これも前報(後注1)の続きです。それは、だいぶ整理しておりますので、まだ、最後まで、お読みいただいていない方は、再訪をしていただけると助かります。ずいぶん読みやすくなっていると思いますので。
なお、今は、7日の午後3時です。副題5と、して、こちらの文章にも大きく加筆をしてあります。途中も推敲加筆をしてあるので、初稿より、ぐっと、複雑な文章となっています。7日の、午後3時以前に、ここを、お読みいただいた方も、こちらの方も、3時以降に再訪して、下さると幸いです。なお、推敲がすんだしるしとして恒例の△印を総タイトルの横に付けておきます。
副題1、『本章を書くに当たって、特にお断りをしたいこと』
副題2、『なぜ、高等裁判所の開門調査命令が、地裁の仮処分でひっくり返されたとき、谷垣さんは、意見を言わないのだ?』
副題3、『なぜ、一票の違憲裁判が、続発したときに意見を言わないのですか? 無責任でしょう。それって』
副題4、『私は谷垣さんに、長年、同情してきていたが、今ではその無責任さにあきれ果てている』
副題5、『谷垣法相は、蚊帳の外に置かれているのか? それとも、すべてを知っていて、許可しているのか?』
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副題1、『本章を書くに当たって、特にお断りをしたいこと』
私は最近は、このブログの世界に懲りすぎないようにと努めているのです。相当に踏み込んだものを書き始めていますので、体力を消耗しています。ので、懲りすぎないように、一本で、二日は持たせよう(笑い)と思ったりしています。一日目に初稿を書き、二日目に加筆整理する。
それは、弾圧・・・(邪魔が入って、パソコンを壊し、文章を書けなくされることがしばしばある)・・・を潜り抜けるための手法なのですが、もう、ひとつ、非常にごたごたと、私事を混ぜて、長い文章にするという工夫もあります。
主題が、ドキッとさせるほど、きつい批判になっている場合、それを、緩める、または、目立たせなくさせるための工夫のひとつです。
そういう形で、昨晩、前報(後注1)の最終章を書いているうちに、谷垣禎一、現法務大臣に対する怒りに満ちてきました。
この人は、大変、人物はよい人だと思います。だが、残念ながら、他人、特に悪人達になめられやすい人でもあります。
今の司法が、特別に、ごたごたとしているのも、谷垣さんが、なめられやすい人であることが大きな原因でしょう。
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副題2、『なぜ、高等裁判所の開門調査命令が、地裁の仮処分でひっくり返されたとき、谷垣さんは、意見を言わないのだ?』
上の副題に書いてあるとおりの事が大問題です。2013年の10月に長崎地裁が、・・・・・・福岡高等裁判所で、長年の審議を経て、決定した・・・・・有明海の開門調査を・・・・・仮処分決定と言う形で、・・・・・覆しました。これは、司法の危機です。
これは無論のこと、忌まわしい裏があります。だけど、現在の法務大臣は、谷垣さん、あなたですよ。なぜ、調停に乗り出すとか、そのほかの手を打たないのですか? ご自分の意見でどうにでも左右できるでしょうに。なぜ、放っておくのですか?
牢屋の中に入っている死刑囚は抵抗できません。そういう意味で、非常に弱い存在です。そういうものを、書類に大型のはんこを押すことで、殺害して行って、「ハイ、私は義務を果たしている、立派な法務大臣です」って、誇るだけで、職務遂行したつもりになっておられるのですか?
谷垣さん、あなたご自身の、お子さんがあるでしょう。こういう職務は豪壮で、伝統的な法務省のビル内で、クラシックだが、郷か極まりないだろう、執務室で行っていると、事の本質が一種の殺人へのゴーサインであるということが目に見えにくいとは思います。
だけど、心理学的に言うと、死刑囚だって、よい環境に生まれ、よい教育を受けたのなら、死刑囚にならないで住んだかもしれないのです。網走番外地(=刑務所内のこと)に生まれて、親からの恩愛ある養育をほとんど、受けておらず、人の命が何たるかも一切知らないで居て、ただ、単に小額のお金をほしくて、人を殺していった永山則夫が、その後、獄中で、いろいろ学んで、貧乏による罪について、いろいろ、書いている幾多の書物をお読みになったことはないのですか? 死刑執行をなさる前に、あまたの関連書物を、読むぐらいのお勉強はなさるべきだと思います。
それに、文明国によっては、すでに、死刑廃止も、決定されている現在、谷垣さんのなさっていることは、国が違えば野蛮極まりない事と成るのですよ。
特に、NHKが図説の解説入りで、多数の死刑囚の死刑執行をおこなったと、は、国民に告げるような、そういう現象を、ご自分で、誇りに思っていらっしゃって、いませんか?
記者会見で、堂々と、「自分は立派な事をやっている。一種の男の中の男だ」というような意味の事をおっしゃっているみたいだけれど、それは、私のようなソフィスティケートされた人間(笑い・・・・・と、自分で言ってはおしまいですが)からみると、「違うでしょう」となりますよ。
そっちは簡単すぎる業務です。そんなの、ご自分がやらなくてもいい業務です。そして、記者会見など、開くべきでもなく、国民に知らせるべきことでもありません。数年前までの法務大臣は、皆聡だったと思いますよ。レオすカラックス監督が、映画TOKYOの中で、言葉が、全世界の人と、一切通じないメルドと言う浮浪者を設定して、曽野男が、東京の地下道で、旭日旗月の戦車を現代でもなお保持していて、渋谷の交差点で、爆発事故を起こして、まるで、東京裁判を模したような裁判場で、死刑判決を受け死刑を執行されるという映画を作ってから、突然、死刑執行が大問題となり、映像を伴うニュースと成ったのです。
慎み深い日本人として、また、侍の伝統を持つ日本人として、武器を持たない人間を殺すことは恥じですよ。だから、10年ぐらい前の法務大臣が死刑執行をしたとしてもあたり=国民には、それを開示しなかったと思います。
谷垣さん、あなたって、江戸時代までは、どういう階層の人間だったのですか? お里が知れるとはこういうことだと思いますよ。死刑囚は抵抗する武器を持っていません。そんなのを何人殺したって、男でもなんでもないです。しかも江戸時代に確立した一種の文明である武士道とは、はるかに離れた姿勢です。
そして、これほどの数の執行をしたら、それは、やりすぎであって、天国に行ったら、神様に叱られることとなるでしょう。だって、職務とはいえ、殺人には変わりはないのですから。
何で、平気な顔をして記者会見などするのですか?
それより、国民の大多数が唖然としている、高等裁判所の決定を地裁が覆したことに対する、
仲裁、もしくは訂正を求めるのが、法務大臣の急務でしょう。10月から、すでに、2ヶ月間たつのに、なしのつぶてと言うか、無視と言うか、義務放棄と言うか?
東大の法学部を出ていらっしゃるみたいですが、なんか、机上の空論ばかりお勉強なさってきたと見えます。実行力がないです。男の中の男、もしかしたら総理大臣になったかもしれない男として、なたを振るうべきところは、別の場所でしょうに。
なんとなく、谷垣さんって、女々しいと感じます。小学校の時に、学級委員をしているお顔のきれいなお坊ちゃん、居たでしょう。だけど、裏側では、いじめっ子にいじめられている。そういうタイプを想像します。無論、谷垣さんはどこかの名門大学、付属小学校か、公立でも番町小学校などの名門小学校のご出身だろうから、
友達の中にいじめっ子は居なかったと思いますが、
この開門調査の件に、手を突っ込み、首を突っ込むことは、相当に勇気の要ることかもしれません。だけど、私から見れば、この件は、我が家のご近所のわがまま主婦達の、めちゃくちゃな、失敗を、糊塗するだけの措置にしか過ぎないから、「あなたは、女の股の間に、屈しましたね」と言うだけの話でしかないです。
女性が集団で他人をいじめるのは、セックスの快感を、どこかで、味わえるからです。ずいぶん下品な言い方をしていますが、事の本質を説明するためには、そのくらいにシンプルに語ったほうがいいのです。
それは、兵庫県かどこかで、リンチ事件を、親戚同士で行わせた女性の事件があったでしょう。警察署内で、タオルを使って、寝たまま自殺した女性です。
続いて、中学生だった自分のこどもの友達を集めて、子供集団を支配して、同じくセクシュアルな、何かをやった女性も居ました。そういうのと、同工異曲なのです。その詳細は、後注2にあげたリンク先に書いてあります。そこだけでは足りませんが、また、将来、この文章を、加筆訂正するときに、見つけたら付随させて置きましょう。
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副題3、『なぜ、一票の違憲裁判が、続発したときに意見を言わないのですか? 無責任でしょう。それって』
何度も言うように谷垣さんは、紳士です。だけど、一票の違憲判決が多発したときに、どうして、意見を言わないのですか? 立法と司法と行政は無論、三権分立です。だけど、あれほどの、裁判が出て、谷垣さんは自民党内閣の法務大臣ですよ。
特に選挙が無効だという裁判が二つも出ているのに、どうして、何も措置をとらないで、ただ、安穏に、法務大臣の椅子に座っていられるのですか?
無論、この裁判も裏(後注3)があって、井上ひさしとか、伊藤玄二郎、前田祝一氏などの失敗や悪辣さを糊塗することを目的とした、おちゃらけた、裁判であって、実効性がないという真実があるでしょう。だけど、表向きは、NHKが大報道をしているのですよ。それに対して、どうして何も言わないで、手をこまねいているのです?
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副題4、『私は谷垣さんに、長年、同情してきていたが、今ではその無責任さにあきれ果てている』
私は前報の最終章で、谷垣さんに、長らく同情をしてきた経過を語っています。中川元経済産業大臣ほどの、屈辱的なわなにはめられたわけでもないけれど、相当な恥辱をなめられたはずです。でも、その臥薪嘗胆の歳月があるからこそ、哲学的な部門で、ご自分に磨きを掛けて、スパッとした見事な大岡裁きを見せたら、いかがです。法務大臣ですよ。江戸時代に仮に時代が帰ったとしたら、庶民は道端で土下座をしないと、いけない立場ですよ。どうして名君としての裁量ができないのです。特に裏側で、できないのですか?
悪人達は裏側で、それをやっています。谷垣さんは、職務権限を利用して、記者会見で、一言、自分の思いを告げるというような形で、最近の司法の、めちゃくちゃな、乱脈振りを正したらいかがでしょう。司法がこれほど、壊滅すると、日本人の心も文化も暗いものになり、この国は、どんどん劣化していくでしょう。私は、ここに、谷垣法務大臣の無責任さを文章として記録をしておきたいです。
さて、初稿を書いてから、12時間たちました。実は、書いて三時間後に以下の新しい部分に気がついたのですが、頭がすっきりしてから書き足したいと思って、昨夜は、加筆をしなかったのですが、今、7日の午後1時から、書き足します。
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副題5、『谷垣法相は、蚊帳の外に置かれているのか? それとも、すべてを知っていて、許可しているのか?』
さて、開門調査を阻止した地裁の仮処分も奇妙と言う以上のものですが、一票の違憲判決も奇妙と言うものです。それは、耳には、ここちがいいですよ。都市と田舎に、票の効果に差がある。そのとおりです。
NHKの新春対談を昨日6日に録画で見ていたら、今、首都圏には、日本の人口の、三割から四割が集中していて、大阪圏が、二割程度、中京圏が、一~二割(?、この中京圏だけは、不正確です。出席者は何もここについては触れていません)で、田舎を全部合わせても、一割程度なのだそうです。それなのに、代議士は、田舎からたくさん選出されています。
もし、前田氏のひどい言動や、安野夫妻のひどい言動に接していなかったら、この判決を、私も大喜びをして、その結果、永田町が動くことを期待をして、そちらへ向かって、批判の文章を書いたと思います。
しかし、私はこの鎌倉雪ノ下で、心理的には、とても恐ろしいことを、すでに種々経験していますので、ニュースの裏側がすぐわかるようになりました。この一票の違憲裁判も、敵は本能寺にありで、真の目的は、例のごとく、私を脅かすだけのものなのです。
どういう風に脅かすかと言うと、集団訴訟と言うものの忌まわしさを、長らく、私が書き続けていますので、『今度は、弁護士が正しい目的でやったのだぞ。どうだ。これを批判できるか?』という挑戦をしてきたと思います。挑発としての裁判結果なのです。
その経緯は、後注3にも書いていますが、他の文章も最近のものは、ほとんどが、それに関しています。
ところで、そういうわけで、これは、ほとんど、実効性のない判決で、一票の格差だけではなくて、選挙結果も、違憲とされた広島高裁の判決の、当該代議士(自民党)も、上告も何もしておりません。まったくおちゃらけた裁判なのです。
しかし、現れた結果は重大です。それに対して、何も谷垣法相が発言をしていないことの不思議さを、上の副題2で、簡単に上げているのですが、この副題5では、
非常に重大な二つの可能性を語りたいと思います。
それは、谷垣さんが、例のごとく、悪人達になめられきっていて、それゆえに、蚊帳の外に置かれているという可能性が、ひとつ。
もう、ひとつは、谷垣さんは、すべてを知らされていて、知っていて、何も発言をしていないと言う説です。
両方とも可能性が大です。
でも、どちらにしても、国民から見た法務大臣としては、駄目です。ただ、後ろの方だと、よりトラブルサムですね。歌舞伎で言う色悪の類となります。白い肌に青い隈取をされる類の悪人です。
いままでだと、私は谷垣さんのことを、善人なのに、なめられきっているから、損をしている人だと、考えていました。ところが、そうではないと成ります。何もかも知っていて放置をしているとなります。すると、こういう集団訴訟は、・・・・・小泉さんの靖国参拝意見訴訟もそうなのですが、・・・・・共産党の主導で、行われてきていますので、自民党の谷垣さんは、共産党の軍門に下っているということになります。
大矛盾です。大、大、大の矛盾です。こういう想像が当たっていないことを望みますが、あれほどの、違憲裁判が、短期に集中して行われたということは、裁判官サイドも、協力していたと見なされるので、できレースだったと思われる部分も多くて、そうなると、残念ながら、こちらの後者の方が当たっていると成ります。
長らく、同情してきたのに、こんな裏切りに出会ったのだと、感慨無量です。
(後注1)
2014-01-06 18:42:24 |
政治 |
(後注2)
2013-12-20 14:36:33 |
政治 |
(後注3)
2013-12-21 22:34:46 |
後ほど、推敲と加筆を行い、その後に日付と、署名を入れます。
なお、このブログの、2010年より数えはじめた伸べ訪問回数は、1969709です。
2014年1月6日の深夜に書き始め、7日に加筆、推敲をする。
雨宮舜 (本名、川崎 千恵子)