海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2月21日の高江の様子

2014-02-23 19:38:15 | 米軍・自衛隊・基地問題

 21日の高江は、午前8時過ぎに作業員がN4奥の方に到着し、20分頃にパジェロや散水車が現れて目隠しを作ったあと、砂利を積んだダンプカーが2台ヘリパッド建設現場に入った。ただ、その後バックホーが動く音は聞こえず、ダンプカーも空で戻ったあと動きがなかった。建設現場からは1人でツルハシかクワで地面を削っているらしい音が聞こえていたが、静かな状態が午前中続いた。

 午後は4トンダンプカーで赤土を搬出する様子が見られ、計23回往復している。奥の方の仮置き場に運んだのか、あるいは他の会社が工事で出た土の搬出を行っているが、それに便乗して外に出したのかははっきりしない。午後2時頃からはバックホーも動きだし、直径45メートルの接地帯の周りの部分(無障害物帯)の整地作業を行っていたと思われる。

 午後5時15分頃にバックホーやローラー車の動く音が止み、4トンダンプカーやパジェロに乗って作業員たちが引き揚げていった。目隠しに使っていた散水車はバッテリーが上がったらしくて動かせず、そのままゲート近くに置きっぱなしとなっていた。

http://www.youtube.com/watch?v=IGtOgjj7aj8

http://www.youtube.com/watch?v=G5w-dWYe2w4

http://www.youtube.com/watch?v=tkIKLqRnJM8

 21日は午後1時過ぎから、前日に続きCH53E大型輸送ヘリコプターの離着陸訓練が、メインゲート西側のヘリパッドで行われた。10回ほど離着陸をくり返していたが、ゆっくりと速度を落として降下する普通の着陸だけでなく、機首を大きく上げて急ブレーキをかけるように速度を落とし降下したり、態勢を立て直して再び飛行するなどの訓練も行っていた。

 20日はCH53Eの24番機、21日は22番機が離着陸訓練を行っているが、戦場を想定した訓練は危険を恐れては行えない。訓練内容が厳しくなれば事故の危険性も増す。昨年8月にキャンプ・ハンセンでHH60が墜落した事故は、熟練パイロットによるものだ。メインゲートの近くからCH53Eの訓練を2日続けて見ていて、いつ事故が起こるかもしれない、という危うさを感じずにいられなかった。 

 


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