海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

作業再開への警戒が高まる

2015-09-10 23:25:17 | 米軍・自衛隊・基地問題

 パソコンが壊れてブログの更新ができない日が続いたのだが、昨日、新しいのに買い換えた。まだ新しい機種になれなくて、ただでさえ機械に疎いので四苦八苦している。

 やらなければならない仕事が多く、今週は辺野古に行くのは2回目。午後からゲート前に行ったのだが、作業中断が昨日で終わり、前夜から多くの人が泊まり込みで警戒態勢に入っている。ゲート向かいの木陰で集会を開きながら、車両のチェックが行われていた。

 ゲート前に立って、基地内に出はいりする米軍車両に抗議し、午後3時半ごろから行われたデモ行進に参加した。今日も全国各地から200名近くの人が集まっていた。学生のグループも多く、若い人たちの姿が目立つ。辺野古の闘いは確実に広がっている。翁長知事はぜひ自信をもって、埋め立て承認の取り消しを行ってほしい。県民の力を信じなければ、沖縄の現状を変えることはできない。

 辺野古総合大学の写真・新聞資料が掲示されていて、沖縄の反戦・反基地運動の歴史を知る、いい材料になっている。沖縄の先人たちが激しく抵抗してきたからこそ、米軍の起こす事件や事故もまだこの程度で収まっている。米軍や日本政府にとって扱いやすい沖縄人になれば、米軍はやりたい放題やってくる。

 軍隊は住民を守らない。これは70年前も今も変わらない事実だ。こう書けば中国の脅威を言い立てる者が出てくる。しかし、そういう者たちに限って米軍基地を自らが住む地域で引き取ろうとはしない。米軍が自らの生活に何をもたらすか、よく知っているからだ。

 


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