何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

明日へと続く約束

2022-01-20 09:51:25 | ひとりごと
ワンコが天上界の住犬になって丸6年
あの年は異常なくらいの暖冬で、丑三つチッチに起きることも全く苦にならないほどだったのに、
その前日突如大寒波に見舞われ、
今日は寒いから皆で枕を並べて寝ようとなり、(皆で枕を並べるなんて後にも先にもあの時だけだよ)
すると、いつもは夜鳴きや丑三つチッチで起きるワンコが気持ちよさそうに鼾をかいて寝ていたから、
皆、久しぶりに安心してぐっすり眠ったんだね


激寒のなか咲く庭の花
夏頃購入し鉢植えしていた花。
晩秋には枯れ、名前も忘れてしまったけれど名残惜しく、ポットから出し庭に地植えしていると、
元旦の朝きれいに咲いてくれたんだよ
夏から初秋の花だったように思うのだけど、
お日様を向いて花びらを広げているのが、
にこにこ笑顔のように思えて
ワンコを思ったんだよ
 
そして、朝目覚めると、
いわゆる下顎呼吸で、その時を悟ったのだけど、
ワンコは顔ぜんたいに笑みを浮かべていて、
ほんとうに、その時が何時だったのか分からないまま、
笑いながら眠りながら、天上界の住犬になったんだね
 
ワンコがあんまり笑っているから、
そうと悟りながらも実感がわかないまま、丑三つチッチの度に夜空を見上げて約束したことを語りかけていたね
 
オリオン座のそばで燦然と輝く おおいぬ座のシリウス
 
あの 人を導くものといわれるシリウスのように、
いつも守っていてね
たとえ触れることができなくなっても、
いつもそばにいてね・・・と
 
丑三つチッチの度に、そして
眠りながら笑いながら眠っていくワンコに、
お星さまの約束を語っていたね
 
最近くそ忙しくて夜空を見上げる余裕がなかったのだけど、
20日明け方ふと目が覚め手に取った本のページに、
こんな言葉があったから、
ワンコ、君を強く強く感じたんだよ
 
(『 』「あしたの君へ」(柚月裕子)
『空を見上げた。
 人工的な光が少ない町の空には、オリオン座がくっきりと見える』
 
あぁワンコだ
ワンコの本丸の日に
ワンコが約束を守っていると教えてくれているんだと感動した時に目に飛び込んできたのが、
その一行前にある一文なんだよ
 
『頑張って悩んでいる人の力になってあげて』
 
そうだねワンコ
私はまだまだ未熟者で力不足だから、
力になる、というほどのことはできないかもしれないかれど、
一生懸命応援し伴奏することはできるよね
だから私の応援と伴奏が少しでも役に立つよう、
ワンコ 私を応援して伴奏してね
 
こんな劇的な本丸6年目の朝をプレゼントしてくれて
ありがとう
来月からもお告げの本よろしくね
ワンコ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうね
年末押し迫って帰省した君は成人式がすむなり行ってしまったね
首都直下地震なんて言われるから、「いつも鞄に飴を入れておくように」と色んなアメを用意して待っていたけれど、とんでもない事件がおき、思わず「防災グッズだけでなく防犯グッズも用意しなきゃ」と思ってしまったよ 
もともと気象物理学と並んで興味をもっていた分野とはいえ、物理化学畑だった君には内心忸怩たる思いもあるのかもしれないけれど、きっといつかその道で良かったと思える日がくるよ
又そうなるよう祈っているよ・・・とハチ公にもお願いしておくね
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