海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古崎周辺で活発化する調査船の動き

2014-06-06 23:53:51 | 米軍・自衛隊・基地問題

 6月に入り辺野古崎周辺、大浦湾で新基地建設に向けた調査船の動きが活発化していることが報じられている。6日も前日に続き、13隻の調査船・警戒船が大浦湾で作業を行っている。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-226519-storytopic-53.html

http://www.qab.co.jp/news/2014060654723.html

https://www.youtube.com/watch?v=KV-tYMGvSKc

 6日は午後から辺野古に行った。時間が遅かったので調査船の姿はすでになく、辺野古の浜では海兵隊員が水陸両用車(LAV-25戦闘車)2台のそばに集まっていた。訓練を終えて指揮官から訓辞を受けているようだった。午後4時20分過ぎに「521707」「521605」のナンバープレートを付けた2台のLAV-25が引きあげていったが、兵士たちはいくつかのグループに分かれて話し合いを続けていた。

 沖縄では連日、県知事選挙に向けての動きと辺野古埋め立てに向けての動きが報じられている。日本政府・防衛省は辺野古崎周辺の漁業制限水域を沿岸50メートルから沖合2キロまで大幅に拡大し、さらに漁船以外の進入もいっさい制限しようとしている。埋め立てに向けた作業ヤードをキャンプ・シュワブ内に設ける動きもあり、反対行動を封じ込めるために躍起となっている。

 今でさえ沖縄では、集落のすぐそばで米軍の訓練が日常的に行われている。沖縄戦から69年が経つのに、戦争と軍隊の脅威は消えることがないばかりか、さらに大きく増そうとしている。戦闘車両が踏み荒らしている砂浜は、ウミガメが産卵に訪れる場所だ。これ以上沖縄を軍隊に破壊させてはならない。

 


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