「輝で、今日が展覧会の最後の日なので是非行って観て来るといいですよ。」
理事長さんのお勧めで訪れたまち家のギャラリー「輝」だった。
冬虫夏草については、貴重な薬草だと言うぐらいの知識しかなかったし、今までそれを目にしたこともなかった。
ポスターを見て、「森の妖精」と言う言葉に先ず惹かれた。
会場には、作者の中谷さんが訪れる人の質問に丁寧に答えておられた。
また、館内に冬虫夏草との関わりをはじめ、家業の茸類を扱う生業から、それの保存や、押し絵のように保存し、さらにそれを絵画として作品にしようと試みるまでのことが、パネルにして説明掲示されていた。
つまり標本であった茸が「森の妖精」と言うようなメルヘンの世界を作り出すに至った経緯や、なみなみならない研究、山歩き、立体的な茸を、その色を失せないままに押蕈に、していく技術の素晴らしさに感動した。
作品の掲載方法の一つである。
右が作品「農耕風景」で左の、アルファベットが、下の画像のどの茸をどこに使っているのかを示すといった、とても手の込んだ、しかも観る側にとっては、茸の色や種類が分かり、押し絵になったあとも、その質感や色彩がそのまま保たれていることの有様が諸に理解できるように掲載されているその方法にも、中谷さんの作品に対する熱意と、鑑賞する立場に立っての受け入れ易さを、完璧なまでにされている。
< 標本絵作品・森の妖精> | |||||||||
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最後にキトラ古墳の壁画「玄武」は、茸の配置の画像もコラージュで一つにした。
会場の光(電燈)の灯りの都合で、作品を真正面から写せなかったり、カラスに映り込んだりして醜くなったのもある。
「還暦を過ぎて・・・」とか「孫が恐竜を作って・・・」とかほかの人に説明していらっしゃる、作者の中谷さんはとてもおっしゃるようなお歳には見えず、若々しくて、ご自分の道にひたすら情熱をかけて進んでおられる輝きに溢れておられた。
『冬虫夏草とは、冬眠を始める昆虫に寄生して体内に侵入し、冬の間に栄養分を吸収しながら菌糸を培って、暖かくなると発芽して地上に姿を現す子嚢菌類バッカクキン科のキノコです。生態系では昆虫の異常発生を抑制する寄生菌(害虫の天敵)に分類され、世界中で490種類が発見されています。』
つくしのような感じでした(^^;;
“薬草”と知っても煎じて飲む勇気はありませんが、、、
標本から作品に 茸で珍しい押絵
芸術というよりも研究発表ですね~
珍しい作品を見せていただき有難う御座いました
標本にしてあったのにも、土筆のようなのもありました。虫に生える茸ですから、その虫によって、形はさまざまでした。
茸の押し絵に集められる茸の種類見多くて大変だし、それの水分を取り除く作業など、凡人の私には気が遠くなるような作業過程でした。
そしてこんな作品を作る方の情熱を尊敬します。
押し花でもうまくいかないんですよ。
冬虫夏草って不思議ですね。
虫に生える茸なんて知りませんでした。
それまでに、この町に行っていましたのに、輝さんのイベントに気がつかなかった不覚でした。
不思議な茸ですよね。
それの研究に始まって押茸に発展させていく、その発想の素晴らしさと技術の感動を、ブログにどう記せばいいか、自分の表現力のなさに参ってしまった昨日でした。