海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

自衛隊PAC3の長距離移動訓練と沖縄島・先島への配備に反対する

2012-03-21 00:35:12 | 米軍・自衛隊・基地問題

 北朝鮮の人工衛星打ち上げを政治的に利用し、政府・防衛省がPAC3の長距離移動訓練と沖縄島・先島への配備を行おうとしている。「万が一の不測の事態」「国土防衛」などと県民の不安、恐怖心を煽りながら、あたかも戦争でも始まるかのように演出し、沖縄における自衛隊強化を一気に進めようとしている。

http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%EF%BC%B0%EF%BC%A1%EF%BC%A3%EF%BC%93+%E6%B2%96%E7%B8%84%E9%85%8D%E5%82%99

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120320-00000595-san-pol

 政府・防衛省は、PAC3を配備すれば県民を守れるかのように宣伝するはずだ。しかし、PAC3の守備範囲は狭く、しかも高速で垂直落下してくる物体をピンポイントで破壊するのは困難を極める。しかもロケットが分解したあとの細かい破片や部品を破壊できる能力はない。仮にロケット本体を破壊したなら、破片・部品が四散して落下することに変わりはない。PAC3は軍事施設を限定的に守るものであり、住宅地域や住民を守るものではない。

 PAC3については、軍事評論家・神浦元彰氏のホームページでのコメントを参考にしてほしい。

http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_1320.html

 マスコミは政府・防衛省の煽動に乗せられて、県民の不安を煽るような報道を行ってはならない。PAC3の能力を過大に描き、県民を欺きながら、沖縄における自衛隊強化を一気に進めようとする政府・防衛省の動きに強く反対する。

 

 

 


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