やって来ました。前回報告の新聞記事の左下の写真の「那か多゛楼」です。
数年前、この路地に遭遇してこの建物を見つけた時、保存状態の良さに驚きました。
今回の新聞記事でイラストレーターの「なかだえりさん」がリノベーションしたものと知りました。
娼館の特徴を全て再現しています。
大きな張り出し窓、豆タイルのカフェー風がその特徴です。
新聞の写真と同じアングルです。タイル貼りの円柱が娼館の特徴です。そして、今回新聞記事で教えられました。建物の壁とドアが平行ではありません。斜めになっています。遊女が見え隠れしながら客を呼び込んだという特徴の一つです。
隣にも娼館跡風の建物が在ります。これもなかだえりさんの製作でしょうか?円柱や大きな窓の特徴があります。
そして丸窓です。
更に、斜めの玄関ドアです。
玄関の煉瓦門柱に「日本国有鉄道」の文字があります。今回見つけた新たな謎です。
改めて、2つの娼館を眺めます。
この建物の製作者の言うとおり、娼妓が生きた歴史を「なかったことにされてしまうのは、違う気がする」
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