海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

高江のヘリパッド工事再開への抗議行動

2016-07-11 23:52:43 | 米軍・自衛隊・基地問題

 11日は前日の参議院沖縄選挙区で、辺野古新基地建設に反対する伊波洋一さんが、現職大臣の島尻アイ子さんに10万票余りの大差で勝利したことを祝いつつ、台風対策で片づけてあったテントを再設置した。

 辺野古弾薬庫近くの第3ゲートから見ると、クレーン車でフロートを吊り下げている様子が見えた。台風対策で陸揚げしてあった海保のゴムボート係留用のフロートを再設置するための準備を思われる。

 高江に早朝から機動隊、警備員、作業員が来ているとのことで、テントの設置のあとは高江に移動してヘリパッド建設反対の阻止行動に参加した。N1と北部訓練場メインゲートの二手に分かれて行動したが、メインゲートでは米軍車両や工事関係車両に対し、座り込んだり立ちはだかったりして抗議行動をくり返した。

 特に県道70号線沿いの緑地帯や空き地を沖縄防衛局が県の許可もなく柵で囲い込み、住民排除に乗り出したことに強い抗議が続いた。

 沖縄防衛局はレンタカーを使って、北部訓練場内に入ったり、市民の動向を監視したりしていた。写真はN1近くで市民の動きを探っている沖縄防衛局員。れ5189のレンタカーに乗っていた飯森健一と堤知宏の二人。

 沖縄の民意などくそくらえと言わんばかりに、安倍政権は参議院選挙の翌日に高江の工事を再開し、翁長県政に揺さぶりをかけている。辺野古が中断中に高江でヘリパッド建設を進めようとする沖縄防衛局の策動を打ち砕こう!高江に結集を!

 高江から戻ったあとは、名護市内で選挙の後片づけ。夜遅くまでかかったが、やったことが報われたときは、疲れもまだやわらぐ。伊波さんと福島さんをはじめ、平和を口にする議員はみな、辺野古や高江の工事強行を国会の場で追及し、阻止するため力を尽くしてもらいたい。

 


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