海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古の浜で開かれた「県民大行動」に5500人が参加!新基地建設反対の意志を示す。

2014-09-20 21:55:19 | 米軍・自衛隊・基地問題

 20日は午前中、台風16号の影響でやや風と波が強いなか、それに逆らってマナヌー岩方向にカヌーを漕いだ。漕ぐ力が試される状況で、潮に流されて航路標識から離れてしまうメンバーもいたが、それでも全員が目標にたどり着いて、6番標識でしばらく休憩をとった。

 6番標識から航路標識に沿って豊原の浜まで漕ぎ、ヘリ基地反対協のテントの前に移動した。そこで昼食をとっている間、辺野古の浜周辺では午後2時から開かれる「県民大行動」の準備が進められていた。

 午後は12時過ぎに辺野古崎南側のフロートの方に行き、中に入ったら海上保安庁のボートが4隻あわててやって来た。フロートから離れるように、とくり返していたが、辺野古の浜に続々と県民が集まっているのが気になったらしく、何の手出しもせずに引き上げていった。

 午後2時から辺野古の浜で、「みんなで行こう、辺野古へ。止めよう新基地建設!9・20県民大行動」が開かれた。カヌー隊は浜の近くの海上から参加した。県民集会のなかでカヌー隊の紹介もあり、浜から上がる拍手や指笛に全員でパドルを立てて応えた。

 「県民大行動」には主催者発表で5500人が参加した。11月の県知事選挙に立候補を表明した翁長雄志那覇市長のあいさつがあり、辺野古新基地建設を止めるために、県知事選挙にかならず勝利しよう、という発言が続いた。国会議員や平和団体の代表あいさつと並んで、稲嶺進名護市長や若者を代表して名桜大学の学生・玉城愛さんのあいさつもあった。

http://www.qab.co.jp/news/2014092058561.html

 「県民大行動」の様子は琉球新報のホームページで動画を見ることができる。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231870-storytopic-271.html

 5500人もの人が辺野古の浜にやってきて、埋め立てられようとしている辺野古の海、浜を分断する金網フェンス、海を分断するオレンジ色のフロート、カヌー隊の弾圧にやってきた海上保安庁のボートなどを、自分の目で見たことは大きな意義がある。初めて辺野古の浜に来た人も多かったと思うが、現場の状況を五感で感じて初めて分かったことがたくさんあったと思う。

 台風の影響で天気が気になったが、雨にならなくてよかった。集会会場ではカヌー隊募集のビラが2000枚まかれたとのこと。カヌー隊はくり返し練習が必要で、辺野古海域の状況も知らないといけないので、一定期間継続して行動できる方、ぜひご参加ください。辺野古新基地建設を阻止するために、海でも陸でも反対運動の輪を広げていきましょう。

 

 


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