海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

フロート二重化への抗議・阻止行動

2015-10-02 23:32:50 | 米軍・自衛隊・基地問題

 

 10月2日は午前中、雷注意報が出て雨が予想されたので、出発時間を遅らせて海上の様子を見た。午前9時過ぎに大丈夫だということで、カヌー12艇で松田ぬ浜を抗議に出発した。

 辺野古崎に向かう途中、潜水作業を行っていた。海から見える範囲ではこの日、キャンプ・シュワーブ内の陸地で目立った工事は行われていなかった。

 辺野古崎から長島の間は前日、フロートが設置されてしまった。ただ、辺野古崎付近の一部を除いてまだ一重の段階で、これからオイルフェンスを間に挟んでフロートを二重化、三重化にする作業が予想されたので、フロート沿いにカヌーを配置して警戒に当たった。

 午前中、浮桟橋の設置が行われていたが、「爆弾低気圧」の影響か向かい風が強く、雲の様子から雨も予想されたので、カヌーで現場に行って抗議・阻止行動をとるのは見送らざるを得なかった。午前中は浮桟橋の設置と、米軍のビーチにオイルフェンスやフロートをクレーンで並べる作業が行われた。

 午後2時45分頃、潜水作業中の黄色いのぼりを立てた作業船が、辺野古崎と長島の間のフロート付近にやってきた。しばらくして、別の船がオイルフェンスを丸めて運んできた。フロートを二重化する際に間に挟んで空間を空けるもので、そうすることによってカヌーがフロートを越えるのを難しくしようというものだ。

 フロート沿いに監視行動を行っていたカヌーチームが船の方に行き、抗議・阻止行動を行ったため、オイルフェンスをフロートにつなぐ作業は完了できなかった。作業船はオイルフェンスを沖のブイに括りつけて戻っていった。

 同時に大浦湾の長島のすぐ北側でも、オイルフェンスを二重にする作業が進められた。こちらは十分な対応ができず、移動してきたオイルフェンスを結束する作業の途中で抗議を開始した。カヌーチームが近づくと、作業員たちはすぐに引き上げていった。

 カヌー12艇では広範囲の行動は難しいが、それでもできる限りのことをやっている。午後4時半に作業の動きがないことを確認して松田ぬ浜に向かった。長時間カヌーに乗る日が続く。

 


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