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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

炎天下 燃えるクラウドサーファー

2017-07-17 09:33:06 | ランニング

WBGTという暑さ指数がある。
天気予報で、注意とか警戒と示されるものだ。
最高レベルが「危険」
「危険」の指針は、原則外出は避ける、運動は禁止、というものだ。

BadWater ウルトラマラソン135マイル 
カリフォルニアのバッドウオーターという湖を起点に開催される
世界で最も過酷なレース。
摂氏50度にも達する中を217キロを走りきる。
そういうクレージーなドキュメンタリー動画を観た。

オレは全く単純な奴である。すぐ影響される。
7/15土曜日、軽く30度を超える時間帯に敢えて走ってみた。もちろんWBGTは「危険」表示。

湘南のビーチは燃える太陽で空気が焦げている。

連日の南風でサイクリングロードに堆積した砂は、
まるで鉄板で焼かれているようだった。

シャツなど着ていられない。
家から出るときすでに上半身は裸。
日本ではたぶん、この茅ヶ崎だけ許される。

片手にペットボトル。
短パンのポッケには自販機用に小銭をたくさん。

スピードはもちろん上がらない。
走っていると足の裏が熱い。
ソールを通してアスファルトの熱が伝わってくるのだ。
iPodの音がこもる。
汗がイヤホンの穴を塞いでいるのだ。

暑い気温では呼吸がうまくできない。
空気が膨張してるので酸素が薄いのかもしれない。

体調と会話をしながら、歩を進める。
走っている感じはしない。歩を進めているのだ。
熱中症特有の症状である頭痛や首の重さが無いことに注意を払いながら。

走っているとき、頭には何も浮かばない。
暑さについて考える。村上春樹みたいだ。
でも本当に暑さ以外のことが頭に浮かばない。

なんでこんなに暑いのだろう、
BadWaterより暑いと思う、
暑い季節って必要なのかな、
そんなとりとめのないことが脳をグルグル回ってるだけ。

翌日にトレイルを予定しているので15キロで終了。

冷たいシャワーに涼しい部屋、タンパク質とグルタミンを摂って休息。


しかしながら、ラン終了後4時間してから異変が起こった。
完全な熱中症である。
頭痛が身体の異変を示している。

何が足りない?
人間が疲れてグロッキーなときに足りないのは睡眠と栄養だけだ。
ニクを食いに出かける。
ロキソニンをビールで流し込み、リブロースを400g、メシ大盛りを胃にぶち込む。

It is Done!
翌日のトレイルに備える。


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