When There Are Grey Skies/Red Garland
(Prestige 7258)
(Prestige 7258)
サッチモで有名な曲ですよね。コロンビアのアール・ハインズとの共演盤やデッカのタウンホールコンサートのヴァージョンが良く知られていると思います。哀愁のあるテーマが本当に印象に残るトラディショナルの佳曲です。しかしながら我々ジャズファンには何と言っても本日アップのレッド・ガーランドトリオの演奏であろうと信じています。これはどのジャズガイド本にも載っていますよね?!
メンバーはガーランド,ウェンデル・マーシャル,チャーリー・パーシップのトリオですよね。A-1の静かなソニーボーイも有名ですよね。こんな演奏がA面冒頭に配されることは珍しいのでは?これも名演として知られていますが,2曲目の「My Honey's Lovin' Arms」を挟んで問題のSt. James Infirmaryは現れます。マイナーなこの曲をトツトツと弾いていくガーランドのピアノ、しびれます。そして自分にとって「うんうん」と言う瞬間が現れます。それはパーシップのブラシが入ってくるところでゾクゾクする瞬間です。当初は,再発ステレオ盤(カバーはB&W)で聞いていましたが、この盤でのその瞬間がより強烈です。 最近入手したBergenfield, NJのモノラル盤(カバーの上半分がピンク)でもパーシップが出る瞬間はいいのですがステレオ盤のようなビビッドな印象はやや希薄です。この瞬間のためにターンテーブルに載せるのですが、これに似たような瞬間はマルの超有名盤レフトアローンでも味わえます。トリオ演奏の後、マクリーンがアルトで出る瞬間です。やはりゾクッとしますね。ともに素晴らしい! 下の画像がステレオ再発盤です。
初めて新潟ジャズフラッシュで聞いてから、もう30年近くになりますが,ターンテーブルに載せるたびにこの瞬間を味わえる幸せ,ジャズを聞いててよかったと思わせる瞬間ですね。
すばらしいデスコグラフィーですね。
アップの2枚はいずれもUS盤ですが、国内盤CDではMy Blue Heavenがボーナス・トラックとして追加されているようですね。これは興味があります。
さらに、この2枚のUS盤のバックカバーの記載ではA面は3曲、即ちSt. James Infirmaryで終わりなのですが,実際は4曲収録されています。I Ain't Got Nobodyがクレジットされてないのです。クレジットを忘れたのでしょうかねぇ?オリジナルで忘れたモノだから後の再発でも書かれてないのでしょうか?。国内盤はどうなのでしょうねぇ???
うちに有るのは国内盤ですが、A面は3曲のクレジットでした。久しぶりに聴きましたが、本当に良いレコードですね。プログを見るようになって、聞くことも無く忘れかけているレコードをターンテーブルに乗せることが多くなりました。
レフトアローンのマクリーン
人によって印象は違うのですね。私の場合は、マルのソロの後のアルトの出だしが、それまでの雰囲気を壊す感じがしてピアノトリオで統一すれば良いのにと思っていました。
国内盤も確か上半分はピンクでしたよね。
A面3曲クレジットはうちのUS盤と同じなんですね。さすがニッポン!オリジナルを意識したカバーなんでしょうね!
レフトアローンの方は,トリオ演奏が突然再度に流れていくような不自然さを伴いながら,マクリーンが出てくるくだり,ここが好きなんですよ!まあ,好みですよね。(笑)
このレコード見過ごしてました!今までも何度か中古屋さんで見かけましたが、まあいつか・・なんて言ってるうちにとんと見かけなくなり(悲)セントジェームズが何といっても有名なんでしょうか。グルービーは勿論“天気”“赤い花束”“R・ガーランズピアノ”なんか持ってますがブライト&ブリージーとコレは未入手。欲しいですねー!
これとbright and breezyは60年代初頭のガーランドを語る上では欠かせません。いずれもチャーリー・パーシップが共演していますよね。見つければ絶対入手です。bright and breezyのgreen dolphinが素晴らしい!!!
メール、ありがとうございます。考える所あって掲示板を設置せず、67camperさんをはじめ、皆さんにご不便をお掛けしている点を、まず以ってお詫び申し上げます。
この盤は当初、67camperさんが言われる通り、ブルーラベル・シルバートライデントのステレオ盤でしたが、つまらぬ事で手放すハメになり、今、手元にあるのは国内・ステレオ盤(SMJ-6582)です。カッティング・レベルも低いし、音全体、精気が乏しいです。
残念ながらモノ盤は聴いたことがありません。でも、67camperお持ちのNJ盤(モノ)、この頃なら、限りなくオリジナルと思いますが、ブラシが入る瞬間がビビッドではないとは!、そしてB&W・ステレオ盤(未聴です)ほうがビビッドとは、ちょっと驚きです。僕もNJ盤を見つけたら、購入する所でした。
この点について、皆さんからのご意見、情報を僕も聞きたいです。
67camperさんのログをお借りして恐縮しております。
さて、自分のログに書いたように「パーシップのブラシが入る瞬間」はNJ盤(モノ)ではステレオの後発盤(bsさんのblue label, 自分のオリーブラベル)にくらべvividでないのです。bsさんの記事によると国内盤もこの「瞬間」が生気がないといいます。これで国内盤がモノだったら,「モノはダメ」なんじゃないかとハッと解決したかのように思えたのですが、国内盤もステレオと言います。自分の「ステレオが良くて,モノが悪い」と言う仮説はもろくも崩れてしまったわけですが、この「瞬間」の録音に対する皆様のご意見があればぜひ聴いてみたいモノですね。
偶然と言えば偶然、denpou3133さんと同じく自分のライブラリーにもガーランド名義のアルバムは30種類でした。このアルバムのように同じアルバムをステレオ、モノラルで2種あったりしますので枚数はもう少しありますが、30枚行けばほぼ網羅できているのではと推測いたします。
また、別ログへのコメントも期待しています!