Go/Dexter Gordon
(Blue Note BST-84112)
(Blue Note BST-84112)
このセンスあるカバーを初めて石丸電気のレコード棚で見つけたときには，まだ聞いたこともないデクスターでした。もう30年近く前になります。自分にとっての初デクスターはこのアルバムでした。パーソネルを見て，「クラーク入り，間違いなし！」の判断で1580円を払い黄色い石丸電気のビニール袋に入れてもらい新潟市内のジャズフラッシュに持ち帰りバイタボックスで聞かせてもらったのか昨日のようです。
メンバーはゴードン，クラーク，ブッチ・ウォーレン（b），ビリー・ヒギンズ（ds）のワンホーン形式です。演奏は，自分的には絶対的にB面です。ヒギンズのリムショットがたたき出すラテンリズムにのって出てくるゴードンのファーストノートを聞いただけでもグロッギー状態と言えます。続く歌心溢れるソロも秀逸です。続いて出るクラークのソロもスウィンギーですがどことなく翳りのあるピアノでクラークならではの美しいソロだと思います。2曲目の"Where You Are"のテナーを鳴らしきるバラードプレイの素晴らしさは筆舌に尽くし難い名演と思います。 蛇足ですが，これと同じメンバーの"The Swingin' Affair"もなかなかのできですね。
当時の新品ですが，ソリッドブルーの♪レーベル，ステレオ盤です。ブルーノートのタイポグラフィの極みとも言うべきカバーデザインが素晴らしいですね！皆さん所有されていると思われますし、皆さんの感想も聴いてみたいモノです。自分にとってはデクスターと言えばこの盤なんですよ！
でましたね！自分にとっても初デクスターがこの盤でした。何といってもこのカッコイイジャケットと大好きなソニクラ入りのワンホーンということで即買いでした。確か自分もcamperさんと同じく新潟石丸で20年位前に買いました。（東芝国内盤ですが）一発目のCheese Cakeにやられてしまい専らA面オンリーでしたが、camperさんはB面ですか！今度じっくり聴いてみよう（笑）
その後デックスは初期のサボイやベツレヘム、Dootoneなんかも集めましたがやっぱりこれとThe Swingin Affairが最も好きです！そういえば先日未だ未見の映画ラウンドミッドナイトのDVD見ようかと思ったのですが・・camperさんはご覧になりましたか？
そうすると、少なくても2枚は石丸電気がこのアルバムを売ってるわけですね。
初ゴードンがこのアルバムというのも奇遇ですね。このアルバム，フラッシュのマスター派良くA面をかけてた記憶があります。
ラウンド～については昔ビデオで見た記憶がありますね。ゴードンのしわがれた声での台詞が妙に印象に残っています。
このGo、昼間久々に聴いてみました。いいですね・・・デクスターは。あの雄大などっしりとしたノリ具合！デクスターのLPには、たいていバラードが入ってるのですが、B面２曲目のwhere are you?は・・・よかったなあ。なんというか「男の哀愁」みたいな感じ、出てました。このバラードは、ロリンズ「橋」のwhere are you に勝るとも劣らぬ名演だと思いましたね。
最初は自分はこのB－１"LOVE FOR SALE"が好きだったのですが，最近はこのハードボイルドな"Where You Are"のプレイが好きでなりません。さすがロリンズ好きのbassclefさん，橋にもありましたね！これもいい。でもやっぱりこの曲は自分的にはデクスターかなあ・・・