Original Music From The Score "Alfie"/Sonny Rollins
(Impulse A-9111)
(Impulse A-9111)
ロリンズについてはもう、何も言う事はないでしょう。イマジネーションあふれるアドリブ,豪放でたくましいトーン、作曲の才能,すべてにおいて抜きん出た力は他のテナーサックス奏者とひとくくりにはできないタレントです。コルトレーンみたいに難しくないですし、自分が最初にライブで聴いたジャズジャイアントでもあり愛着があります。テナーサックスをゾウの鼻のように持ち上げながら吹奏する姿、サックスのベルに付けたマイクで喋る姿(彼はステージで動き回ります)など,自分の頭の中には、”無音のロリンズの動作”が焼き付いてます。
サキコロ、ウェイアウトウエスト、バンガードは彼の3大ヒットでしょうが,これと肩を並べる程好きなのが、本日アップのアルフィーです。みなさんご存知の様にマイケル・ケイン主演のイギリス映画のジャズバージョンです。といってもサウンドトラックではなく、ロリンズがこの映画のために書いた曲をインパルスからジャズバージョンとして発表したものです。岩浪氏によるとサウンドトラック自体はレコード化はされていないとのことです。オリバー・ネルソンのアレンジの素晴らしさも光るスモールビッグバンド編成で、メンバーも素晴らしいですね。フィル・ウッズ,ネルソン(as)、ロリンズ,ロバート・アシュトン(ts)、ダニー・バンク(bs)、JJ、ジミー・クリーブラント(tb)、バレル(g)、ロジャー・ケラウェイ(p)、ウォルター・ブッカー(b)、フランキー・ダンロップ(ds)の11人編成です。A-1のタイトル曲"Alfie's Theme"この一曲のためだけに購入価値のあるアルバムと思います。ダンロップのドラムのフィルインから始まりロリンズの音で始まるテーマでいってしまいます。ホーン陣のユニゾンにわたされ、バレル,ケラウェイとソロが入りますがこの二人のソロも完璧です。そしてロリンズのアドリブに入りますが、独特の音色で、次から次へと現れるイカしたフレーズの嵐!これぞロリンズの真骨頂!!!バックのダンロップの乾いたドラミングもいい味を出しています。B面最後にも同じく"Alfie's Theme Differently"がありますが蛇足です。片面聴きですから用事はありませんよね!
インパルスの再発盤ですがgate fold coverで映画のシーンがちりばめられた見開きページも映画音楽らしくって良いですよ。RVGの録音が素晴らしく,オリジナルはどんなか興味がある盤でもあります。
camperさんのブログでロリンズ出るの初めてでしょうか?自分もジャズ聴き始めに一番最初に好きになったテナーマンでした。3大ヒット以外の後期もの?でもこのアルバムとブリッジが好きですねー。仰るとおり何といってもタイトル曲につきますよね!ただし自分の所持盤は国内盤で見開きではないですが。やっぱりロリンズカッコイイです!
リズム隊も抜群です。
ところで、昔から気になっていたんですが、このタイトル曲でアドリブするロリンズの最初の部分は、キーが外れているというか、コードがアウトしているというか、ロリンズが出を間違えたというか、妙な雰囲気ですねよねぇ?
こう聴こえているのは、私だけでしょうか?
まあ、そこがスリルの源かもしれませんが。
ライブはソニーロリンズが最初でしたか、それは強烈でしたね。(^^)
タイトル曲につきますよね。
更に後期では、milestone jazz stars,next album, easy livingなんかもいいですよね。
ロリンズは難しい事やんないし、万人が認めるジャズジャイアントです!
コードからはずしてるなんて,とてもあり得ないと思ってました。
圧倒的ソロにただただ感心。
疑った事もなしです。
耳がおかしいのは前からですが・・・(笑)
”餅つき”!
座布団三昧です。
さすが!!!
気になっている映画の1つです。映画もみつつ、このアルバムも探してみたいと思います♪
自分もこの映画そのものは見ていません。
もう圧倒的なロリンズを聴くだけで充分です。
アルバムは中古屋さんにはゴロゴロしてると思いますよ。
超有名盤ですからね!
また感想でもいれてください。
そうですか,予想通りオリジはいいんですね。
インパルスのオリジはカバーもコーティングが良く効いてていいですね。
復帰/引退の繰り返しがあるように凄い繊細な方ですよね。
豪快/繊細が同居した一般ピープル的なところが彼のひととなりなのだと思います。考えてみれば,パウエル,パーカー,ペッパーなどみんな同じですね。