ドレスデン国立美術館展 ---世界の鏡@上野の国立西洋美術館
弐代目・青い日記帳さんもはろるどさんもJuliaさんも、code_nullさんも、また多くの皆さんが早々に鑑賞なさっているようでしたが、ようやく、ドレスデン国立美術館展を見てきた。
ザクセン選定侯の基盤が銀山であったことを知り、石見銀山を訪れたばかりというので何か不思議な縁を感じる。銀山をもとに発展というだけあり、工芸技術はすばらしい。初めに展示されていた、デューラーの《星図》の美しさに感嘆。(工芸ではないですが)子供のころ読んだ野尻抱影氏の星座と神話の本を思い出す。《自動人形時計「馬に乗るトルコのパシャ」》。精巧さにドイツの技術を感じる。トルコならびにトルコ趣味の剣の類。トルコ石の細工の着いた剣の類は美術品。イタリア美術が何点か。ティツィアーノ《白いドレスの女性の肖像》1555年頃102x86cmは、今展覧会の注目の1点。イタリア出身の画家ベルナルド・ベロットは、1747年から1752年までの間に、写真のように正確な14点の大型のドレスデンの景観図を描いたとのこと。そのうちの数点が来日していたが、風景の繊細さも印象的だが、また人物がとても印象的。表情が可愛らしかった。ジョヴァンニ・バッティスタ・メテリーノ《龍型装飾水晶杯》1715-16年 ミラノ 高さ39.1cm など何点かの水晶加工芸術が。透明感があり、造形がすばらしい。アウグスト強王のローズカット・ダイヤモンドの装身具一式。煌びやか。ヨーロッパの王族は、世界中の(大粒の)ダイヤモンドを占有しているでは。日本趣味のマイセンと有田の比較。もう少し比較したい気もしたが、混雑のため断念。ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む若い女》、光の効果は何ともいえません。窓に映る反射像、壁の光の描き方など。レンブラント《ガニュメデスの誘拐》。レンブラントはいつ見ても躍動的。ドイツロマン主義の作品が数点。個々の画家の作風が分かるようにもう少し点数が欲しかった。
日曜日の午後一時すぎという最悪の時間帯だったのでちょっと混みすぎでした。
おまけ。見つけた銀の長い歴史のHP
弐代目・青い日記帳さんもはろるどさんもJuliaさんも、code_nullさんも、また多くの皆さんが早々に鑑賞なさっているようでしたが、ようやく、ドレスデン国立美術館展を見てきた。
ザクセン選定侯の基盤が銀山であったことを知り、石見銀山を訪れたばかりというので何か不思議な縁を感じる。銀山をもとに発展というだけあり、工芸技術はすばらしい。初めに展示されていた、デューラーの《星図》の美しさに感嘆。(工芸ではないですが)子供のころ読んだ野尻抱影氏の星座と神話の本を思い出す。《自動人形時計「馬に乗るトルコのパシャ」》。精巧さにドイツの技術を感じる。トルコならびにトルコ趣味の剣の類。トルコ石の細工の着いた剣の類は美術品。イタリア美術が何点か。ティツィアーノ《白いドレスの女性の肖像》1555年頃102x86cmは、今展覧会の注目の1点。イタリア出身の画家ベルナルド・ベロットは、1747年から1752年までの間に、写真のように正確な14点の大型のドレスデンの景観図を描いたとのこと。そのうちの数点が来日していたが、風景の繊細さも印象的だが、また人物がとても印象的。表情が可愛らしかった。ジョヴァンニ・バッティスタ・メテリーノ《龍型装飾水晶杯》1715-16年 ミラノ 高さ39.1cm など何点かの水晶加工芸術が。透明感があり、造形がすばらしい。アウグスト強王のローズカット・ダイヤモンドの装身具一式。煌びやか。ヨーロッパの王族は、世界中の(大粒の)ダイヤモンドを占有しているでは。日本趣味のマイセンと有田の比較。もう少し比較したい気もしたが、混雑のため断念。ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む若い女》、光の効果は何ともいえません。窓に映る反射像、壁の光の描き方など。レンブラント《ガニュメデスの誘拐》。レンブラントはいつ見ても躍動的。ドイツロマン主義の作品が数点。個々の画家の作風が分かるようにもう少し点数が欲しかった。
日曜日の午後一時すぎという最悪の時間帯だったのでちょっと混みすぎでした。
おまけ。見つけた銀の長い歴史のHP
TBありがとうございました。
混雑しているようですね。。。
知人も嘆いていました。
博物館的な展示が多いので人の流れが途絶えがちです。
銀の長い歴史のHP面白いですね。
勉強になりました!
TAKさんとはろるどさんのお名前を拝見して
嬉しく思いました
私の内容は絵画中心ですが、TBさせて頂きます。
「銀山」つながりだったのですね。
工芸品も鑑賞しだすと奥が深そうです。(私にはまだまだ未知の世界です。)
大粒のダイヤモンドが眩しかったです。
私もベロットの作品には感心しました。
とても良く描き込まれていて、
洗濯物の様子なども細かく見ることができます。
大作でありながら、
等身大の日常の様子をありありと描いた作品でしたよね。
全部見られたらさぞかし壮観だったでしょう…。