≪Mémoireメモワール 💒社寺神域 大宰府天満宮(福岡県)2003.9.10≫
九州の玄関口博多。その近くにある大宰府天満宮。言わずと知れた学問の神様だ。
その始まりは菅原道真公が都から大宰府に左遷された事から始まる。菅公の名歌
『 東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな 』(拾遺和歌集)
この歌の解釈は道真公のみにしか計り知れないが、大宰府は京の西の果ての地で
東風(こち・やませ)が吹く頃、都に置かれた薫花の香を届けておくれと詠んだのだ
ろう。薫花とは、住み慣れた都であり、愛しき人々であり、栄華の極みのわが身
だったのかも知れない。毎年、2月になると大宰府天満宮から梅の小鉢が青森県
に届けられる。青森県から林檎を送っているせいもあるが、浅からぬ縁を感じる。
社格 : 官幣中社 祭神:菅原道真 社紋:梅花
指定 : 国宝(翰苑 巻第三十)、重要文化財(本殿 他)
参照 : 大宰府天満宮(💞パワー聖域 福岡県太宰府市)