脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

軽度外傷性脳損傷と脳脊髄液減少症の類似点1

2010年08月26日 | 情報
読売新聞記事の医療ルネサンスの7月30日の

見えない脳外傷1 /5

の記事を読んで、
私の経験や症状とあまりに重なっていて驚きました。

私は過去にも、軽度外傷性脳損傷についてこのブログで
何度か記事に書きました。

過去記事
軽度外傷性脳損傷1

軽度外傷性脳損傷2

軽度外傷性脳損傷3

軽度外傷性脳損傷で検索してこられた皆様へ

以上過去の記事ですが、
今まではテレビのニュース報道での患者さんのお話しか聞いていませんでしたが、
今回
こうして新聞記事で読むと、
症状も、
二次的巻き起こる社会問題も、あまりにも似ていることに驚きました。


ここまで重なると、

あらためて、
もしかして、
「同じ病態に付けられたそれぞれ別の病名なんじゃないか?」とさえ思います。

あるいは、別の病態だとしても、
「ほとんどの症状が同じかまたは、非情に似ている病態同士」としか思えません。

この記事は5回シリーズですが、記事ごとに私の経験や症状と重なる点について、
書き出してみたいと思います。

まずは第1回のめの記事から脳脊髄液減少症の私との類似点を抜き出します。

( )内は記事を読んで共通する点を書いた私個人の文章、
それ以外は新聞記事からそのまま抜き出した文字が、私の経験症状との類似点です。


見えない脳外傷1 /5

1、(以前は働けたが、事故後、または症状悪化後、働けなくなった。)

2、失業

3、事故で健康と職を失い、

4、十分な補償も受けられぬまま、体の不良と・・・・生活にあえいでいる。

5、左足のまひのために歩行が困難で(歩ける時もあり、足や足首に力が入りにくい)

6、外出を控え、

7、一日の大半をトイレ近くの(部屋)で過ごす。(尿漏れパット無しでは外出も困難)

8、頻尿が続き、

9、希望を持たないとつぶれてしまう

10、(動物や植物が心の支え)

11、嗅覚障害(匂いがわかりにくい)

12、難聴(私の場合、検査では聞こえに異常はないが耳がつまった感じで聞こえにくい)

13、てんかん発作 (体のあちこちが勝手に突然痙攣する。ピクピク程度もあり。)

14、手足のまひ(手首、足首、腕、脚を動かしにくい、力が入りにくい)

15、(体に衝撃を受ける事故で発症)

16、意識を失う。(やがて気がつく)

17、意識はもどったがひどい頭痛やめまいがあり、

18、病院に行ったが、頭や首のCT(コンピューター断層撮影法)には異常が見つからず、

19、ところが体調は日に日に悪化し、

20、血管を熱湯が流れるような激痛、(四肢の激痛の他に腰や背中、脊髄なども痛む)

21、口が滑らかに動かず(舌がまわらず、ろれつがまわらず、口のまわりがこわばる)

  (私はめったにたどたどしくは他人には聞こえないが本人はしゃべりにくい)

22、飲食物の味がわからず、

23、物が二つに見える。(炎のように左右にゆらめいて見えることがあった。)

24、画像診断では異常がない。(いくら検査しても異常なしといわれる)

25、診断はかわらないまま、月日が流れた。


以上、この記事だけでこれだけの類似点があります。

2回目以降の記事に関しては後日、
私の症状、経験との類似点を書き出したいと思います。



この5回シリーズの8月5日の記事の最後に、
(佐藤光展、坂上博)と書かれているので、
このお二方の記者様が取材されたのだと思いますが、

このお二人は、はたして、脳脊髄液減少症の患者の実態や症状を
どこまでご存知なのでしょうか?


この記事を持って、一度、脳脊髄液減少症の専門医のお話も伺ってみて
もらいたいものです。

8月5日の医療ルネサンス 見えない脳外傷 の5回目の記事の下の方に

『ご意見・情報を


〒100-8055 
読売新聞東京本社 医療情報部 

FAX 03(3217)8985

 iryou@yomiuri.com  へ』


と書かれています。

ぜひ、同じような経験、症状を体験し、
実は症状の原因が

私と同じように
脳脊髄液減少症だった患者様で、

しかも、
ブラッドパッチ治療で私のように、これらの症状のひとつひとつが
時間とともに改善した経験をお持ちの患者様が

私の他にもいらっしゃるなら、

そのご意見も、
読売新聞医療情報部にお伝え願えればと思います。


軽度外傷性脳損傷という病名がついても、
病名がついただけで患者さんが脳脊髄液減少症患者同様ほっとできたとしても、

現段階では治療法が皆無なら、患者の苦痛は続いてしまいます。

それなら、似た症状で、
治療法のある、脳脊髄液減少症を一度は疑ってみてもいいと思うのです。

脳脊髄液が漏れることで、
結果的に、ぼうこう障害のような症状が出ることは私は経験しています。

ブラッドパッチでそれが改善した経験もありますから、
脳の外傷のせいでそうなっていたのではなく、

脳脊髄液漏れによって、脳の機能がおかしくなり、結果的に膀胱障害のようになっていたのだと思われます。


「軽度外傷性脳損傷」とされていた人が

もしかしたら、同じ患者を別の医師の別の視点でとらえて、検査してみたら、
脳脊髄液漏れが見つかって

それで数々の症状が出ていたとわかったのなら、

ブラッドパッチで数々の症状が改善する可能性だってあるわけですから。


私が長年、方向違いの数多くの病名を疑われて、
治療しても、リハビリしても、薬を飲んでも

何をしても治らなかったのは、

それらの病名ではなく、

脳脊髄液漏れが症状の根本原因であったように・・・・。

ブラッドパッチで脳脊髄液漏れを止めたら、
症状が改善してきたように・・・。

日本中、世界中の脳脊髄液漏れ、減少、循環障害の患者様が

この「脳脊髄液減少症」という病名に気づいて
一日も早く、専門医の検査や診断に至り、
治療によって、少しでも徐々にでも改善し、

以前よりわずかでもいいから

体も心も楽になるようにと
陰ながら祈っています。


なお、金芳堂の「脳脊髄液減少症の診断と治療」の中の総論の中で

S医師も、脳脊髄液減少症と
軽度外傷性脳損傷との類似点について触れています。

気になる方は
ぜひ、ご購入の上、ご一読ください。

脳脊髄液減少症と軽度外傷性脳損傷の症状が似ていることは
もしかしてWHOも
たぶんまだ気づいていないんじゃないでしょうか?

第一WHOが
脳脊髄液減少症の情はまだ世界に発信していないのではないでしょうか?



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