あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

非常用の保存食

2017年04月09日 | 館長のひとり言
当館の収蔵庫の隅っこに、非常用のグッズを納めたダンボール箱が積んであります。
ダンボール箱の脇には、カセットコンロやガスのカセット、調理用具や食器、医薬品などの紙が貼ってあり中身が分かるようになっています。また、食品を入れたダンボール箱には西暦を記載した紙が貼ってあり、それぞれの年に賞味期限を迎える飲料水や保存食が入れてあります。
災害が起きた際に、当館の建物が無事であれば、ご近所の被災者の方々の役に立てばと、保存しているものです。
たまに、内容を点検するのですが、2017年のダンボールを開いてみると、5年保存で今年末までに賞味期限を迎えるクッキーやビスコ缶、レトルト食品、缶詰め、飲料水などが出てきました。当分は、これらの食品で「避難生活」を送ることになりそうです。
今年5月に賞味期限を迎えるビスコ缶をおやつ替わりに食べてみました。ちょっと懐かしい味がしました。
長期保存に適するように油分を抑えているためでしょうか、ちょっとパサついた感じがしました。



阪神大震災、東日本大震災が起きた直後には、防災グッズや食料の備蓄などを心がけたご家庭も多いと思いますが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と諺にもある通り、いまは備えを怠っているご家庭も多いことと思います。
改めて、大規模災害に備えたいものですね。