覆面評論家 改

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日本代表の不人気を救う? 中村俊輔を追え大久保嘉人・松井大輔・遠藤保仁

2008-02-10 08:41:03 | 中村俊輔
サッカーワールドカップ南アフリカ大会アジア3次予選、2月6日の日本-タイ戦が行われた埼玉スタジアムは、収容人数6万3700人に入場者数は3万5130人と、日本代表の不人気を露呈した。前売り入場券は約3万1000枚で、当日券も約1000枚しか売れていない。

不人気について問われ「私の興味は試合の内容、結果に集中している。特に気にはしていない。原因は協会が考えてくれると思う」と岡田武史監督は発言した。

全くそうである。岡田武史監督のするべきことは、勝てるチームをつくることだ。岡田監督が目指す、世界3位をとれるだけの実力をチームにつけ、ファンに「世界3位本当にいけるのでは?」と思わせることが、観客動員につながる。

最近のサッカー日本代表の不人気の遠因は、2006年ドイツW杯での惨敗である。その醜態ぶりで、応援する気持ちが萎えてしまった可能性がある。そしてW杯が一つの区切りである。程度の差はあれども落ち込むことは必然ともいえる。ドイツW杯で将来の期待を抱かせる結果であったなら、落ち込むことはなかったとの推測はなりたつのではないだろうか?

イビチャオシム監督が就任してから、日本代表に新顔が大勢登場した。有望な選手を新たに発掘したことので、日本代表にはプラスである。しかし人気がある中田英寿は旅人になり、小野伸二や稲本潤一も代表に呼ばれない。中村俊輔や高原直泰も当初は呼ばれなかった。多少ともカリスマ性があるスターが姿を消したチームが、人気を失うのは当然ともいえる。

日本代表が生まれかわる過渡期であるため、仕方のない現象かもしれない。日本に新たなるスターが誕生し、牽引するようになると人気を復活するだろう。それは大久保嘉人・松井大輔・遠藤保仁かもしれないし、10代の選手が急成長し日本の頂点に登ってくるかもしれない。逆に言えば、10代の選手がトップを脅かすような状況がないと、日本も成長が遅れるだろう。若い力の台頭が日本代表に、実力と人気をもたらすことになる。