海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

基地内に保管されているフロート、オイルフェンス

2016-05-06 23:41:46 | 米軍・自衛隊・基地問題

 6日は朝、カヌー6艇で松田ぬ浜を出発した。ほかに4艇が初心者練習を行っている。浜を出発して間もなく、キャンプ・シュワーブ内でクレーン車が動き、小玉のフロートを吊り下げているのが見えた。4月30日から6日ぶりにフロート、オイルフェンスの撤去作業が再開されている。

 米軍のリゾートビーチ近くにある保管場所は満杯のため、基地内の別の場所に移して保管しているようだ。撤去と言っても、あくまで海上からということで、辺野古の現場から撤去するということではない。基地内の別の場所に移して保管し、いつでも再設置できるようにしている。このような「撤去」の実態をよく見ないといけない。

 長崎(辺野古岬)に向かう途中にある映画館では、この日も屋上に作業員の姿が確認できた。カヌーからは肉声での抗議になるので、声が届くところまで寄って、いっさいの作業を止めるように訴えた。

 

 長崎と長島の間には、まだ三重のフロートが張られたままで、船やカヌーの航行を妨げている。長島の間の抜けて大浦湾に出ると、しばらく作業船によるフロートの撤去作業の様子を監視した。

 辺野古弾薬庫下の海域にいる平和丸1号から、瀬嵩側の二重に張られたフロートの内側にある小玉フ7ロートを作業船が引っ張り、米軍のリゾートビーチに陸揚げしているという報告があった。

 この日は午前中、今にも雨が降り出しそうな曇り空にくわえ、霧が出て遠くの景色はかすんでいた。瀬嵩側の作業はよく見えなかったが、作業和船が沖に浮かんだオイルフェンスの所で作業しているの見えた。この後、長島で休憩を取りながら作業の監視活動をつづけた。

 米軍のリゾートビーチではクレーン車が動き、浜のフロートを奥に移動して場所をつくり、海から運んできたフロートを陸揚げしていた。午前中監視活動をつづけたが、瀬嵩側の作業が中心で、長崎と長島の間のフロートはまだ手が付けられていない。

 大潮で普段よりもかなり潮が引き、松田ぬ浜に戻る途中にある基地の排水管も露出し、カヌーでも通れないほどだった。

 カヌーの活動を終えて午後1時半頃、第3ゲートから大浦湾を見ると、沖に置かれていたオイルフェンスを作業船が引っ張ってくるところだった。1日も早く大浦湾の元の状態に戻すよう求め、明日以降も海上行動が取り組まれる。ぜひご参加を!

 


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