昨日、NHK名医にQで
反響が大きかっためまいシリーズを
55分にまとめた再放送でした。
7月9日放送「これで安心めまい」 (←脳脊髄液減少症のめまいが見逃されてるようじゃ、ちっとも安心じゃないよ。)
7月16日放送「あなたの疑問に答えます。」 (←脳脊髄液減少症のめまいの疑問には答えてくれていない。)
しかし、脳が原因の、脳卒中などのめまいの危険性には触れても、
当たり前ですが、
脳脊髄液減少症のめまいには
全く触れられていません。
しかし、『めまいとは...自分や周囲のものが本当は動いていないのに動いているように感じる錯覚、または異常な感覚の総称。』と書いてあることが、
脳脊髄液減少症でも起こるのです。
このNHKのめまいシリーズの番組をいくら熱心に見ても、
いくら症状が出て「もしや」と気づいて、
救急車で専門の脳神経外科医のいる病院にかけこんでも、
脳脊髄液減少症のめまいは見逃されてしまう可能性があると感じます。
特に、
私のように、「起立性頭痛もないような髄液漏れ患者」のめまいは、特に、異常なしとして
帰されてしまう可能性が高いと思います。
しかし、
私の経験では、
脳脊髄液減少症のめまいとは、実にさまざまなめまいがでるのです。
それは、時には
メニエール病のようでもあり、
時には
良性発作性頭位めまい症のようでもあり、
また、ある時には、脳卒中のめまい のようでもあるのです。
その中でも、
私の場合、一番ひどい時の脳脊髄液減少症のめまいの特徴は、
脳卒中のめまいの特徴に似ている と感じます。
脳卒中のめまいのチェックポイントは
そのまま、
脳脊髄液漏れのめまいのチェックポイントに当てはまると思います。
NHKの名医にQ「めまい」のサイトから転記しつつ、脳脊髄液減少症の私の経験と重ねてあてはめて
脳脊髄液減少症のめまいを含めて考えた内容に書き変えてみました。
『
- 脳が原因で起こるめまいのチェック方法
- (特に脳脊髄液減少症も含めて考えためまいのチェック法)
- めまい以外の症状
・手、足、顔のしびれ・動かしづらい
・物が二重に見える
・呂律がまわらない
- めまい以外の症状
→こうした症状がある場合は脳卒中以外にも脳脊髄液減少症の疑いもがあります。
これは重大な疾患が隠れている可能性があると気づいて、かかりつけ医ではなく救急車で、一刻も早く(2時間以内に)救急病院または脳神経の専門的な治療が受けられる病院を受診したとしても、脳卒中の場合は適切に救われても、脳脊髄液減少症の場合はたぶん見逃されます。
脳卒中だけを疑ったMRI検査などをしても、異常がでないために、異常なしとして、そのまま帰される確率が高いと思います。
そのような場合は、必ず脳脊髄液減少症の専門医を受診するようにしてください。
また、めまい以外の症状が無くても、頑張っても立てないような場合も、脳卒中の可能性以外にも脳脊髄液減少症の可能性も考えられます。脳卒中ではないと診断されたとしてもなお症状が出るのであれば、できるだけ早く脳脊髄液減少症の専門医のいる病院を受診しましょう。 』
となります。
これはあくまで、NHKの放送を見て、
「それじゃあ、脳脊髄液減少症のめまいの場合は、異常なしで帰されてしまうだけだよ~」と感じた
脳脊髄液減少症の患者の私が、
自分の経験からNHKのサイトの情報を元に、考え書きかえたものですので
あくまでご参考まで。
それからついでに言わせてもらえば、慢性腰痛の場合でも、
もし、慢性腰痛の原因が、脳脊髄液減少症だった場合、
いくら運動をしたって、
痛みは軽減しないんですってば!
いいかげん、
耳鼻科医も、整形外科医も、産婦人科医も、小児科医も、内科医も、眼科医も、精神科医も、
脳脊髄液減少症の患者の実態を
もっとくわしく学んでよ。
とにかく、どんな診療科の医師であっても、
医師のすべてに関係ある症状がでるんだから。
髄液漏れで、脳が不調になるんだから、人間のすべてにかかわる症状が出て当たり前でしょ?
そんな当たり前のことに、
なんでいつまでも気づけない?
医師である以上、いままでにきっと一人は脳脊髄液減少症の患者に
そうとは知らずに遭遇しているはずなんだから。