ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

百人一首我流解釈 28~30

2023-06-01 00:30:21 | Poem

28

山里は 冬ぞさびしさまさりける

人目も草もかれぬと思へば (源宗千朝臣・みなもとむねゆきあそん(?~939)

 

山里の暮らしは寂しいものです。冬の寂しさはひときわ辛いものです。

訪問して下さる方もいない。草木も枯れます。

 

29

心あてに 折らばや折らむ 初霜の

置きまどはせる 白菊の花  (凡河内躬恒 おおしこうちのみつね 生没年末詳)

 

初霜がおりた庭では、どこに白菊の花があるのか?

当てずっぽうに折ってみようか。

 

30

有明の つれなく見えし 別れより

あかつきばかり 憂きものはなし (壬生忠岑・みぶのただみね)

 

別れの朝の辛さも知らず、有明の月が空にかかる。

その朝以来、あかつきほど辛いものはない。


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