第7話~祖父~

一人収容所から逃れた朝鮮人だが、小林の彼女に肩の焼印を見つけられ、追われる。崖に追い詰められた時、蕭の「絶対鬼子に渡すな」という言いつけを守るため、地図を破き、岩で頭を砕き自害する。

小百合は漢生に明日帰国することを伝えに来た。漢生は日本語で「また来い」と答える。その話を聞いた蕭憶は悩みながらも小百合を空港まで送る。空港で、小百合はついに憶への想いを打ち明けた。

東京。迎えに来させた兄は、電車代も無い小百合に金を渡す。その途中で母方の祖父宅の側を通り、寄って行くことになる。碁を一人で打ち続ける祖父・創太、誰かと話ながらのつもりらしい。昼食の時に祖父が北京に行ったことがあることを知った小百合は、「中国人を殺したか」聞いてみるがはぐらかされる。しかし、小百合が流していた映像に漢生を見た祖父は動揺する。

創平は自室に戻りしまってあった写真を取り出した。岡田が写っている。


上官から捕虜の中に存在する秘密組織の壊滅命令を受けた岡田は、締め付けを強化させる。一方、工事中にトロッコが故障し接触した小石頭は、蕭に怪我を見るため連れられていく。その時小石頭が女である事に気付く。
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【解説】
朝鮮人を小林の彼女と共に追う女の日本語がおかしい。朝鮮人を朝鮮人が追うわけ無いので、設定上は日本人なんでしょう。

回想シーンの小百合の声が変わりました。声ではなく、日本人じゃなくなったんですが、吹き替えに二流女優を呼ぶお金も無かったようです。

東京ロケが始まりました。旦那様を鈴木さんと呼ぶ家政婦も日本語がおかしい。深刻な予算不足です。極めつけが、小百合のお兄ちゃん・譲平は岡田総監と二役、政治家です。岡田のクセが残っていますが、本人のクセかもしれません。

小百合のじいちゃんが飼ってる犬の名前(奥利)や、かけてある掛け軸、なぜか独り言を言いながら差している囲碁などミエミエの小道具で、岡田に近い人間であるとほのめかしてますが、岡田じゃないですよね。
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第6話~虐殺~

岡田を信用できない蕭は、坑道で見つけた朝鮮人に、収容所の地図をを託して赤十字に運んでもらう手はずを整える。

山花の気まぐれで食事を増やされた小李への反感から、またも国民党と共産党が衝突する。周たちの仲介で何とか沈めるが、まだまだ信頼関係にいは程遠い。

山花の暴虐は続く。新兵を訓練中に通りかかった大李を訓練の相手に連れて来る。大男の大李に新兵は3人寄っても歯が立たない。山花は大李にも銃剣を持たせ何度も突く。それを見た蕭がすくに駆けつけるが、大李はついに倒れ、息絶える。

岡田は山花を除隊させようとする。「ここを南京と勘違いしている。規律に反していないものを自分の趣味で殺し、支那人への反感を煽り工事を遅らせる」からだ。「皇軍のまま靖国神社に祭られたい」山花のたっての願いで、罷免だけは免れるが、大李の葬儀を機に岡田の恐れていた中国人の団結が始まる。

葬儀に皆が目を取られている間に、蕭は朝鮮人を逃がす。一人は追っ手に撃たれ、もう一人を逃がすために身代わりとなる。彼が引きずられてくるのを見た周は、ついに蕭に対する怒りをあらわにする。

「君たちのように事を性急にやるのはごく少数だ。」岡田にも同じことを言われ、国民等との共闘をあきらめる蕭、彼らが保身のために自分たちを売るのではないかと疑う。蕭、夏、陳四妹は抵抗組織"唐山"を結成、人数を増やしながら工事の妨害工作を進める。

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【解説】
今回は「ここは南京ではない」発言が飛び出しました。山花が南京で負傷し、ここに送られてきたこと、靖国に祭られたい願望と合わせて「山花」=「軍国主義の権化」を強烈にアピールしたいようです。残念ながら山花を演じる役者の演技力が気になって、伝わってきませんが。

大李を助けに走るシーンは屋根から華麗な身のこなしで着地、朝鮮人を放り投げて逃がすなど、今回超人的な活躍をしながら、日本人相手では途端に弱くなる蕭もいい味出ています。

葬儀の時に中国人が歌っていたのは『松花江上』という抗日戦争期に歌われていたもの。「918、918」と連呼する嫌な歌詞ですが、中共は918を始めたのは劉少奇と喧伝してたそうじゃないですか。

【歌詞邦訳】
オレの家は東北松花江 あそこあるのは森林と炭鉱
そしていたるところに大豆とコーリャン
オレの故郷は東北松花江 あそこにはオレの同胞がいる
そして年老いた祖母がいる
918、918 あの時から オレは故郷から離れた
限りない宝を捨てて 放浪する
1日中関中をさまよい いつ いつ 故郷に帰れるのだろう
いつ いつ あの無限の宝を手に入れられるのか
祖母よ いつ一緒になれるのだろう
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