「かぐや姫の物語」の予告編で、“姫の犯した罪と罰”という文言が出てきましたが、その辺についての備忘録です。本記事に追加で書いてもよかったけど、日にちも経ったことだし。
未見の方には“ネタバレ注意”です。
かぐや姫は月の都からやって来たのですが、ラストシーンの様子から月はいわば天上界、地球は人界という設定になっているようですね、この物語では。
で、実は彼女の前に人界(=人の世)に降り立ったことのある月の人がいたのです。その人はかつての人界での暮らしを懐かしみ、そこで覚えた歌を唄って帰りたいと泣いていました。かぐや姫はそれを見て人の世に興味を覚え、やがてそこに行ってみたいと思うようになったのです。しかし天上界から見れば人界は穢れた場所。そこに行きたいと思うだけで罪となったのでしょう。そして、その罰として人界に送られることになったのです。
う~ん。この辺の宗教めいた設定、僕はあまり深く考えないようにします。
ラストシーンでかぐや姫は羽衣を着ると人界での記憶がすべて無くなると言っていましたが、先に人界に行っていた人は何故覚えていたんでしょうかねぇ?あの人も羽衣を着て帰ってきたはずなのに・・・。
[4.12 追記]
かぐや姫を竹やぶで授かり、更に黄金や美しい着物まで授かった竹取の翁(おきな)は、姫の幸せを思い位の高い暮らしをさせようと都へ出ます。それが自分の務めだと思ったわけですが、嫗(おうな)は姫の様子を見て、都の暮らしが姫の幸せになっていないことを悟ります。
翁にとれば山での生活など苦労ばかり多くて、幸せな暮らしとは思えません。都で大きな屋敷に住む。煩わしい事は人に任せる。ましてや帝の女房になれば、後々までも・・・。
天上界はいわば極楽浄土。なんの苦労も、心配もない。さて、月に帰っても姫の思う幸せは其処にも無いように思えるのですがねぇ。
未見の方には“ネタバレ注意”です。
かぐや姫は月の都からやって来たのですが、ラストシーンの様子から月はいわば天上界、地球は人界という設定になっているようですね、この物語では。
で、実は彼女の前に人界(=人の世)に降り立ったことのある月の人がいたのです。その人はかつての人界での暮らしを懐かしみ、そこで覚えた歌を唄って帰りたいと泣いていました。かぐや姫はそれを見て人の世に興味を覚え、やがてそこに行ってみたいと思うようになったのです。しかし天上界から見れば人界は穢れた場所。そこに行きたいと思うだけで罪となったのでしょう。そして、その罰として人界に送られることになったのです。
う~ん。この辺の宗教めいた設定、僕はあまり深く考えないようにします。
ラストシーンでかぐや姫は羽衣を着ると人界での記憶がすべて無くなると言っていましたが、先に人界に行っていた人は何故覚えていたんでしょうかねぇ?あの人も羽衣を着て帰ってきたはずなのに・・・。
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[4.12 追記]
かぐや姫を竹やぶで授かり、更に黄金や美しい着物まで授かった竹取の翁(おきな)は、姫の幸せを思い位の高い暮らしをさせようと都へ出ます。それが自分の務めだと思ったわけですが、嫗(おうな)は姫の様子を見て、都の暮らしが姫の幸せになっていないことを悟ります。
翁にとれば山での生活など苦労ばかり多くて、幸せな暮らしとは思えません。都で大きな屋敷に住む。煩わしい事は人に任せる。ましてや帝の女房になれば、後々までも・・・。
天上界はいわば極楽浄土。なんの苦労も、心配もない。さて、月に帰っても姫の思う幸せは其処にも無いように思えるのですがねぇ。
それだけ想いが強かったというか、天上人には想定外という事でしょうね。
そんな女性の影響を受けた姫に対して、あんな罰を与える時点で未だに理解してないとも言えます。
これからも同じことを繰り返しそうで、天上人ってバカなんじゃないかと思ってしまいました(笑)
「水清ければ魚棲まず」とはちと違うかもしれないけれど、人の世は様々ですからね。
そこに生と死まで絡むと、ちとややこしや~、ややこしや~
珍しいタッチの絵だったのと、キャッチコピーの「姫の犯した罪と罰」が気になって見て見たのですが、話のつじつまが合わない部分も多かったですかね。
上の方のコメントのとおり、色々とメッセージが込めれれていたのでしょうかね。
興行的にも失敗したのでTV放送も1回切りらしく残念です。