覆面評論家 改

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日本の弥栄を祈念

決定力不足だけが日本サッカーの問題ではない!中村俊輔に聞いてみよう

2008-08-03 12:03:44 | 中村俊輔
JOMO CUPの日韓対決は、Jリーグ選抜がKリーグ選抜に1-3と完敗。代表同様の決定力不足を露呈し、視察した日本サッカー協会・犬飼基昭会長と日本代表・岡田監督2人の不興を買った。

「サッカーはした方が勝つ。ボールを支配し回しているだけでは勝てない。」と犬飼基昭会長は怒りをあらわにしている。

またもや決定力不足が露呈した形となった。しかしそれと同じくらい深刻な問題は、最初のJリーグ選抜の失点である。

前半37分のKリーグ選抜のフリーキックを、楢崎正剛が好セーブした。しかし弾いたボールは、フリーの崔成国が押し込んだ。せっかくの楢崎正剛のプレーを、Jリーグ選抜のフォローがないために無駄にしてしまった。

この失点の最大の原因は、崔成国をフリーにしたことである。崔成国がゴールに詰めているのに誰もついていかない。距離からしてマークにつけるのは、2・3人はいたはずである。しかしボンヤリして見逃してしまった。

この事実は日本を代表するレベルでも、ボールと敵1人にしか神経を使ってないことの証明である。広い視野を持ち、全体に注意を払える中村俊輔レベルの選手が大勢育たないと、このケースのプレーはなくならない。