Seldon Powell
(日本コロンビアSL-5049-RO)
決して有名な画期的なプレイをするサックス奏者ではないですが、楽器は良く鳴るしスウィンギーな曲では乗ったプレイを、バラードではサブトーンを生かしたプレイと変幻自在、豊かなテクニックに裏打ちされたプレイはソツがない、本日の主役セルダンのスタイルを言葉にするとこんな感じでしょうか?彼はサドメル楽団でも活躍し、楽団の日本好演にも参加したテナーサックスプレイヤーです。そのプレイはジャジーで、充分にジャズファンを満足させてくれるのではないかと思います。本日は日本コロンビアにルーストの版権が会った頃、同社が粟村氏の監修でリリースした名前がそのままタイトルになっている一枚をアップいたします。
セッションは2つのグループからなりA面がノネット、B面がセクステット編成です。ノネットはJimmy Nottingham(tp), Bob Alexander(tb), Seldon Powell(ts ), Heywood Henry(bs, as), Pete Mondello(bs, as), Tony Aleas(p), Billy Bauer(g), Arnold Fishkin(b), Don Lamond(ds)、セクステットがJimmy Cleveland(tb), Seldon Powell(ts), Roland Hanna(p), Freddie Green(g), Aaron Bell(b), Osie Johnson(ds)のパーソネルです。元々のルースト2205がA面、ルースト2220がB面に収録されています。A面の"Why Was I Born"や"Autumn Nocturne"のようなスローバラードも良いですが、ハイライトはやはりB面セクステットの演奏だと思います。A面に比べれば良く知られた、それもかなり渋いメンバー構成でグリーンのザクザクリズムギターがサウンドに花を添えているのは言うまでもありません。監修の粟村氏が絶賛するB-1の"Sleepy Time Down South"はサッチモ以外では出色の出来らしいです。他にも個人的に好きな"Undecided"や”I'll Close My Eyes" 等が収録されているのもうれしいですね。
所有盤は前述のように日本編集ですので国内盤です。オリジナルはルースト2205, 2220です。2220はFSRで所有しておりますが見た事のない2205のオリジナルカバーも気になります。とはいえ、この日本盤カバーも相当カッコいいでしょう!?。残念ながら、棚から出ていた左側が3cmほど日焼け変色してしまいました。
ご紹介盤は前から欲しい1枚ですが、ついぞ見かけたことありません。確か吉祥寺のオヤジも絶賛してましたよね!自分の手持ち盤の中では確かBill EnglishのVanguard盤、JハモンドスミスBlack Coffee(Riverside)でパウエル聴けますが、実に渋いテナーですね。
カバーもカッコいいですし、camperさん羨ましいっす!
そうですね。
自分も購入したとき以外はみてない気がします。
どこかの中古レコードフェアみたいなところで手にしたアルバムだったかと記憶しています。
吉祥寺の店主も絶賛でしたか?!中間派的ですが、楽器の鳴り具合は申し分なしのテナーですよね。
ひょっとしたら一回しかリリースされてないかも知れませんね。粘り強く探すしかないのかもです。
元のroost盤・・・どちらも高そうですね(笑)camperさんがroost2205とヒントをくれたので、検索したら、出ました。
2205番のジャケットは、その日本盤と同じでした!というか、それを使ったのだろうから・・・当たり前か(笑)