入社式も直前の3月末に、髪を切りに行きました。
しばらく伸ばしっぱなしで、人生最長ぐらいになったので、
このまましばらくいてやろうかとも思ったんですが、寝癖直しがだるくて散髪を決意。
以前は親の知り合いが働いていた美容院に行っていました。
小学校からずっとど田舎床屋だった私めは、
中学後半に初めて行った美容院で
「うおっ、仰向けのシャンプー気持ちええ!」
と興奮していたものです。
しかし高校卒業を控えたある日、突然閉院。
以後行きつけを失った私は、普通に短く切るためだけに駅前の床屋へ。そしてチェーンくさい美容室へ。
10分程度で終えて髪を洗い流しすらしねぇ馬鹿店もあったなぁ。
そんな放浪時代を経た後、さすがに22の男子が髪の毛に気を使わんのはいかがなものかと一念発起。
駅前にあるこじゃれた美容室へ飛び入り。暇だったし。
当然そんなとこは予約優先で、あからさまに迷惑顔。
でも30分ぐらい待てば、ということなのでおとなしく待つ。暇だから。
その後結構待たされて自分の番に。
どう考えても男前な兄さんが笑顔でお出迎え。
とりあえず入社式に向け短めにしたい旨を伝えると、彼から予想外の単語が。
「そうですねえ、お客様の場合骨格がこういう形なんで・・・」
こここ骨格?
骨格をもとにお勧めの髪型教えられたの初めてだよ。
あからさまに今までとは違うぜ。カリスマか?カリスマなのか?
その後も、自分は髪の量が多いらしいという情報をもらったり、
ここ半年髪の毛切ってない、と言ったら苦笑いされたりしながら散髪は進む。
結果、確かに以前までの店とは違う感じに仕上がる。なんか軽い感じ。よくわからんが。
この客がズボラだと悟った彼はさらにワックスでの整髪の仕方まで指南。
後ろのほうを「遊ばせる」んだってさ。何がなにやら。
最後にスタンプカードを渡され会計。裏にはスタイル維持のための次回来店日が。
「お客様のスタイルを維持するためには、5月末のご来店が理想です」
2ヵ月後かよ!
なんだよそのコンスタント加減。小5のころ通った英語塾だって終盤はそんなに頻繁に行かなかったよ!
でもまあ、タダで缶ジュースのめるから行く。
まあ、その後の反応は家族含めほとんど皆無。
1人だけお褒めの言葉をいただいたので、それだけを糧に生きていきます。