オフは大抵ヒマヒマヒマヒマ言ってるんですが、
今年は色々用事があって日が経つのが早く感じています。
そんな中、ぽっかりひとりぼっちになった日曜日の昼下がり。
ぼーっとしているのもあれなので、サッカーを観に行ってきました。
味の素スタジアムは結構職場から近いのです。
ライオンズファンの知人でも、オフにサッカーを観に行く人は結構多いです。
すなるさんもライオンズとレッズ、という生活ですね。
自分も過去に何度かサッカー観戦に行ってはいるんですが、
これ、というチームに出会う機会が無く、足繁く通うまでには至らず。
サッカーは野球以上に地域密着なので、あまり地元感情を揺さぶられるチームがなかったのが。
…と思ってたら、どうやら東京ヴェルディのホームに日野が含まれているらしい。
つうか市が出資とかしているらしい。へー。
でも読売のチームでしょ?
…と思ってたら、読売グループはちょっと前に撤退しているらしい。へー。
自分の知らないところでサッカー界も色々動いているんだなあ。
幼少期にJリーグ開幕を目の当たりにした自分としては、やっぱり読売ヴェルディなんですけど。
当時のサッカーブームっぷりは凄かったなあ。
しかし既にライオンズにどっぷり浸かってた自分は一切興味が無く…
なんてことは全くありませんでした。Jリーグチップス買いまくってました。
チャリの籠になんかのおまけで入手したレッズマスコットのシールとか貼ってました。
当時流行ってたチアホーンも実家探せばあるんじゃねえか。
そんな少年も、近くにスタジアムがなく観戦機会が無いことで次第にフェードアウト。
近くにチームがある、ってのはやっぱり重要なんだなあと思います。
とまあサッカー熱が冷める前に鉄を打てなかった自分。
日野がホームのチームがある、ということで足を運んでみることにしました。
飛田給駅から歩くこと10分。
スタジアムに向かう人混みの中に入るとやっぱりちょっとわくわくします。
当日券は自由席で2500円。試合数を考えれば妥当だけど、やっぱ高いなあー。
コンコースを巡りながら空席を探す…といっても、スカスカ。
応援中心エリアにはある程度人は集まっているけど、それ以外は選び放題。
平日ナイターに似てるかな。中心以外が内野自由って感じ。
やはりJ2となるとなかなか応援する人を集めるのが大変なようで、
サポーターグループの方々が色々工夫を凝らしています。
よかったら是非一緒に、という雰囲気をつくってます。
自分の中でのサッカー応援のイメージとちょっと違って新鮮。
選手入場時にはコールリーダーの人が自由エリアを駆け回って手拍子の要請。
これがなんか印象的でした。すごくいい感じだったんですよ。
強制でも上からでもなく、背後に目立ちたい感がうっすら滲んでたりもしない。ちょい自虐込み。
個人的に凄く好きな煽り方でした。言われて悪い気がしないというか。
なかなか難しいんですよねこの塩梅。
せっかくなので呼応して立ち上がって手拍子。
多摩市デ―ということで多摩市長がなんかボール蹴った後、キックオフ。
…といっても自分にサッカーの試合を語る知識はないので、スタジアムの雰囲気なんかを。
中心エリアはがっつり応援してるのですが、自分の周りは非常に牧歌的。
家族連れがユニホーム着て最前列で観戦していたり、
まわりが空席なので子供がぶりぶり大きなフラッグを振っていたり。
自分の好きな雰囲気だなあ。中心エリアの人は物足りないかもしれないけど。
久しぶりの太鼓のリズムにちょっと気分は上がりましたが、
それでうおおお応援するぜええって感じにはなりませんでした。
やっぱりまずはチームを好きになってからだよなあ。
数が少ない分、良かったら是非応援しましょう!って雰囲気作っててそういう人が集まれる場所があって、
違う見方、応援の仕方をしたい人達に強いたりはしない。
ここは、という場面では前述の絶妙な塩梅で促す。
ここは、という場面では中心にいない人も乗っかる。
そして多分ここにいる人達は皆ヴェルディが大好き。大好きだから来て応援してる。その大前提がある。
迫力とかそういった面では足りないのかもしれませんし、
たった1試合じゃわからない色々なことがあるとは思いますが、いい雰囲気だなーと思いました。
別の競技でも改めて思うところはあるんだなーと実感。
なんでもかんでもサッカースタイルってのはアレですが。
ゲーフラ上げてフラッグ振ってて何をほざくかと思われるでしょうが、微妙ーな線引きがあるのです。
全部サッカーの方式でやっても野球にはハマらないと思うし。
野球もサッカーも両方すげえ応援してる人程、そのへんの融合のさせ方が上手い気がします。
野球の応援スタイルを尊重しつつサッカーとかのエッセンス取り入れるというか。
尊重がないとなんかなー、と思うおっさんです。
何様だテメエ。以上余談。
あと、一般的なサポーターの選手球団への距離感もちょっと駄目。
負けて説明求めたり球団首脳との話し合いを求めたり的な。
野次を飛ばすくらいはスタンドでするけれども、
あそこまでいっちゃうとちょっとなー。
個人的にはライオンズの選手って神みたいな存在なので、
対等やそれ以上の立場にファンがいるってのは少し違和感。
ファンってドラクエ5のお助けモンスター的なもんだと思っております。
よかったらちょっと手助けさせてくださいみたいな。
まあ競技性だったりするんですかねー。
さらに余談。
そんなこと考えてたら前半戦終わってた。
富山が2-1でリード。
後半はツイートで偶然同じエリアにいることがわかったのでこいつと合流。
ババンババンバンバン。
結構サッカーに詳しいので、色々教えてもらう。
「勝ち点6差ってのはゲーム差でいうとどんくらい?」
というアホ質問にも丁寧にお答え頂きました。
あとは応援談義なんぞもしつつ。
なんだかんだで長い付き合いですがあんまりじっくり話す機会がなかったので、
有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
試合は後半富山が素人目にもわかるほど守備に徹してて、
ヴェルディは結局こじ開けられず2-1のままホイッスルで富山勝利。
ヴェルディの昇格プレーオフは絶望になったようです。
一方富山はこの勝利でJ2残留が決まったそうです。
帰宅後フォロワーのツイートで知りました。
(昇格自体も他会場の結果で確定したみたいですが。)
あんまりサッカーに注目はしてなかったんですが、
ヴェルディの雰囲気はまた来てみようかなと思えるものでした。
愛情、芽生えるかなあ。
とりあえず順位表くらいはチェックしてみよう。
野球はいよいよストーブリーグ。
どんなことがありますかねえ。