緑のクレーン付き台船とスパッド台船の様子を見た。スパッド台船はすでに調査を終えているが、今日は緑の台船(第八十八福丸)のクレーンが立っていて、掘削用のガイドパイプが海上から無くなっていた。こちらの方も海底ボーリング調査が終わったと思われる。

 そばでは作業和船が動いていて、ガイドパイプやアンカーなどをクレーンで台船内に片付ける作業が行われていたようだ。波が収まればスパッド台船の移動と解体、2隻のクレーン付き台船の移動も行われるだろう。一昨年の夏から始められた海底ボーリング調査が終われば、海上での作業も次の段階に移っていく。

 高江でヘリパッド建設に反対する取り組みをやってきた経験から、机上の議論も大事だが、何よりも現場の動きを細かく観察することが大事、というのを実感として持っている。高江ではヘリパッド用の砂利搬入が、別の業者を使って抗議行動を出し抜く形で行われていた。小さな変化を見逃さず、先入観を持たずに観察し、分析して、次の動きに備える。常にそれを心掛けたい。

 


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