脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

過活動膀胱と脳脊髄液減少症

2009年01月14日 | つぶやき

テレビで見たのですが、

過活動ぼうこうとは2001年に名づけられたそうで、
まだ新しい病名だそうです。

 過活動ぼうこうの、簡単自己チェックは

尿をする回数が多い

急に尿がしたくなってがまんが難しいことがある。

がまんできずに漏らすことがある。

 

だそうです。

 

この自己チェックでは、私は「過活動ぼうこう患者」ということになってしまいます。

実は「脳脊髄液減少症」で、そのような症状が出ているのに・・・。

私の場合、

泌尿器科での投薬治療だけでは、おそらく症状は思うのうに改善しなかったと思います。

脳外科のしかも脳脊髄液減少症治療医による確かな診断とブラッドパッチ治療がなければ、

一日のトイレ回数30回を越し、夜間3回以上もいく、頻尿や、

一回の尿量600ccということもあるような異常な尿量、5分前にしたのに、またトイレに行きたくなるような状況

切迫性尿失禁などの尿トラブルは、今ほど改善しなかったと思います。

 このように脳脊髄液減少症患者は、頻尿はじめ、

さまざまな症状が出るために、その症状ひとつひとつに振り回されて、大元の脳の異常を見逃しがちです。

見逃されれば、その症状に応じて、いくらでも他の病気のせいにされてしまいます。

病態の本性、真の原因を、患者本人も医師も見抜きにくい

多の病気と誤解されたり、心因性にされがちな点が

「脳脊髄液減少症」のやっかいなところです。

ハルンケアに続き

レディガードコーワ

ユリナール

排尿トラブルに対する市販薬が次々新発売されるのも、
それだけ尿の症状を人知れず抱えて悩んでいる方が多い証拠だと思います。

その方がたの中に、もしかしたら、私のように、

脳脊髄液減少症が原因の方がいるかもしれません。

今までここでも何度も書いてきましたが、

脳脊髄液減少症でも
頻尿、
尿意切迫感、
尿漏れ
 の症状がでます。

尿のトラブル、悩みを抱えた方は数多いと思いますが、
泌尿器科へは行っても、


頻尿で脳外科へ相談に行く人

ほどんどいないでしょう。

でも、私のように、

脳外科で治る、頻尿、尿意切迫感、尿漏れ、もあるのです
そのことを

尿の悩みを持つすべての人と、すべての医師に知っていただきたいと思います。

脳脊髄液が増えすぎる、正常圧水頭症で、尿失禁などが起きることは
医学界で知られていても、

その反対で脳脊髄液が減ることによる、脳機能の異常で
数々の尿にまつわる異常までもが起きることは、
泌尿器科医であっても、あまりご存知ないと思われます。

突発性正常圧水頭症の3大症状である、歩行障害、認知機能の低下、尿漏れ
は、脳脊髄液減少症患者でも同じように起こります。

歩行障害、認知症、尿失禁と書いてしまうと、高齢者特有疾患のイメージがあり、
年齢的に若い人は、これらの症状があっても、
「自分は違う」と思いこみがちだと思います。

でも、脳脊髄液量の異常により、誰にでも起こりうることだと私は思います。

正常圧水頭症や脳脊髄液減少症はとても似た症状を呈していることから、
脳脊髄液の循環というものは
脳脊髄液の量が多すぎても、少なすぎても、脳は正常に機能しないということだと思います。

脳脊髄液量の異常によって、脳が正常に機能しないとどうなるか?

脳脊髄液減少症だった私の経験では精神状態、身体機能にありとあらゆる症状がでます。

しかも、その症状が出たり消えたり、治まったりひどくなったりと、
まるで、当の本人すらも、自分の不摂生、心因性だと思い込んでしまいそうな実にさまざまな「不定愁訴」という形で、症状がでます。

頻尿、異常なのどの渇き、多飲多尿、
尿意切迫感、尿漏れなど、

尿にまつわる症状は、そのひとつにすぎません。

必要もなく過剰に膀胱が活動することによって頻尿などが出現していると考えられているため、
今、過活動ぼうこうにだされている薬は、膀胱の過剰な活動を抑える薬のようです。

でも、膀胱の活動が過剰なのは、膀胱に原因があるのではなく、尿にまつわるコントロール中枢でもある、脳だとしたら?

膀胱だけの視点では、なかなか治らないと思うのです。

さらに、頻尿などの悩みで泌尿器科にいくと、膀胱やがんや、子宮などに他に病気がないかの除外診断は詳しく行われていても、

脳脊髄液減少症の可能性があるかないか?の除外診断は行われていないのが現実だと思います。

もし、脳脊髄液減少症ガ原因で、

「頻尿」「尿意切迫感」「尿漏れ」という自覚症状があって泌尿器科を受診しても、
現在の状況では、

脳脊髄液減少症を見逃される可能性があると思います。

 

人間の体と心のコントロール中枢は「脳」であり、

脳が異常をきたせば、体にも精神状態にもどんな症状がでてもおかしくないのですから、

たかが頻尿とあなどらないで、

また、症状のある体の一部分だけに注意を払うだけではなく、

「頻尿、尿意切迫感、尿漏れ」という誰にでもありそうな症状が

実は脳の異常SOS信号の可能性もあることを、

医師も患者も常に頭に置いてほしいと思います。

なんらかの繰り返す治りにくい症状が出たら、
その部位の病変を疑い、検査してみて、

特に異常がなければ、
次に、一度は脳脊髄液減少症を疑う、ぐらいで

脳脊髄液減少症の早期発見にはちょうどいいと思います。

 

泌尿器科ではなく、

脳外科の

「ブラッドパッチ治療」で治る

「頻尿、尿漏れ、尿意切迫感もある ことを、

尿の悩みを持つすべての人たちと医師に

ぜひ知っていただきたいと思います。

尿トラブルは年齢とともに増えてくると言われますが、

私に言わせれば、人が長く生きればいきるほど、

人生の中で、運転歴も長くなればなるほど、

ささいな交通事故にあうこともあれば、転ぶこともあり、

スポーツで衝撃を受けることもあるわけですから、

さまざまな病態に知らないうちになっている可能性もあり、

尿トラブルの多くを、人体の老化のせいにするようなイメージは危険だと思います。

尿トラブルの過去記事: 「花火が見られた」

       「NHKの頻尿に関する番組を見て」

       「頻尿」
(それ以外の頻尿に関するここの過去記事はここのブログの右上にある、検索ボックスの四角の中に、「頻尿」「尿漏れ」「切迫性尿失禁」とか入力して、「ここのブログ内」にして、,虫眼鏡マークをクリックして検索してお読みください。)

 

テレビに出ていたこの先生も、

脳脊髄液減少症患者の頻尿にも理解を示してくれると

いいなあ・・・。

泌尿器科学会のすべての泌尿器科先生方も、

脳脊髄液減少症の解明と理解と、

患者の人生の質の向上に、お知恵を貸してくださるといいなぁ・・・。

だって、人間で部品の組み合わせでできているんじゃないもの。

体の部分はみんなひとつに繋がっているのが人間だもの・・・。

多くの医師に、

まるごとの人間全部を見る広い視野を持ってほしいです。

近づきすぎると全体像が見えなくなることもあること、

気づいてほしいです。

私は「過活動ぼうこう」と診断されている患者さんの中にも、

「脳脊髄液減少症」患者さんがいる可能性があると思っています。

尿トラブルに悩んでいる方は、他にも脳脊髄液減少症に似た症状がないか?よくご自分で調べてほしいと思います。

 

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