日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

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WBC観戦アメリカの旅・第7夜

2006-03-31 22:17:41 | 2012年までの記事
野球の話をするととたんに文が短くなることが判明。
結構早めに完結しそうです!それでいいのか俺!


あまりのショックと疲労に襲われた俺。
もうウイニングランの時点で帰っちゃったのでマウンド突き刺しとかは見てません。
帰宅して前述の女の子と話し終わって一人になったらそのショックと疲労が大波のように押し寄せて、何もする気が起きず。
せめて飲めない酒でも呑んで酔った勢いで寝たかったのですが、
近くにコンビニも無く第一夜のダウンタウンは危険なので動けない。
結局そのまま睡魔に襲われるのをベッドで待つ。

翌朝。
目が覚めたら昼の3時。

いや、寝不足だったし時差ボケってやつもあったし。
そりゃあわかってますよ、滞在時間が少ないアナハイムでは有効に時間を使って観光すべきだってことぐらい。
でもしょうがないでしょ、眠かったんだから!
疲れてたんだよ、本能に任せて何が悪い!
それにしてもお前、3時ってなんだよ!
西武戦も授業も特に無い平日のお前とかわんねーじゃねえか!

…とまあ、頭ん中で俺同士のけなしあいを展開しながら目を覚ましていくうちに空腹が襲ってくる。
とはいえこの街の飯事情は既に把握済み。やすやすと手を出すと大火傷間違いなし。
そんな俺でも日本にいるころから行きたかったところがひとつ。それは

マクドナルド。

そうですマックです。関西人ならマクド。
日本のファストフード界のトップを常に走っているマクドナルドの、本場の姿をぜひとも見たい。
ケンタッキーフライドチキン札幌円山公園前店があれだけ旨かったんだから、
マクドナルドアナハイム店にだってそれなりの期待を抱いても問題はあるまいて。
というわけで本日唯一の観光。マクドナルドへ行こう。

歩いて3分。もうあった。観光終了。

店内に入るとやっぱアメリカな雰囲気。
びっくりしたのが、メニューが多いこと多いこと。
ちゃんと数えちゃ無いけど、セットだけで10をゆうに超えてたよ。
つーか、チキンナゲット10個セットてお前。
あと、アメリカではセットじゃなくてミールなのね。
テイクアウトは和製英語で通じなくて、持ち帰りならGOって言うのは知ってた。
ストッパー毒島読んでてよかったよ。ありがとうハロルド。
数あるメニューの中から、ダブルチーズバーガー(っぽいやつ)のミールと、
あと単品でスパイシーチキンバーガーみたいな名前のを注文。
で、用意されたのが画像の状態。

うーん、ビニール袋が用意されないのはエコの魂かそれともだるいからか。
多分後者だと思う。
やたらストローさした紙コップを持って歩く輩が多かったのはこういうことか。
結局片手にジュース(これがまたでかい。こんなに炭酸飲めるかボケ)をもち、
もう片手で紙袋を抱えて街を歩く。
なんか、昔の漫画に出てくる「パチンコで馬鹿勝ちした人」みたい。

↑この例えがわからない人。
「がんばれタブチくん」でタブチとミヨ子がじゃんけんで家事を決めることになって、
負けたミヨ子が家出しちゃう回あったでしょ?
あのときのパチンコで勝ってタクシー呼んでる時のミヨ子。あれ。
この例えじゃますますわからない人。正常。


ホテルに戻って食べてみたが、結局味は普通。
量に期待していたんだけどジュース以外は驚くほどでもなく。なんかがっかり。

さて、この日は現地時間の4時過ぎからアメリカ-メキシコ戦。
アメリカが負ければ・・・という可能性もあったけれど、昨日の試合で完全に終わった感があったので、ほとんど興味なし。
とりあえずすることもないので、ってことでTV観戦。

ふーん、アメリカってポール直撃はインプレーなんだねぇ。

まあ、それはさておき。
向こうにいる間、当然日本の携帯は使えない。
パソコンなんかもってやいないので、細かい情報は入らない。
そんなことは先刻承知だったので、あらかじめ2ちゃんに載っていた日本進出条件のレスをお気に入りに登録していたのだが。

どうも微妙にその内容が間違っていたらしく。

というのも、そのレスによると3すくみ時の進出条件のは「当該国との総失点が少ない方」。
当然俺はこの情報を鵜呑みにしているので、俺の中では

・日本   アメリカ戦4失点+メキシコ戦1失点=5
・アメリカ 日本戦  3失点+メキシコ戦?失点=?
なので、

「アメリカが3失点以上して負けたら日本進出」と認識。が。


2-1で負けちゃったんですけど。


ん?

えーと。

この場合…どうなんの?
失点同じなら、直接対決で負けてるから進出できないのかなあ?
あれ、でもアメリカの選手妙に落ち込んでるなあ・・・。
実況もなんかニュアンス的に「終わった」感が感じられるけど・・・。
あれ、明日のESPNの中継予定が「日本対韓国」になってる。

え、なんで?

あ、この進出条件2番目の「総自責点数」ってこと?
そういやアメリカ戦の9回エラー絡んだし・・・。
2死からのサヨナラだったから、あれは自責点に入んなかったのかな?

えーと。うん。まあ、



どうせ覆るんだろ?


という結論を下して就寝。失点率と知ったのは翌日ロビーで読んだ日経で。
明日はサンディエゴに移動です。

WBC観戦アメリカの旅・第6夜

2006-03-31 21:46:24 | 2012年までの記事
ついに野球のお話です。


さて、メインイベントの2次リーグ第3戦。
今回は旅行会社の計らいで、その旅行会社が主催している観戦ツアーの送迎バスを利用させていただくことに。
そのバスがホテルに来るのが16時半。つーことでまだ1時間の余裕。
しかし別にすることも無いので、準備した後は軽く一眠り。
10分前に目を覚まして、ユニやらマフラーをチェックしてロビーへ。

ロビーに行くと明らかにそれっぽい方々発見。気さくに声をかけてくれる。
親子っぽい女性二人、同い年ぐらいの女の子に30代くらいの男性。
自分以外は皆過去2戦を観戦しているので、球場の雰囲気を聞いてみたりしているうちにバスが到着。

バスの中には本当にいろんな年齢層の方々が既に着席済み。
自分は先ほどの親子の娘さんと隣になり、球場に着くまで談笑。
話を聞いて見ると、どうやらロッテファンらしい。
(代表ユニを着てたけれど、無地なので好きな球団はわからなかった)
向こうは逆に日本の状況を知らないので、誤審のせいで結構大騒ぎになってることを教えてあげる。
その後、なんとなく里崎の話に。

俺「いやー、でも本当に里崎のホームランには救われましたよ」
女性「ホントホント、見ててびっくりしちゃいましたよー」
俺「去年のPOといい、勝負強いですよね」
女性「そうそう、勝負強いんですよー 里ちゃん」

・・・里ちゃん?

あっぶねえ~、この人かなり里崎好きだよ。
「いやーしかし里崎ってドンフライ戦後の高山みたいな顔してますよね」
とか言わなくてよかったぁ。他球団ファンとの交流はこれが怖いよ。

とかやってるうちに到着。ダウンタウンから結構遠い。
ツアーとはいえ席が全て同じブロックではないので、試合後バス集合の旨が伝えられ、参加者は思い思いに球場へ。
自分はちょうど隣の席が同学年の男の子だったので、その子についていく。
左手にスコアブックを抱える彼は、将来スコアラーになりたいらしい。
「野球観戦ツアー」「スコアをつける参加者」のキーワードで思い出すかなり不愉快な記憶があるのだけれど、そんなことは彼はなさそう。

さて、ついにメジャーの球場へ到着。
感想としては
「造ったやつら頭のネジが1,2個取れてんな」。
いい意味でも、悪い意味でも。
とにかくあらゆるところに電光掲示板。
スコアボードはもちろん、2階席の壁部分にも、そしてよりによってライトフェンスにも。
フェンスの高さも距離も左翼・右翼で違う。
「こっちだけフェンス高くしたら面白いんじゃないかな、げへへ」って感じ。
本当にボールパークって感じ。球技場ではないなあ。

さっきの彼に飯が買える場所を教えてもらう。当然ホットドッグを選択。
太いソーセージのほうを選び、セルフでケチャップとマスタードをかける。
後で知ったがなんかピクルスみたいなもんもセルフで挟み放題だったらしい。味は普通。
そういやメニューにカレーが無かったな。日本じゃ当たり前に思ってたけど。

もそもそ食いながら開始を待っていると、だんだんまわりが韓国人で埋まってくる。
なんで俺の応援するチームは人数的にアウェイになるんだろうか。
つーか、この韓国人は全員韓国からってわけじゃないよねえ。アナハイムと韓国の関係わかんねーから詳しいこと知らないけど。
斜め右前方にいた集団は新聞ボンボンとファール時に「子供に渡せ」コールをしてたので、釜山出身者か旅行者なんだろうけど。
なんかねー、とりあえず

本気でうざい。

まあ、方々であの日のスタンドでどんな奴がいたかは承知済みでしょうし、
あの日偶然出てしまった韓国人の悪い部分だけ(だと願いたい)をクローズアップして非難するのはどうかと思うので。
試合自体もテレビでさんざんやっただろうから割愛。
とりあえず、日本はこの時点で自力進出が消滅。

さすがに帰りのバスは完全に沈黙状態。
一緒に見た彼と、ガイドさん(熱くていい人)と今日の感想、つーか愚痴をこぼしあい、いつのまにか熟睡。
気づいたらホテルの前へ。あわてて降りたので結局ちゃんと彼と挨拶できなかったなあ。

到着後、集合時に一緒にいた同年代の女の子もサンディエゴに行くと知り、
自分の部屋で向こうに着いたあとどうするか計画を練る。
自分のレンタルケータイの番号を伝えたり、お互いのホテルの場所を確認しあった後、話は大学の話に。


なんか、同じ大学だったみたい。


ここまでは奇遇って感じで、こっちが男前だったりすればちょっとドラマチックなんだろうけど。
さらに詳しく話を聞いてたら、どうもとある部活に入ってたらしいのね。
そこに入ってた人を知っていたから、その人の名前を聞いてみたの。


なんか、りょ~ちんの後輩だったみたい。


偶然もここまで来るとちょっと萎えるの。

「○○先輩(りょ~ちんの苗字)、西武の応援で旗振りすぎて腱鞘炎とかなるんだよぉ。
先輩の応援してる姿見ると結構引くでしょ?(満面の笑み)」


ああごめん。めっちゃ一緒にやってるわ俺。
もうなんか全力で愛想笑いしか出来ない。
内定先聞いたらTVに映る仕事だったよ。なんかもうすみません。自害します。

WBC観戦アメリカの旅・第5夜

2006-03-27 19:39:58 | 2012年までの記事
現在梅田のポパイ。こんなこと書いている場合かと。

(前回までのあらすじ)
卒業旅行の一環としてWBC観戦を企てた筆者。
しかし初のアメリカに、到着後どころか移動中の機内から既に洗礼を浴びまくる。
ホテルチェックインまで何とか時間をつぶした筆者は、
ついにアメリカ本土初の食事に挑む。
果たして筆者の運命は?
そしてまだ1試合も見てないのに5本目に突入した記事はちゃんと最終日まで続くのか?


とりあえずなんか面白そうなものを、とふらふら歩いていると、
日本でも見慣れたオレンジの看板を発見。
そう、ここアナハイムのダウンタウンには吉野家が店を構えているのだ。

これは好都合。
日本の味も楽しみつつ、アメリカのダイナミズムも味わえる。
さらにお腹も財布も満足、話の種にもなって一石五鳥ではないですか。
さすがに日本企業の息がかかった店なら、大火傷もあるまい。
喜び勇んでドアを開け、メニューを見て最初に目に飛び込んだのが

「cheesecake」

大火傷の予感!

さらにレジには写真が張り付いており、よく見てみると「吉野家」と書かれたTシャツとキャップの画像。
その上には「さあ皆で吉野家グッズをコンプリートしようぜ!」的な英文が書かれている。
何この吉野家という名の未開のワンダーランド。

しかしここでKOされるわけにはいかない。今回の目的は食事である。
その後も吉野家とはどう考えても対極にあるメニュー群の中から、
「シュリンプボウル」をチョイス。
周りの客を見渡すと皆料理とともにどでかいコークを飲んでいるが、
さすがに飯とコーラは理解できん、と思い単品で注文を終える。

さてこのシュリンプボウル。
その名のとおり海老の丼なのだが、6~7尾あるその海老が

なぜか串に刺さっているの。

ねえ、丼ってもの理解してる?果てしなく食べづらいんだけどコレ。
さらに海老には奇怪なソースがかかり、海老の横には
「お前コレ食ったらむしろ体に悪いんじゃねえの?」という色の野菜陣が並ぶ。
これらが白飯の上で日本ではほとんどお目にかかれない彩を見せてるのだが、
これがまたなにひとつ飯がすすまない。つーか飯自体もまずい。
そして周りが注文してた馬鹿でかいコークの理由も判明。
ソースが濃すぎて飲み物がないと食えたもんじゃねえ。
しまいには食事中に床を掃除し始める始末。水素くせえんだよ馬鹿野郎。
つーかなによりも疑問なのは、何で客がひっきりなしに入ってくるの?


本土上陸後数時間で現地の食事情を把握した俺。
人生で一番納得行かない満腹感に襲われつつチェックインして即不貞寝。
もう呆然としすぎて、チェックイン時間30分も過ぎてたのに部屋に行ったら掃除中だったことに突っ込む気力すら。
ホテル紹介に「全室装備」の前置きがしてあったバスタブ・ドライヤー・コーヒーメーカーがないこともかわいくみえるよ。
でもね。

簡単に目に入るところに堂々とゴキブリ駆除剤置くのはどうかと思うの。

WBC観戦アメリカの旅・第4夜

2006-03-23 18:05:22 | 2012年までの記事
記事3本書いたにもかかわらずまだアメリカに着いてもいねえよ。


さて、やっとのことでLAXと呼ばれるロサンゼルス空港に到着。
個室トイレに洋式しかない理由に気づくのに1分かかるという天然を軽く発揮しつつ空港をフラフラ。
というのもホテルのチェックインが15時からで、現在10時。
初日は野球観戦しか頭に無かったので、町に放り出されるよりは空港で時間を潰すべきと判断したわけですが、
どうにもこうにも軽食が食えそうなところが無い。
ぐるぐる回った挙句、仕方なくもうホテルに行くことに。
バスとか乗ったら迷う自信がたっぷりあるので、お金がかかるがタクシーを選択。
白タクにひっかからないよう正規の乗り場を探して乗車。

乗り込んで出発すると、そこはもうアメリカ。
日本とは違う道路標識や風景に軽く感動しながら15分経過。

もう見飽きる。

なんかねえ、やっぱ結局全部英語だし。そこまでビックリするほどでもないよね。
残り15分暇をもてあましながらホテルに到着。
地球の歩き方に、20%程度のチップを払えと書いてあったので、
メーター表示プラスチップの料金を払うと、普通にメーター分から引いたお釣りが。
どうなってんだ歩き方。お金細かくなっただけじゃねえか。
つうか、どうやったら紙幣こんなにヨレヨレになるん?

ホテルに着いたのは11時で、当然チェックインは不可。つーことで荷物だけ預ける。
ここは「バゲッジプリーズ」の単語2つだけで切り抜ける。
とりあえず落ち着ける場所を探そうとすると、ホテルの隣にスターバックスマーク発見。
これは好都合、と中に入ってみてビックリ。

インボイス球場前広場・自販機前にあるやつと同じランクのテーブルと椅子。
缶コーラやペットのミネラルウォーターが普通に陳列された冷蔵庫。
客きてんのに座りっぱなしでなんか口クチャクチャしてる店員。

ええ、これが本場のスターバックス?
どう考えても富山駅のフードコートよりランクが低いんだが・・・。
とりあえず缶コーラと砂糖をまぶしたドーナツを頼む。
そしてこのドーナツがまたまずい。砂糖味っつうか砂糖だよこれ。もう氷砂糖そのまま出しちゃえよ馬鹿。
なんて英訳はどうあがいても出来ないので泣き寝入りながら歩き方を読んで時間つぶしを考える。

すると目に留まったのがダウンタウンの地図にあった「ネットカフェ」の文字。
そういえば、我が遠征の歴史とネットカフェは切っても切れない仲。
ここはやはりアメリカのネットカフェを体験せねば。
つーことでネットカフェで時間を潰すことに決定。
なんとか砂糖の塊を1時間かけて食べきって出発。

さて、アナハイムのダウンタウンの道路事情なんですが、これが実に単純。
いわゆる碁盤目状になっていて、特に片方の道路は順に1st.Ave、2nd・・・というわかりやすい名前がついています。
しかも交差点にはいちいちしっかりどの通り同士が交差しているか明記しているので、交差点に出さえすれば現在地がすぐわかる。
これは「え、岐阜って東北のほうじゃないの?」とか思ってるナチュラルボーン方向音痴の俺には大変嬉しい構造。
なんで、さすがに今回は迷わずすいすい到着・・・

と思ったら、無え。

確かに地図の通りに来たはずなのだが、それらしいものがまったく見えない。
日本と同様ビルでこっそりやってるのだろうかと、意を決して近くにあったビルに入ると、
中で受付嬢(ババアだけど)と談笑していた男性が俺を見るなり
「HIS?orJTB?」
と聞いてくる。こっちは多少たじろぎながらも
「あ~・・・ インターネットカフェ」
と答えると、すぐに納得して手招き。わざわざそこまで連れてってくれることに。

到着するとそこはHISの事務所。
どうやらツアー参加者への説明会会場としてがメインらしく、
その傍らにあるPCを有料で使わせてくれる、ということらしい。
なーんだカフェじゃないじゃん。ちょっとがっかり。

とはいえ鼻から日本語対応しているし、時間つぶしにはぴったりの場所。
とりあえずいつもの巡回サイトを見たりして時間を費やす。
ちなみにこのブログのメキシコ戦記事はこのとき書いたものだったり。

結局2時間近く暇を潰して退出。
値段は10分2ドル。日本の相場からすればかなりの高額だが、
案内してくれた彼曰く「very cheap」とのこと。アメリカの相場はもっと高いんだろうか。
料金を払う際、HISの人(日本人)に「結構いましたねえ」と言われる。
確かに、他の客を見る限り、ここは短時間で情報収集するのが正しい使い方なんだろう。
「リクライニングシートがよかったなあ」と思ったのは俺くらいのもんなんだろう。


ちょうど昼時も過ぎたので、昼飯を食べてホテルに向かうことに。
アメリカでの初食事。これが後に大苦戦を強いられる戦いの第1ラウンドだった。

WBC観戦アメリカの旅・第3夜

2006-03-23 17:51:28 | 2012年までの記事
アメリカの人はやたらコミュニケーションを求めてくる。
一人旅で不安な俺にとってはかなり助かるんだけど、ほどほどじゃないと困ることも。

飛行機で隣になったアメリカ人の夫婦。
凄い気さくな人で、英語がしゃべれないことが判明した俺にも笑顔で対応してくれる。
入国審査票(って言うのアレ?機内で書くやつ)でプチパニックになったときも手伝ってくれたし、
自分のもののついでに俺の分の水を一緒に持ってきてくれたり。
でもね。

夫婦交互で水持ってこないで。

さすがにそこまで水欲してないから俺。砂漠の花か。
結局断りも出来ないのでわんこ水。終盤トイレ行きまくり。


入国審査の審査官。
俺のことを日本人だとわかって対応してくれたのは嬉しい。でもね。
こっちの耳は完全に英語シフトを張ってるわけで。
とにかく「パーパスオブエントリー」みたいなのを予想しているわけで。
その状況で「たいずわぁいりゆうわぁ?」って言われたらそら英語だと思うわさ。
ストーンコールドよろしく「what?」を繰り返し、3回目でやっと「滞在理由は?」といってることに気づく。
しかも「サイトシーイング」って英語で答えてるし俺。

さらに、俺のパスポートの誕生日部分を指差し、「バースデイ、バースデイ」を連呼する審査官。

あれ、俺もしかして誕生日書き間違えた?
日付の順番が日本と微妙に違うから間違えたのかな・・・。
誤記入とかでなんかやっかいなことになんのか?

と冷や汗ダラダラになる俺。
さらに彼は「Hey,Boss!」と徘徊中のちょっと偉い感じの日本人を呼び、
何事か英語で話している。その瞳、口調、かなりマジだ。

ホールドアップに備えて死んだふりの準備をしていると(何か間違ってる)、
ボスと呼ばれた日本人は一言。

「Oh,誕生日おめでとう」

それを聞いた審査官は納得し、俺のほうに向き直り満面の笑みで

「おたんじょビィ、おめでと」

それを聞いて緊張から開放された俺は、「サンキュー」と笑顔で搾り出しパスポートを受け取る。
どうやら彼はボスに、日本語での誕生日の祝福の仕方を聞いていたらしい。
こんなに気さくな審査官の存在にビックリだが、もっとビックリだったのは


俺の誕生日は10日以上先と言う事実。


彼らのまっすぐな好意が全てムービングファストに見える俺。
どうなるこの先。

WBC観戦アメリカの旅・第2夜

2006-03-23 17:28:17 | 2012年までの記事
3月15日の予定は、

3月15日夕方(日本時間)・ロスに向け出発
 ↓
3月15日朝(現地時間)・ロスに到着
 ↓
3月15日夜(現地時間)・アナハイムで韓国戦観戦

15日の夕方に出て15日の朝に着く。凄いね日付変更線。
とにかくこの時差ってのがよくわかんなくて、死ぬほど旅行会社に確認したなあ。
「15日の夕方に出て15日のナイターに間に合うんですよね?」
って何度聞いたことか。ごめん旅行会社の人。

とまあ、プチタイムワープ体験にうきうきしながら搭乗。
お隣は日系のアメリカ人のようで、気さくにしゃべりかけてくる。
ここは上智大学受験して英語であっさり戦意喪失した英語力の見せ所。
ターゲット1900の序盤に出てくるような単語を駆使して、とりあえず
「野球を見に行く」
「サンディエゴにも行く」
「昔野球をやってた」
ということを伝える俺。
後は向こうがいろいろ話しかけてくるものの、完全愛想笑いでお茶を濁す。
初任給で「えいご漬け」買おう。DS本体と一緒に。

洋楽しか流れない(当たり前だ)機内放送にショックを受けているとドリンクサービスが。
SNAに教えてやりたいぐらいのメニュー群の中からペプシをチョイス。
頼むとプラスチック製のコップとともに缶ごとくれるのね。普通?
予想外の量とアメリカペプシの炭酸に軽くやられる。
楽しみにしていた機内食はまずくてがっかり。でもこれは単なる序章だったり。
飯に付いてきた水のカップがパレット代わりに使えそうなので拝借。

さて、朝到着となると、機内にいる7時間でしっかり睡眠しなければならないのだが。
なんなんだろうか、こーいう一人用座椅子ってよく眠れない俺。
特急も新幹線も深夜バスも、しっかり眠れたためしがないの。
中央線の横長椅子の端っことかなら爆睡できるんだけどなあ。
まあ、若いし眠らなくても何とかなるだろうと思い暇をもてあましていたら

着陸45分前に急激な睡眠欲襲来。

どうする俺。

WBC観戦アメリカの旅・第1夜

2006-03-23 17:00:21 | 2012年までの記事
就職する前に一箇所くらい海外行っとくかあ、と思ってた10月。
どうせならWBC見に行くか、とアメリカに照準を定めた11月。
内定先の都合で2次リーグの頭2試合に間に合わないと判明した12月。
もういいや、国内を高速バスで回ったりしよう、と諦めかけた1月。
旅行業者と電話して、日本敗退覚悟で2次L第3戦とセミ・決勝だけでも見に行こうと決心した2月。
ということで、構想約半年の人生初アメリカ旅行へ。

今回の旅で一番不安なのが「2次L第3戦から」という部分。
全3試合のリーグなので、2試合終了時点で日本敗退の可能性も大いにあり。
しかもボブとか言うナイスガイのおちゃめのおかげで日本は初戦に敗北、
さらに韓国がアメリカに勝っちゃうという予想外の展開で、
第2戦の日本-メキシコに敗れればそこで敗退決定という状態に。
しかも、自分の成田出発時間は16時で、それに間に合うには10時半に家を出なければならない。
そして、運命の第2戦は日本時間9時開始。
日本を発つ前に運命が決まり、しかもその試合は成田移動中に勝敗が決するというシャレにならない状況に。
日本の全てをかけた決戦を生で見れるか、どーでもいい試合をわざわざアメリカくんだりまで見に行くかが出発直前に決まるわけで。
さすがにこんな展開は求めてないですよ神様。


さて出発前日の3月14日。
内定先の用事を何とかこなし、その足でハンズに向かい国旗2枚と絵の具を購入。
帰宅後散々迷った挙句、国旗の1枚にサンディエゴに行こう的なメッセージを絵の具で書き込む。
この入魂の作も、成田に着くころにはただの荷物になる恐れもあるんだからたまったもんじゃない。
製作後、初めてのアメリカ・しかも一人旅ということにやっと不安を覚え始める。
とにかく寝る直前まで旅券とホテルバウチャーを何度も確認して就寝。


運命の3月15日。まあ、この先運命の日が何度も訪れることになるのだが。
8時に起床し、とりあえずネットで試合前情報をチェック。
重要な試合中盤以降は電車移動になるので、携帯ラジオも久しぶりに取り出す。
そして日本時間午前9時。荷物を全て隣に置いた状態でTV観戦開始。
序盤は松坂大輔(日本代表ver)登板試合お決まりの拙攻祭り。
しかも守備はエラーも出てかなり不安な状態。結局0行進のまま出発30分前に。
駄目だ、このままラジオ観戦では緊張のあまり羽田に行きかねん。
そう思ってたそのとき。

小笠原先制タイムリー。

苦労して苦労してついに得た先取点。そしてさらに。

里崎ホームラン。

死ぬほど欲しかった大量リードに思わずテレビ前で絶叫。
ありがとう里崎。これでたぶん俺成田に行ける。
最後の荷物確認を済ませ、勝利を信じつつテレビを消して出発。

その後の日本は完全に自分たちのペースで試合を支配。
こちらもノイズの中なんとか試合展開を把握するが、かなり心に余裕。
途中で1本HRを打たれたものの、総武線に乗り換えてまもなく、6-1で日本勝利。
しかしまた、このHR1本が予想外のドラマを生むわけで。

なんとか準決勝進出を賭けて韓国と戦う権利を得、いざアメリカはロサンゼルスへ。

WBC2次対メキシコ戦

2006-03-16 05:58:42 | 2012年までの記事
やべえしびれた。
序盤の拙攻で、松坂国際試合名物神投球&拙攻負けを覚悟したんですが。
決めたね小笠原。よく打った里崎。
松坂の見え見え直球連投には冷や冷やしたけど熱かったなあ。
直球以外考えてねーのがテレビですら一目瞭然。
やっぱ短期決戦の野球はおもしれえなぁ。
さあ、あとひとつ。借りは即返せ。

大手掲示板のスラムダンク風に語るスレ熱い。
スラムダンク読んでた人なら見て損は無し。

WBC2次アメリカ戦

2006-03-13 10:29:40 | 2012年までの記事
惜しい・・・。
まあ、あの判定には何も言うまい。覆すなよ・・・(←言ってる)。

つーか、やっぱ中継ぎだなあ。
清水がツバ付け注意されて試合止まった瞬間、
04シリーズの張とダブりました。そして案の定。
藤田と薮田がいい(特に薮田が神ってる)ので、
この二人で6~8回任せちゃってもいいと思うんだけど。
もう一人好調の中継ぎ欲しいけど、杉内と和田が計算外。
それにしても、ベンチ動き無さ過ぎ。
絶対バントの場面は、躊躇せず宮本送っていいと思うんだけど。


とまあ、風邪のおかげで最後まで見れましたよ。9裏怖くて見なかったけど。
1時からJスポーツでメキシコ見よっと。
さあ、大輔責任重大。


テレビ埼玉でやってる嫌なCM。

2006-03-12 21:55:20 | 2012年までの記事
「スター誕生!エフワン歌のグランプリ」

この大会は、
歌が大好きで、歌を一生歌い続けるという決心をし、
プロになる夢を持ってはおりますけれども、今の生活基盤を大切にし、
アマチュアのスターとして活躍し、お客様に感動を与えることを目的として
活動する方が参加する大会です。


長いそして志が低い。