中村俊輔に何を言いたいのか？ ストラカン監督

セルティックＭＦ中村俊輔が、欧州ＣＬのベンフィカ戦で出番なしに終わった。欧州ＣＬ本戦では出番なしは初めてで、重要な試合にはことごとく出場していただけに、様々な憶測がされている。

中村俊輔は「レンジャーズ戦で調子が良くなかったから、その罰だと受け止めている。マザーウェル戦で頑張りたい。」としている。

ストラカン監督は「私の優先順位はＣＬよりスコティッシュリーグの方が高い。中村俊輔を起用しない方が、守備的な試合ではチームが機能すると考えた。過去には外して機能した試合もあった。目や技術的な問題やハートの問題ではない。たまにはピッチの外から試合を見るのも良い経験だと思ったからだ。」と発言し懲罰とはしていない。

ストラカン監督の発言は、ほぼ本音であるだろう。そして罰であることも間違いない。ストラカン監督はチームを統率するために、レンジャーズ戦で失点の原因をつくった中村俊輔に罰を与え、他の選手から不満がでないように公平に扱うことは必要なことである。

又、体調が悪くて動きが悪いので起用しないことは当然であるし、中村俊輔を休ませて温存する意味もあるのだろう。

ストラカン監督の「ピッチの外から試合を見るのも良い経験だと思ったからだ。」この部分は特に重要と考えたい。

中村俊輔の２５番の背中を、ベンチから見つめている選手がいる。どんな気持ちで見ているのだろうか？そしてストラカン監督と中村俊輔の視界は違う。ストラカン監督に見えているものが俊輔に見えていない可能性がある。プレーでは十分に視野が広い中村俊輔である。プレー外での視野もどんどん広げたい。