67camper's Blog

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白人 East Coast Jazz

2006-05-24 07:34:30 | jazz & vocal
The Nature of Things/Lenny Hambro
(Epic LN3361)


 白人ジャズと言えば、50年代のパシフィックやモードに代表されるWEST COAST JAZZがすぐに頭の中に浮かんでくるが、ZOOT、ハル・マクーシックに代表されるような白人のイーストコーストジャズはこの時代にも確実に存在しま す。ここに挙げるレニー・ハンブロもそういったイーストコースターで、見たところ白人プレーヤーと推測しますがどうでしょう?  
 このアルバムは、SJ社’74年刊の“幻の名盤読本”で記載されていましたが、まあお目にかかったこともないし、多分以後も語られる事がないだろうと思っ ていたアルバムです。ハンブロはこれ以外にも, COLUMBIAにMESSAGE FROM HAMBROなる自分でライナーノートを書いているアルバムがあるのですが、そもそもこれを入手したのが始まりです。この盤ではピアノにウェイド・レグが 起用されており、大変リラックスしたアルトの演奏を聴かせてくれます。”良いなあ”と思い、パラパラと“幻の名盤読本”をやっていると本日紹介のこのアル バムが載っているではないですか。でも入手困難の代表的なエピック、まあ遭遇する事はないだろうと考えていました。3年ほど前、カンサスシティのレコード 屋から送られて来たリストにこのアルバムがあるではないか!!!24.99ドルどうしよう。エイ、買ってしまえという訳で入手したアルバムです。聴いてみ ると、“幻の名盤読本”の岡崎氏の解説通りクリアでフィル・ウッズよりやや細めの音ですが、モダンなパーカー系のアルトが全編にフィーチャーされていま す。ピアノが出色!!!エディ・コスタです。例の低音をいかした彼独特のスタイルがたまりませんね。A-1から例のトーンで絶好調なプレイが聴かれます。 この2人の他に、サルバドールとガルブレイスが曲によって入るクインテットの演奏です。こう言う渋いアルバムに遭遇できた時がコレクター冥利につきます ね。  
 エピックのモノ・オリジナル盤です。コスタが好きな方は、チェックされるべきアルバムと思います。


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10 コメント

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半風呂・・・。 (bassclef)
2006-05-24 09:45:35
camperさん、みなさん、おはようさんです。

またしても「う~ん・・・」ですよ(笑)

半風呂(笑)のエピック盤!本当に渋いとこですね。

この盤・・・僕もジャケとエピック盤ということにも惹かれて、狙ったことありますが、想像以上に上がった記憶があります。内容も良さそうですね。コスタも嫌いじゃないし、

camperさん、もう数年前にそのリストから注目するところが素晴らしいですね。ジャケ写真などなかったのでは?

それとこのエピック盤のラベルは・・・黄色のストロボ付きでしょうか?内袋はどんな?

よろしければお教え下さい。
エピック盤センターレーベル (67camper)
2006-05-24 18:50:33
bassclefさん、こんにちは。これは「う~ん・・・」アルバムでしょう!

あまり話題にならないアルバムかも知れませんが、“幻の名盤読本”でカバーフォト(白黒ですが)を記憶に残しておいたのがGETできたきっかけです。最近は、記憶力が落ちて、なかなかこんな芸当が困難になりつつあります(笑)

おそらく、bassclefさんは気に入るアルバムだと推測いたします。



このepicはカバーがstickerによる剥げがあります(画像のとおり)。センターレーベルはepicの黄色地に黒のロゴ、周囲の円周性のblack&yellowの縞模様があります。ストロボって、これの事ですよね???inner sleeveはオリジナルじゃない別の袋でした。盤質はEX~NMで$24.99なら、reasonableかと思っています。
ストロボ・・・。 (bassclef)
2006-05-24 21:24:59
camperさん、さっそくのepicセンターラベルの様子、どうもです。

>black&yellowの縞模様~そうです、そうです。その模様が黄色・黒で非常に狭い間隔でラベルの外周に印刷されてるのです。聞いたところでは、エピックの場合、「ストロボ付き」の方が、より古い盤だそうです。その後ラベルの黄色は同じですが、外周にストロボ印が付かなくなったらしいです。

拙ブログ<夢レコ>でも、いつか”EPICレーベル”の括りで何かやりたいのですが・・・いかんせんサンプルが少なすぎます(笑)

拙ブログでは「10月のエルヴィン」「1月のハワイ旅レコ」でそれぞれ「ストロボ付き」と「ストロボなしラベル」を載せました。なお「黄色の内袋」はどうやら「ストロボなしラベル盤」のオリジナル・インナースリーブのようです。最近、入手した他のエピック盤にも、同じ黄色のスリーブが付いてました。
epic盤 (67camper)
2006-05-24 22:32:34
bassclefさん、コメントありがとうございます。エピックのオリジナルと思われるアルバムは10-15枚はあると思いますが、健闘してみたところ番号のLG~はすべてストロボ、LN4桁はすべてストロボ、LN5桁はストロボなしではないでしょうか?(ざっと見ただけですので明らかではないですが・・・)



黄色のinner sleeveは一枚ありましたが、ストロボなしのプレビューコピーでしたので、はっきりしませんがやはり後期のものですね。

以上、ご報告です。

LN4ケタ、5ケタ。 (bassclef)
2006-05-25 21:35:51
67camperさん、エピックのラベルとLNナンバーの情報、ありがとうございました。こちらの6~7枚の手持ち盤を調べたところ・・・

アーマド・ジャマルのトリオもの2枚

ライオネル・ハンプトンの「アポロホール」

ラロ・シフリンの「spectrum」

オムニバス「after hours jazz」などLN4ケタ番号の盤は、全て「ストロボあり」でした。5ケタの2枚ほどは「ストロボなし」でした。camperさんの推察で、ほぼ間違いないように思います。EPICもおもしろいとこですよね(笑)
エピック盤 (67camper)
2006-05-25 21:47:21
推測当たっているようですね。

サウス・アメリカン・クッキンやウォームウッズ等、エピックの人気盤は、ストロボはなかなか望めませんよね。

うちはボーカルにもストロボがかなりありました。

人気盤は本当に入手困難なレーベルなのでしょうね!
半風呂! (swan)
2006-05-26 06:03:02
この当て字には笑ってしまいましたよ。



いやーこれまたマニアックな盤ですね。勿論(笑)未聴盤です。中古屋でもおそらく見たことないですね。早速ジャズ批評アルト特集読んでみると・・“パーカー系に属するがB・カーター流の軽快さと明快さ~”などとありぜひ聴いてみたいです。あとナットコールのAfter Midnightにも入っていたLonely Oneの作曲者というのも!でした。



何となくHal MckusickのTriple Exposure(プレステ・CostaのP)やベツレヘム盤(ガルブレイスがG)辺りを連想してしまいますがどうでしょうか?
McKusick (67camper)
2006-05-26 07:11:22
swanさん、おはようございます。

御指摘のように、白人イーストコースターで小鳥と言う点で似てますね。ややMcKusickのほうが線が細い感じでしょうか?ブラインドフォールドだとなかなかわからないでしょうね。この辺りのハンブロ、McKusick、クイル、マリアーノ、ゲラーあたりは区別が難しいというかパーカーの偉大さがわかると言うか・・・



ベツレヘムのMcKusickは未だに入手できない盤の一つです。

何度もGETするチャンスがありながら、悔しい思いをしている盤です。(笑)
白人アルト (swan)
2006-05-26 21:02:35
camperさんが挙げられたアルト奏者・・確かにブラインドホールド困難ですよね(笑)



私は最近G・クイルが好みです。ルーレットの3ボーン&クイルとかJ・ネッパーのベツレヘム盤なんか良いですよね。



村上春樹訳B・クロウ著の“さよならバードランド”にもクイルの話でてきますが面白いです。
ブラインド (67camper)
2006-05-27 02:22:40
swanさん、コメントをどうも。

白人ではpepper, woodsが傑出して聴かれてますよね。



でもこう言ったlittle birdsも渋みがあっていいですよね。

G.QuillあってのP.Woodsだと思います。

ブラインドは本当に難しい!!!

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